あなたはワクチン打ちますか?
最近は、日本でも、いよいよワクチン接種の問題が
現実的になってきました。
すでに打たれた方もおられるでしょうし、
早く打ちたいと思っている人もおられるでしょう。
副作用が怖いので打ちたくない。
そもそも効果があるのだろうか?
と思っている人もおられるでしょう。
自分は打ちたくないけれども、
でも、周りのことを考えると、打つしかないのかなと思ったり、
ワクチンについては、様々な意見があります。
元ファイザー研究責任者 マイケル・イェードン博士の警告
そんななかで、昨年12月1日、
元ファイザーの呼吸器研究責任者であるマイケル・イェードン博士と、
肺の専門家で元公衆衛生部門の責任者であるウォルフガング・ウォダーグ博士が、
EU全体の医薬品承認を担当する欧州医薬品庁(EMA)に、
すべてのSARS CoV 2ワクチン研究、
特にBioNtech/ファイザーのBNT162bに関する研究の即時停止を申請しました
https://bit.ly/3eJepNC (英語です)
それは主に以下の4つの理由からです。
・実験用の猫が全て死んだため
・女性の不妊を引き起こす可能性があるため
・70%の人がアレルギー反応を起こす可能性があるため
・研究期間が短すぎ、長期的な副作用を推定できないため
また、最近見つけた日本語の字幕入りの動画では、
マイケル・イェードン博士は元ファイザー副社長で
科学主任だったと紹介されています。
https://bit.ly/3gYdprs
ここでイェードン博士は、
・マスクは効果がないので必要ないこと。
・ロックダウンは感染予防には全く効果がないので止めるべき。
・ワクチンは接種してはいけない。
なぜなら、それは遺伝子によるもので、
スパイクタンパク質を誘発する、非常に危険なものだから。
ということが語られ、ワクチンパスポートが導入されたら
後戻りできなくなるので、今すぐに行動すべきだと語られています。
もちろん、これらの主張には反論があります。
他の研究者やファイザーの広報担当者などから、
女性の不妊を引き起こす可能性は確認できていないということや、
感染予防効果などについて別の証拠も出されています。
ただ、ここで事実として言えることは、
m-RNAワクチンについては、長期的なデータがないので、将来このワクチンを打った人に何が起こるかわからないということです。
博士が指摘されているように、
「研究期間が短すぎ、長期的な副作用を推定できないため」
というのは事実です。
従来ワクチンの開発には、その副作用や危険性などをテストするため
10年ぐらいの歳月をかけて開発されます。
現在のm-RNAワクチンについて知るためには、その前提知識として、
ワクチンとはそもそもどのようにして作られるかについての基礎知識を持っておくことが助けになります。
ワクチン開発について
ワクチンの開発は、普通の薬より、より慎重にならざるを得ないので、非常に難しいとされています。
なぜなら、普通の薬なら、病気になった人間を治すためのもので、万が一薬の副作用や薬害が出たとしても、被害というのはその一部の人間に限られます。
しかし、ワクチンはほとんどの人間に打つことになり、しかも、健康な人間にワクチンを打つことになるからです。
そのワクチンが、もし万が一人間に害があれば、非常に大変なことになります。
だからワクチンの開発は、普通は大体10年単位で、10年以上かかるとされています。
例えば、C型肝炎は30数年間ずっと、一生懸命開発しようとしても、有効なワクチンが出ていません。エイズウイルスに対してもそうで、有効なワクチンがまだ開発されていません。これは30~40年の時間を費やしても、まだできていないのです。今回と同じコロナウイルスであるSARSに対するワクチンもありません。
それほど、ワクチンの開発は難しいものなのです。
ワクチンの作り方は、基本的にはタンパク質から作るか、DNAから作るか、そのウイルスを運ぶものから作るかといういくつかの方法があります。
薬の臨床試験は基本的にはワクチンも薬も、大体3段階でなされています。
第1段階のワクチンは、まず有効性よりも有害であるかどうかを試験します。
ワクチンの接種を受けた志願者は、そこのワクチンをやって体にどんな害が出るのかというチェックをされます。
