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「コズミック 世紀末探偵神話」清涼院流水

せいりょういんりゅうすい、ですって。
清涼飲料水とは関係無いらしい。。ほんとか。

もうストーリーがぶっとんでる。
あほほどページ数あるし。
ミステリ界で賛否両論巻き起こした、問題作だというのもうなずける。

密室卿と言う謎の人物が、犯罪予告を出す。
今年1200の密室で1200の殺人が行われる、と。
で、色んな密室で事件が起こる。
複数のシチュエーションで不可能犯罪が描かれる。

そして解決側もすごい。
JDC(日本探偵倶楽部)なる組織が事件の捜査を行う。
法務局にも認可された名探偵があつまった組織。
みんな本名を隠すため”Dネーム”っていう中二な名前をつけている。
で、推理方法も様々。
例えば、絶対間違える推理をする探偵がいたりする。
100%外れる天気予報は、90%あたる天気予報よりも価値があるとか。
なんかワンパンマンのヒーロー協会みたい。

設定もぶっとんでて、真相もぶっとんでる。
変な小説だった。

ただ、このJDCという設定にはみんな魅力を感じるようで、その設定を利用したフィクションが何本か出ている。

なんというか、、なんか何とも言えない味の食べ物食べた時、誰かに一口かじってもらいたくなんない?
そんな気持ちでの紹介。

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