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2023 沖縄⑦驚異的な腹持ち。(完結)

1月3日。実質的に沖縄最終日。

糸満市の道の駅で目覚める。ほどよいおじさん2人は「ひめゆり平和記念資料館」へ。


撮影は禁止…意を決して入館。

凄まじい事実(女学生達がやってきたこと、犠牲になった方々の紹介、日記とか死因、遺品、等々…)で圧倒され過ぎて言葉が出ない…

情報量が凄過ぎて半分も観れてない。

簡単に表せない感情を抱え、募金して退館。

無言のまま平和記念公園へ。「言葉に詰まる」とはこの事か。


公園をサラッと観て、再び資料館にもどる。

資料館の向かいの食堂で朝ぐわんを食うのだ。生きるために、生きるために!

「沖縄のみそ汁」が気になっていたのでソレを!喰らう!のだ!

入店。開店間もないのか客は俺らだけ。マダムに「みそ汁定食」と告げる。

が、「沖縄ソバにしてくれよ…」と衝撃の返答!かなり「イラッ」としたが飲み込んで、美しい声で再び「みそ汁定食をくれ」と告げる。

沖縄のみそ汁、食ってみたかったので譲れんのだ。あとがないんじゃ、あとが。

で、ブツ到着。デカい。「デカい」とは聞いていたが想像よりデカい。野菜がモリモリ!ヘルス!生きる!


「白味噌の鍋」食ってるみたい。美味い。ボリュームが凄い!

いいなコレ。何と無く先程のイラつきが消えていくわい…

俺ぁ単純な男さ…

馬鹿みたいな勢いで食い終わり、レジで「会計を別々にしてくれ」と告げる。

マダムが「忙しいからまとめろ」的な言葉を吐いたので、本気の巨大舌打ちが出てしまった。あと、睨んだ。

客は俺らだけじゃねぇか。レジ打ちが1人増えたくらいで何だ!なら辞めちまえ!俺は単純なんだぞ!とか思ったけど、クチには出さずに堪えた。初堪え。

渋々別会計にしてくれたが、何かモヤモヤする。

「爪欠けろ」とか「風邪ひけ」とか精一杯の悪意を置いて、再び那覇市へ。

「漫湖公園」をブラブラ。ここだけじゃ無いけど、沖縄、猫が多いなぁ…住みやすいんやろな。ハァかわい。


湿地帯にはマングローブがモッサリとアレしとる。生命力!漫湖!

結構な距離を歩いたが全く腹が減らん…驚異的な腹持ち「みそ汁(沖縄の)」!恐ろしい子!

沖縄最終日はホテルをとっていたので夕方チェックイン。

荷物を置いて、「メシでも喰おう」と街をウロつくが年末年始&変な時間帯ってことで行きたいお店が開いてない…ガッデム(畜生)!


あちこちウロついて、結局どこもダメで、先日行った「いちぎん食堂」さんへ。

いちぎん大好き!凄い頼もしい!もういちぎんがイイ!最後の砦、いちぎん。

U氏「中味そば定食」俺「ちゃんぽん」。

スパム的な肉片、もやし、からし菜?的なモノを炒め、卵でとじて、醤油系のタレがかかったモノ、オン・ザ・ライス。沖縄のちゃんぽんはご飯物なのだ。


鼻息を荒げ完食。美味いけど、「毎食では無く8回に1回くらいなら」程度の美味しさ。(個人的な感想)

その後、飲み放題がある居酒屋に移動し、オリオンビールで開幕。

泡盛の飲み比べ等、ダラダラ飲み始める。(withうみぶどう、豆腐よう)

アァ旨ぇなぁ…北陸に帰りたくない…住みたい…永住したい…

叶わない事と判っている。が、おじさんだって夢見てもイイじゃない…酒飲んで叶わない夢見るの。

こうやってココロのバランスとって何とか生き残るのだ…

飲酒しながら検索していたら、食べたかったが諦めていた「骨汁」提供店が見つかり狂喜!しかもホテルの近く!

タイガー・ジェット・シンみたいなツラで骨汁をねぶり倒す。美味い!


ホロホロに煮込んだ豚の骨。ソレに付いた肉を喰らうの…もっかい食いたい…大好き…


フラフラとホテルに戻って気絶する様に寝て沖縄の行動を締め括る。

翌1月4日、快晴。

いよいよ沖縄を発って、それぞれの暮らしに戻る日だ。

那覇空港で最後の沖縄ソバ…貴様、大好きだ。


ソバ以外にも大好きな物や街は増えた。ソレらと一時お別れだ。

さようなら沖縄大好きだ住みたい暮らしたい…

翌日、そんな甘い夢をブチ破るように、雪の小矢部で労働した。


またひとつ旅を終えた。相変わらず北陸の冬空は百田光雄のタイツ色で、道路はビチョビチョだ…

沖縄…また行きていなぁ…


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