通常のワクチンなら、薬ができて、その試験は大体3~6ヵ月の間にみることになります。なぜなら、ワクチンが体の中に入って、その抗体ができるのは大体2週間~2ヵ月くらいかかるので、それによって害があるかどうかは、最短でも打ってから3ヵ月くらいみないと分かないからです。
それで害がなければ、それから第2段階のフェーズ2になります。そこで初めて、それが効くかどうかという臨床試験に入ります。
それから第3段階では、害と有効性というのを、やや多めの健康な人間に打つことで行います。それぞれ大体3~6ヵ月くらいの期間がかかります。
つまり、どんなに早くても臨床試験でも1年半くらいかかかかって、それから膨大なデータが出てくることになります。
それから、それぞれの患者にどういう反応があるのかなど、そのデータを調べ、そのデータを調べるためには普通は1年くらいかかります。
それでようやく国としての認可がおりて、それからワクチンの生産にかかりますが、そのワクチンの生産には膨大な資金が必要になります。
ワクチンの生産は、普通の薬品と違って非常に高度な技術を要するし、汚染対策も非常にきちんとするひつようがあるので、大量生産になるまでには数ヵ月単位かかります。
そしてワクチンは、1人や2人にだけ打つのはあまり意味がないので、全体的に打つことになります。
日本であれば、今すべての人間が1ヵ月くらいでワクチンを打てるとして、ワクチンを打ってから効くまで、インフルエンザの場合は普通2週間~2ヵ月くらいで、2ヵ月くらいで抗体が一番ピークになると言われています。
つまり、臨床試験に1年半くらい時間がかかり、審査はさらに数ヵ月かかり、1年9ヵ月くらいになります。さらに生産となり、そこからさらに全員に打って効くまでになると、これだけでも2年弱はかかると考えられています。
新しい変異ウイルスとワクチン
さらにそのワクチンができたとしても、新型コロナウイルスは変異が早く、インフルエンザと同じように、次の新しい変異ウイルスには効かないとなると、次から次へとワクチンを改良していかなければならなくなります。
ワクチンの難しいところは、すべての種類のコロナウイルスに効くものは存在しないというところにあります。
例えばインフルエンザの場合、年に1回打つ必要があります。
もう1つの例として風邪があります。この風邪のウイルスは、基本的にはほとんどコロナウイルスと言われています。なぜ風邪にワクチンがないのかというと、風邪のウイルスはほとんどがコロナウイルスで、RNAウイルスで、非常に変異が早く、結局そういうワクチンはいまだに存在しません。つまり、このウイルスは永遠に存在するということになります。つまりは、このようなウイルスは絶滅は不可能なのです。
m-RNAワクチンとは?
以上のワクチン開発のプロセスからわかることは、今回のm-RNAワクチンというのは、今まで人間に使われたことのないワクチンであるにも関わらず、そのための臨床試験が十分には行われていないということです。
打った人が3年後、5年後、10年後にどうなるか、まだ、なんの情報もないのです。
m-RNAワクチンというのは、すでにこの原理そのものは10年ほど前から知られていたのですが、これまでそれが実用化されることはありませんでした。
どうしてなのでしょうか?
それにもかかわらず、今回急遽このようなm-RNAワクチンが実施されるに至ったのにはわけがあります。(それについて書くと長くなるので、ここでは触れません)
そもそも、m-RNAワクチンと呼ばれていますが、実は従来から言われている「ワクチン」という定義には当てはまりません。
従来のワクチンというのは、
「病原体から作られた無毒化あるいは弱毒化された抗原を投与することで、体内の病原体に対する抗体産生を促し、感染症に対する免疫を獲得する」ものです。
(ウィキペディア)
このようなワクチンは感染症予防において最も重要かつ効率的な手段とされ、世界各国でワクチンの予防接種が行われているのはこのワクチンです。
ところが、今回のいわゆる、「メッセンジャーRNAワクチン」と呼ばれているのは、
ウイルスの「設計図」を注射することで、人体にウイルスの一部を作らせ、そのウイルスに対する抗体を作ることで、抗体産生を促し、感染症に対する免疫を獲得するものです。
このように遺伝子を含んだワクチンは、これまでのワクチンとは言えないという見解があります。
それをワクチンと言っているのはなぜでしょうか?
