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何を意識してコーチングするか(3つ)

僕は感覚的にコーチングをしてきた人間なのでなかなか言葉にするのは難しいのだけれど、昨日の夜に書いた「ひっこし攻略メモ」しかり、やってきたことを言葉にすることにした。

コーチングと出会ってからは8年、コーチとして独立してからは6年。座学は受けてないので所持資格等なし、妻子持ちのフリーランス29歳。僕のコーチとしての遍歴はこんな感じだと思って欲しい。まあどこにでもいる普通のコーチだ

参考にならない人の方が多いと思うので、なるべく参考にならないような事を言うように心がける。ふざけたことを言うかもしれないけれどこちらはいたって大真面目だ。家族3人の生活がかかっているのだから!

①コーチングしない

コーチングをしようと意気込むと「コーチングをしている」という雰囲気が出る。これが本当によくないと思っている。

何がよくないかというと、この雰囲気になると「なんかそれっぽいことを言わなきゃ」という無言の圧力が場を支配するから。自由な対話じゃなきゃ意味がないのよ。不自然さは敵だ

「コーチングをしたいならコーチングをするな」といういかにもな感じが好きな人は、僕と話が合うかもしれない。

例えどんな技術を持っていようと不自然なら何の意味もない。僕はコーチングの技術をなんも勉強してないから当たり前だけど、不自然な対話はやらない。自然であるというのはどんな技術よりも効果が高いモノである(ゆえに難しいのだが)。

ちなみに①については、企業相手にコーチングする時は当てはまらないと思っている。

僕は対個人のサービスをやっていて、お金を出す人とサービスを受ける人が同じなので「あなたが気づきを得たらそれで万事OKっす」という態度でいるけれど、これが「企業内研修」的なことになるとちょっと話が変わってくる。

「やってる感」が第三者(お金を出す人やえらい人)に伝わらないといけない場合があるから、これまた難しい。

どうやって「やってる感」を出すかは、僕には難しそうなので、企業系の案件には手を出さないようにしている。まあそもそもそんなにオファーもないしね。できている人は本当にすごいと思う。尊敬する。

②極力何もしない

「1と何が違うん??」と思うかもしれないけれど、だいたい同じことである。大事なことなので繰り返し伝える意味もあるが、①とはちょっとニュアンスが違う。

①は「コーチングっぽいことをしようとすな」と言うニュアンスに対して、②は「何もしなくてもコーチングになるように配慮せい」という意味に近い。近いというだけで①も②も地続きな話だから、同じっちゃ同じなんだけど。

「なおとさんと話していると勝手に色々なことが繋がっていく!すごい!魔法みたい!」とありがたいお褒めの言葉をいただく事も少なくないのだが、これは魔法というより種も仕掛けもある「マジック」に近い。そうなるように準備をしてるからね仕事でやってるから

ここについては記事で語っても伝わりようがないので、知りたい人は直接会いにきてもらうなり何なりしてもらうとして、「何もしなくても泣いてもらえるくらい準備しておけ」って事が伝わればいいかな〜と思っている。

セッションが始まってから何かしたのでは遅いのよ。その人との出会い、関わり、見聞きされたアウトプット、支払った諸々の報酬、全てが「コーチングのための下準備」であり、コーチにとっては「仕事そのもの」であるの。

だから「コーチングスクールに通ってコーチングできるようになりました!クライアント募集します!」ではいいセッションはできないわけ。マッチングが雑すぎるから。

そこをすっ飛ばして相手を感動させる対話をするなんて僕には絶対できない。プロは自分の商品を適当な場所で披露しない。技術の安売りだけはやっちゃいけない。

厳しいことを言うかもしれないけれど、トレーニングしたいなら身内でこっそりやった方がいい。アホほどお金かけて学んだ人が「コーチングは無料」というイメージを広げてどーすんの。自分で自分の首絞めちゃってる。

どうせ無料でやるなら友達とかにこっそりやって、お客さんの声とフィードバックをたんまり貰って、そこから売っていけばいいのに。

「無料の人」のレッテルを貼られてからでは遅いよ。何より自分が自分に「コーチングはタダ」って刷り込んでいるようなものだからね。

話がそれた。戻す。「何もしない」の話。

「セッション当日は」極力何もしない。僕は一緒に寿司を食ったり、おしゃれなカフェでシュークリームをほうばったり、地元のうどん屋に連れてったりしてる。

僕が受けるコーチングの時はお風呂にいったり、馬鹿でかいハンバーガーを食べに行ったり、神社に行ったりする。「何をするか」はそんなに重要じゃないので、できるだけふざけて、あそぶようにしてる。

③相手に関与しない

これは「意識している」というより「より理想に近づくためにそうなりたい」が近い。極力余計なお世話をしない。

僕はやってしまう。もう仕方がないとあきらめ半分、いやまだ変われるともがいている。

僕は対個人でサービスをしているので、基本的にお客さんはこちらが選ぶ。人間的な好みもあるし、「この人にはちょっと提供できる自信がないな」と思うとこちらから断る事もある。

契約書の読み合わせをしている時に「やっぱスンマセン」をした事もある。②でも語ったようにマッチングがすべてだから、少しでも違和感があるなら止める。ここでミスると取り返しがつかない。

だから基本的に取引をした人はみんな「好きな人」である。僕は世話焼きなのでちょっかいをかけたくなる。

「あ、これはこの人の役に立ちそうだ!」と思うと長文を送りつけてしまう。気をつけてはいるんだよ、でも気づいたら送ったあとなの…

コーチとしては「基本的に我関せず」が理想であるけれど、人間関係としてはおせっかいを焼きたい。この狭間で揺れているのが僕である。

仕方がないと諦めながら、自分のあり方を探究し続けている今日この頃である。

まとめ

フリーランスコーチがコーチングをする時に意識していることを3つ話した。

①コーチングしない
②極力何もしない
③相手に関与しない

「しないこと」やないかい!!!

お後がよろしいようで。終わりです。

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