成果主義と派遣社員とヒス女

派遣社員です。（猫かわいい）

何度もnoteでお伝えした通り今も派遣社員です。
働く理由にタイトルをつけると
「何もない自分に付加価値を求めて」
そんな感じです。

そんな今日だって「友達が欲しい」「話し相手が欲しい」と
心の中で叫んでいますがその術を知らずただ一歩前へ出るため働いています。

してその職場。

訳あったりなかったり、いくつかの場所で働いてます。
派遣社員長くやってますもので…

そんな派遣労働経歴の中、ぶっちぎりで大手と呼ばれる規模だけはピカイチでっかい組織の隅の隅、陽の当たる当たらないどころではない、空気まで淀んだカンパニーヒエラルキーの地下の地下の地下、マントルあたりまで沈んだ深い深い地底の最果て下層ゾーンで（しつこいですね）
今現在働いています。

私のいる部署に他の派遣さんはいません。
つまり360度「社員」の中の「派遣一点」、「組織のシミ」のような存在感で存在しています。していますというかそれが自分の実感です。
そして見渡す限り360度にお控えなすってる社員様のお忙しいことお忙しいこと。一日たりとも定時では帰れぬお忙しさ。
「下らぬ質問はするな」「同じことを何度も聞くな」
なんなら「こっち見んな」の威圧オーラがそこかしこに漂うという…

なんなんですかね。

曖昧なものを理解をしたく問うてはみても
返ってくる答えは常にAかＢかの二択にすり替え。
世の中は全て二択で回っているかの様、使う言葉は少なくて済むし
「説明」「解説」を口頭でするといった野暮は時間の無駄。
そんなものはトリセツに任せればよい。
なきゃただやればよい。

「あの～これやってること意味わかんないっすけど～」
だから業務の意味を聞くなど御法度中の御法度。
「それでずっとやっている」ことにしなければ社員様の首が締まる。
今が手一杯なのにイチイチ仕事に意味など問うてる暇はない。
現行作業がどんなにドン臭くても、平成感漂う仕様でも
そこに疑問を持ってしまったら…PDCAっていうんですかね、ちらつくワード、業務改善？提案？担当？は？
（なんかそういう会議だミーティングだのの話題になる例のヤツ）
大事ですよ、オオゴト。

てゆーかね、同じことを人間100時間やってりゃだれだってその道のプロになれるとかいうじゃないですか。

それをね、「即戦力」だとかでそこに突っ込まれる派遣社員の気持ち
そんなもん誰も取り合いません。
どんだけトンチキな仕事だろうがそれをただ黙ってやることで組織は確かに回る。
底辺の底辺の小さな小さな本に湧くシミのような動きだけど、それがなきゃてっぺんのでっかい大きな渦の回転がほんの少しぐらつく。

常に完璧、間違い、遅延は命取り
触らぬ神に祟りなし
これぞ　成果主義

私はただ、わからないことを聞きたいだけなんだけどね。
そう、都度ご教授いただければホンット、幸甚なのですよ。
些細な事でもチリツモです。

あ、あと、ひとりだけ例外が…
ヒス女、いるもんです。いるんですよ。でもあれはイカン…
聞けば同じ昭和の「バブリーヒス子」。
絶滅したかと思いきや大きい組織にひっそり生息していた…
仕草からヒス仕様まで何から何までそれはまるで生きた化石。
獲物（私）ロックオンで逃げ場なし。
いつまでもつか…

自分を探したいのに見つけられて獲物にされるこの頃。
職場で友達を見つけようなどと思ったことは一度もないが
ここで精神は病みたくはない。
ただ私は仕事も自分も前に進みたいだけなのだ。
この年だけど、
何にも見つけられなかったこの人生に
何かを見つけたいと思う

そんな50代の夜を今日も過ごしています。

7/11　明日はハッピー金曜日