本来なら(ワクチンでないなら)新薬として開発され、新薬としての開発プロセスが必要になるはずです。
新薬であれば、動物実験や長期毒性の審査が必要ですし、認可にも時間がかかります。それをワクチンと認定することで、そのプロセスをしないで済ませているのではないかという疑問があります。
ファイザー社のワクチンの特徴
ファイザー社のワクチンの特徴として、厚生労働省のWEBページには次のように書かれてあります。
「本剤はメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンです。SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤になります。
本剤を接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。」
https://bit.ly/3xGyOLJ
メッセンジャーRNAワクチンの仕組みについて
この新型コロナウイルスメッセンジャーRNAワクチンの仕組みについては、首相官邸のYoutubeに動画による説明がされています。
https://bit.ly/3eGCIeY
しかしこの説明の中に、
「*ウイルスそのものではないので、感染症の症状を引き起こすことはない。
*体内には数日から1週間程度残るもので、人の遺伝子に影響を及ぼすことはない。」
と書かれているのは正確ではありません。
「ウイルスそのものではない」としてもm-RNAで同じようなものを作るワケなので「ウイルスそのものではない」と言われても疑問が残ります。
事実としては、「感染症の症状を引き起こすことはない」かどうかはわからない(その情報がない)というのが正直なところでしょう。
ワクチンなら、抗体を作るために、病原体をあらかじめ体内に取り込むわけですから感染症の症状を引き起こすことはあります。
そしてm-RNAワクチンにも副作用があることは報告されているので、「感染症の症状を引き起こすことはない」と書くのは不正確な情報をわざと伝えているように私には思われます。
厚生労働省のウエブサイトには「主な副反応は、頭痛、関節や筋肉の痛み、注射した部分の痛み、疲労、寒気、発熱等があります」と書かれているので、これは風邪の症状と同じではないでしょうか?
「また、まれに起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。
なお、本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医あるいはかかりつけ医に相談しましょう」とありますので、ワクチンには、風邪の症状以上のリスクがあることが書かれています。
また、「体内には数日から1週間程度残るもので、人の遺伝子に影響を及ぼすことはない」というのも不正確です。実際は「わからない」と書くのが正確ではないでしょうか?
なぜなら、それを検証するための十分な臨床試験はされていないですし、遺伝子に影響を及ぼすという論文も発表されています。
それによると、「 SARS-Cov-2 (新型コロナウイルス)遺伝子は、ヒト DNA と統合する」という証拠を発見したことが「米国科学アカデミー紀要」に査読済み論文として発表されています(https://bit.ly/2RqWtQh)
遺伝子組み換え植物というのが問題視されていますが、今回のm-RNAワクチンの接種はそれどころではありません。いきなり筋肉注射で体内の細胞の中にコロナウイルスのm-RNAを入れるのですから、遺伝子組み換え植物を食べるのとはワケが違います。
現在行われているm-RNAワクチンの接種は、ぶっつけ本番の人体実験だと言われているのはそういうところに原因があります。
ファイザー社のワクチンの感染予防効果
実際、厚生労働省のウエブサイトでは、このファイザー社のワクチンの「感染予防効果は確認されていない」と書かれてあります。
そこには、「現時点では感染予防効果は明らかになっていません。ワクチン接種にかかわらず、適切な感染防止策を行う必要があります」と書かれてあります。
ということは、「人にうつさないためにワクチンを打つ」というのは誤りだということになります。「感染予防効果は明らかではない」のですから。
