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伝説のつるぎ 大熊健司
2022年8月15日 07:12
前回まで。 農家の朝は早いという話を聞くが、次の日、皆が食卓を囲んだのは、日が出てすぐのことだった。「テト、おはよう。」 カクリは眠い目をこすりながらテトに声をかけた。「ん……」 普段これほどまでに早起きをすることなどないテトは、昨夜の長時間の移動と、夕食後の演奏もあったのだろう、ほとんど声にならない声で反応した。「皆様、おはようございます。朝食が終わりましたら、本日から作業のほど、