見出し画像

「西日本の旅 大阪」5西成パワージュース

2023 12月31日。年内最終日。

大晦日は大阪で過ごす事に決めた。

昼頃に大阪の十三に到着。行った事なかったから…十三…うん。


しばらく徘徊した後、駅に入って立ち食い店で「かすうどん」を吸う。



ふるえるうまさ!貴様、好きだぜ!劇的にうまみあり!!

崇山祟先生


腹を満たした我々は電車に乗り込み「難波駅」下車。

しかしまあ凄い人出だ…しかもほぼ外国人だ…

道頓堀のグリコ看板到着。外国人密度が更に上がる。


「ココがグリ下かぁ…」とか思いながら通るが、余りにも人が多くて疲れてきちゃった。


「ホルモンでもつまんで昼酒でも…」と、以前から行きたかったお店をスマホで検索。「開店中」との事だ。

地図アプリを頼りに、お店の前まで来たが閉まっていた…


声にならない声を漏らし膝から崩れ落ちる。

「年の瀬だ、仕方ないのだ…」と己に言い聞かせ下唇を噛み締める。

「気丈に振る舞う女子」みたいな感じで声を張り、行動再開。

有名店の有名カレーを喰らうが特に感動は無し。一回でいいな。うん。旨いけど。


食べたら少し元気が出たので、千日前の飲み屋街をウロついて、スナック看板を撮影して過ごす。

ヒエラルキー


が、余りにも広大でキリがなく、再びグッタリしてきたので、空いてた居酒屋で飲酒スタート。一年を終えよう…


酒も回ってきたので、河岸を西成に移すことに。

(駅名忘れ)駅で降りて歩いて行くと「うさ耳をつけた紳士」が自作?の詩?を唸っている。


「汚めのポエトリーリーディング…」とか思いながら通り過ぎる。時折不気味なタイミングで入る柏手がいい。

駅から出て数分でコレよ。イイぞ、やはり好きな街だ。


更に「通行人に怒声を浴びせる紳士」をニヤニヤ観察した後、通天閣近くに着いた。

怒号


すると「車道と歩道を分ける柵」的なものの上で器用に寝ている紳士に遭遇。


物凄いバランス感覚だ…


少し「美しい」とすら思った。


さすが日本の飲酒シーンを牽引する街、西成よ…役者が揃っとる…最高やな…


酒しか売ってない自販機で熱燗を買ってウロつきながら飲んでいると、何か奇怪な文書が落ちてたり。


ソレをクスクス笑いながら撮影。すごくイイ。

すると、少し離れたところに居たジジイが何故か「日本のぉ!!!国民としてぇぇ!!!!」とか怒号を吐きながらコッチに歩いてくる。

「木彫の人形」的なヒョロヒョロなヴィジュアルの爺さんなんで、まっったく恐ろしくは無い。

怒号に適当な相槌をうって遊ぶ。ジジイがヒートアップしてくる。ニヤニヤが止まらない。

ギリギリまで引きつけ、笑いながら逃げる。

我々は、とても意地悪な表情(かお)をしていたに違いない。

その後、串カツ屋、メイド居酒屋(フツーの飲み屋だった)を経た。


終電の絡みもあって、西成では年は越せなかったのが残念だが、大好きな街だ。また来よう…

終電に揺られヤサに戻り、激動の一年を終えた。

翌朝、元旦から奈良の「高取城」をアレしてから帰路についた。


旅は終わった…
  
















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?