それだと、ワクチンを打っても打たなくても、マスクをして、3密は避けるというのは変わりがないことになります。
新型コロナによる死者
そして慈恵医大の大木隆生教授の推測によると、新型コロナによる死者6000人のうち、推定4000人から5000人が寝たきり老人ないし認知症だということです。なぜなら、それらの人たちはICUをスキップして病院にも行かずに介護施設ないし老人ホームなので看取られて亡くなられているからだといいます。(YouTube 大木提言#10 「死者から読み解く本当のコロナとは」)
もしそうだとすれば、平均寿命で亡くなるのとあまり変わりがありません。
厚生労働省の資料によると、20代の若者は発症してもほとんどが軽症で、重症化のリスクはほぼ報告されていません。
新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、6月以降に診断された人の中では、
・重症化する人の割合は約1.6%(50歳代以下で0.3%、60歳代以上で8.5%)。
・死亡する人の割合は約1.0%(50歳代以下で0.06%、60歳代以上で5.7%)となっています。
https://bit.ly/2PI53sX
死亡者は1-4月は20代までまでは死亡者ゼロです。
新型コロナで年間死亡者数が減少した
2020年の国内の死亡数は前年より約9千人減少しています。
日本経済新聞 (2021年2月22日 22:07更新)
https://s.nikkei.com/2SjV65U
アメリカでは、コロナによる死因が心臓病やガンに次いで、3位になり(https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2778234)、年間死亡者数も大幅に増えています。ところが日本では新型コロナウイルスが流行りだしてインフルエンザの患者がほぼゼロになり、それに伴い年間死亡者数も大幅に減少しているのとは、事情が全く異なっています。ちなみに、例年のインフルエンザにより死者数は日本では1万人ぐらい(超過死亡数)で、コロナによる死者数はそれよりも少ないのです。死因としては26位ぐらいとされています。
ワクチン接種は個人の判断で
こういうことを書くと、ワクチンの接種に反対しているように思われるかもしれませんが、そういうつもりはありません。
ワクチンを打つ打たないは個人の自由だと思いますし、それぞれの人が自分で判断し、決めるべきものだと思います。
ただ、メインメディアや政府の報道は情報が正確でなかったり、偏った報道が多いように思われます。
かといって、確かな情報を集めて、自分で判断するのはなかなか骨が折れることです。
私自身は、去年からコロナの情報は時間をかけて、ずっと追ってきています。
しかし、どんなに情報を集めても、何が本当で確かな情報なのかは、その裏を知れば知るほどわからなくなってしまいます。
ただこれらの情報を追い続けている中で、新型コロナの状況をはじめとして、何が世界で起こっているかということについて、様々なことがわかってきました。
情報の裏には、必ずそれを出している人の意図があるものです。
これからの時代は、それらの意図を知った上で、情報に踊らされることなく、客観的に、冷静に判断することが求められます。
そして、日本の場合、新型コロナに関しては、今までのところ、海外の状況に比べれば超ラッキーな状況にあります。これがヨーロッパやアメリカやインドのような状況だったら、またワクチンに対する考えも、判断も全く異なってくるでしょう。
最近は新型コロナの変異株の危険性が問題視され、大阪や東京での感染爆発がしきりにニュースで報道され、クローズアップされています。
そしてインドをはじめ、海外での感染爆発がしきりに報道されています。
そういう報道ばかりを見ていると、不安と恐怖にとらわれてしまうかもしれません。
そんななかで、出来るだけ正確な情報を取得して、不安や恐怖に陥ることなく、冷静に物事を判断していきたいものです。
今回の情報提供が、その一助になればと思います。
ワクチンについて、書き続けるときりがないので、ここら辺で終わります。
最後にひとこと。
ここに書いたことは、単に、ワクチンについての判断の資料の提供としてお届けするものです。
ワクチン接種について、その賛否について意見を述べるものではありません。
誤解なきようにお願いいたします。
OAU
えたに