フォローしませんか?
シェア
伝説のつるぎ 大熊健司
2022年1月15日 00:21
前回まで。 あのセッションがまるで夢だったかのように、それからまた数日は変わり映えのない日々が続いていた。そんなある日のこと、いつものように仕事を終えたカクリは、テトと合流して飲むことになっていた。「どこの店で飲もうか。」「この前演奏した店もいいが、あれ以来、あの店じゃあ注目されちまってどうにも行きづらいんだよな。」「さすが、プロの音楽家は違うね。」 カクリは皮肉たっぷりにそういった