【キッチン】
こんなにも名作なのに、なぜ読んでなかったんだ!私よ!
やっと手にとれて、読んでよかった!
素敵な言葉が散りばめられています。
著者 吉本ばななさん
あらすじ
祖母が亡くなり天涯孤独になった、みかげ。
—うちへ来ませんか。
と祖母の行きつけの花屋でアルバイトをしていて、同じ大学の雄一が訪ねてくる。
綺麗なお母さん、えり子さんも快く出迎えてくれる。
元々はお父さんだったと言う。
みかげは、彼らの家の台所を信じた。
そして、彼らの笑った顔が神仏みたいに輝くのをいいと思った。
そこから3人の生活が始まる。
満月ーキッチン2
えり子さんが殺される。
既に別々に住んでいたみかげは、雄一のために料理を作る。
えり子さんがいなくなり、雄一の気持ちを分かってあげられるのは、みかげ。
2人のかけ合いがとてつもなく切ない。
感想
彼らの生活の中の、生と死を象徴するものがさりげなく出てくる。
雄一が花屋で働いていたり、みかげが料理に没頭したり、雄一が小さい頃に飼っていたペットにみかげが似ているとか。
言葉の選び方がとても綺麗だと感じる。
何度でも読みたい本です。
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