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今の君の暮らしは、今の君が心から望んだものだよ

「今いる場所が歩いてきた道 感謝をしてます失敗に」

これは僕が好きな曲の1フレーズなのだけれど、本当にその通りだと思っていて。今の自分は過去の自分の決断が積み重なってできているから、今の自分は過去の自分が選び取った未来の延長線上にいると言うことだ。

人は常に100%理想を叶えた生活を送っている。「今の暮らしは理想とは程遠い」と思っている人だって、「理想とは程遠いと思いながら生活する自分」が自分にふさわしいと思っているから、その理想が現実に反映される。

「思考は現実化する」ではないけれど、人は内面世界を現実に投影する。「このくらいがふさわしい」と思っているところに必ず落ち着く。いつも歯を食いしばっている人は「歯を食いしばっている自分が自分らしい」とおもっているから、仕事を変えようと人間関係を変えようと同じところでつまづく。

努力しても報われない人間なんだ、と潜在的に自分のことを定義づけてしまっている人は、どんな場所にいても「こんなに努力したのに報われなかった」という現象に出くわす。結局どんなに生きる環境を変えようとも自分からは逃れられないのだ。

だからといって「環境を変えても同じことでつまづくから意味がない、置かれた場所で咲くことが正しい」と言いたいわけではない。むしろ逆だ。嫌なことから逃げて、逃げて、逃げ切ったその先に「またこの問題…!?」という部分にようやく出会う。そうして自分が向き合うべき課題に気づいていけばいいのだ。

今ぶち当たっている課題は自分が本当に乗り越えるべき課題なのか、確かめる術は「逃げまくる」しかない。本気で逃げようとしても振り切れなかった問題にだけ向き合えばいいのだと僕は思う。

仕事からは逃げられる。人間関係からも逃げられる。血のつながりがある家族だって、本気で逃げようと思えば逃げられる。でも自分からは逃げられない。場所を変え、人を変え、それでも同じ課題にぶつかるのなら。その課題こそあなたが乗り越えるべき『宿題』なのかもしれないね。

そうやって自分の内面と向き合っていけば、自然と「今の現実は自分が故心から望んでいたものだったんだ」と気づくようになる。現実を変えたいのなら、まずは自分の心の「本当に望んでいるもの」を書き換える必要があることにも気づくようになる。そうすれば、少しずつ現実を変えることができるようになる。

あなたはきっと、あなたの内面が100%望む現実を既に手に入れている。「いやいや、全然理想じゃないよ」と思ったとしても、それは「全然理想じゃない状況で不満に思っている自分こそ自分である」と思っているあなたがいるのかもしれない。

理想を叶える方法は簡単だよ。心から望めばいい。頭で考える理想とは違うよ。心の底から「自分にはその暮らしがふさわしい」と思えた時、あなたの目の前にはきっとその光景が広がっているはずだから。

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