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伝説のつるぎ 大熊健司
2023年10月15日 00:06
すっかり肌寒くなったこの季節。大きな道路からも住宅街からも離れたところにあるこのさびれた公園は、夜ともなると人気もなく、怪しい雰囲気を醸し出していた。「あれ、もしかして五十嵐?」 飲み物でも買おうかとコンビニに向かっていた栗原は、公園のベンチでたたずむ人影を見つけて声をかけた。「え、ああ栗原。」 やはり同じクラスメイトの栗原だった。「どうしたんだよ、こんなところで。」「いや、なんでも