見出し画像

何回諦めてもいい。売りたくなったら戻ってこい。社会と反復横跳びをしながら自分の価値に向き合え。


「売る」というのは単にサービスを売り買いすることだけではなくて、「これから始まる個人的な関係」の入り口を作るという意味がある。


少なくとも僕にとっては「どのように売ったか」はコーチングの成果に大きな影響を与える要因の一つであるし、そもそも売れないと食っていけない。売らないとはじまらないし、はじまらないものは終わらない。終わらないということは価値を提供できないということで、価値提供のない仕事が仕事として成立することはない。


だから僕は売る。「この人と関係性を築きたい」と強く思えば思うほど、ちゃんと売る。そして僕は僕のnoteの読者に、特に僕が記事を更新するたびにすぐに見にきてくれる熱心な読者に、売って欲しいし、関係性を築いて欲しいし、価値を提供して欲しいし、儲けて欲しいし、豊かに暮らして欲しいと思っている。


だからあなたも売ってくれ。あなたの貴重な価値を提供して、喜んで買われ、価値を享受してゆっくりながら確実に人生のコマを進めていく顧客を近いとも遠いとも言えるような不思議な距離で見守り、時ににやつき時に焦りながら、自分のやっていることをじわりじわりと噛み締め確信し、「自分は価値を提供している」という生きている実感を味わいながら、儲けてくれ。


売ることは心と身体にいい。お金は大事だ。あなたにとっても顧客にとってもこの社会が資本主義である限り、1万円札を見て「こんな紙切れ、汚くて尻を拭くことにも使えないぜ」と思うような世界が来ない限り、お金は大事だ。その大事なものをあなたが受け取っているとき、あなたは顧客にとってそれ以上の価値を受け取らせていることになる。


そしてあなたが受け取るお金以上に、あなたは多くのものを受け取ることになる。大事なものを差し出しても必要とされる対話を作り出せた自分。これから顧客と一緒に作り出していく自分。この温かいやりとりに「生きてていいんだ」と感じる提供者は少なくない。もちろん僕もその一人だ。


人間である以上、僕たちは強く求められたいと思う。求められたいのに求められない、そう感じると人間は拗らせていく。「会社にとって君は必要ない人間だよ」と言われたら誰だって死にたくなる。「お前の代わりはいくらでもいる」と言われて平気な人間はいない。実際に代わりがいくらでもあるのは会社だって同じことであるけれど、まるで「お前という人間に価値はない」といわれたように人は受け取ってしまう。


どうして?僕たちは必要とされたいから。どうして?必要とされないと生きていけない(と感じている)から。その気持ちを満たすために行動を起こし、「お金が必要だからね」というもっともらしい建前を並べ、社会に溶け込んでいく。起業をする際の本当の恐怖は「生活が不安定になって怖い」ではなく「誰にも必要とされなかったらどうしよう」である。僕たちは僕たちが思っている以上に必要とされたい。そういう仕様だから仕方がない。


その気持ちは強く本能から語りかけるものなので、頭で理解してもそれを克服することは難しい。たとえ一時的に売れてもなんだかんだ理由をつけて人は社会に戻っていくし、やめていくし、いなくなる。そして文句を垂れる。


「ここの会社は俺のことわかっていない」だって?当たり前だ。替えの効く存在であることを選んだのはあんただ。替えが効かない存在になるためのリスクを許容できなかったのものあんた。でもな、それでいいんだよ。そうやって、間違えて、「やっぱり売りたい」を何ローテか繰り返して、「売る」と向き合っていけばいいと思うんだ。


僕だって、売ることが怖くなって、なんとなく暮らしていたら貯金がなくなって、一度社会に戻ったことがある。ニコニコレンタカー立石水戸街道点。スカイツリーに向かって伸びた国道6号線沿いにある2525円で車を貸す仕事の受付をやって、イカれたクレーマーに罵声と臭い唾を吐きかけられながら、「あ、来るとこ間違えたっス」と感じた。この仕事に戻ってきた。


僕の文章を長く読んでくれている人は僕が順風満帆に個人個人一本で食っていると思っているのかもしれないけど。ちがうんだぜ。何回も社会と反復横跳びしながら、もう戻ってこなくなった友人が社会的信用を使って全館空調付きの家をローンで買った、なんて話を小耳に挟んで嫉妬なのか羨望なのかよくわからない感情を感じながら、それでも「売る」と向き合い続けているだけ。


だから読者諸君。何回いなくなってもいい。間違えてもいい。売りたくなったらここに戻ってくればいい。売ることで得られるものは、売らないことで回避できるたくさんの危険を踏み越えてでも、大きなものだ。僕はここにいて、「売る」を叫び続ける。


いいか読者諸君。売ってくれ。あなたの胸の内にある「こうしたらもっと楽しくなるのに」「そのために私にはこんなことができるのに」をどうか言葉にしてくれ。で、その上で物怖じするな。売れ。儲けることを躊躇うな。自分が信じているもので稼げ。利益を出せ。豊かに暮らせ。


「売る」に唾を吐きかけるのは、それが全て終わってからでも、遅くはない。誰がどう言おうと、諸君が「売りたい」と思うのなら。


売ってくれ。どうか信じていることで個人的な関係を結んで、幸せに生きてくれ。僕はいつもここから応援している。売ることに悩んだらいつでもおいで。北九州の森で待ってる。




おはなし屋なおとの窓口(公式LINE)
→👉 https://line.me/R/ti/p/%40yxv8045g
ID検索→ @yxv8045g


現在の公式LINEプレゼント一覧

✅クライアントと出会えるWeb集客講座
(全3回の動画講座)

✅おはなし屋なおとのビジネスブログ入門
(全7回の音声教材)

✅コーチング販売のマインドセット
(16000字+プロの図解 PDF教材)

✅『起業において資格よりも大事なこと』
(限定公開PDF記事82枚)

※コンテンツは予告なく削除・変更する可能性があります。

いただいたサポートはミックスナッツになって僕のお腹の脂肪として蓄えられます。