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御話

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お話を考えるのが好きです。 不定期であげると思います。
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2024年3月の記事一覧

需要と供給

月明りだけを頼りに、私は極寒の波止場を前へ前へと進んでいった。雨こそ降ってはいなかったが、吹き荒ぶ風はあまりにも強く、一歩一歩踏みしめながら歩みを進めた。
始めの頃はあまりの寒さに身震いが止まらなかったが、今となっては最早、寒さを通り越して痛みさえ感じるようになっていた。
波止場の先端に到着したところで、改めて辺りを見回してみたが、私以外に誰かがいる気配はやはり感じられなかった。
ここら辺は夜釣り

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