地方移住3年目フリーランスの近況報告と、感じている危機感の話
コロナ禍を機に活動拠点を東京から北九州に移して丸2年が経った。
移住したてのころは「地方での仕事最高!リモートワーク最強!」とウキウキしていたもんだけど、最近になって危機感を覚え始めた。
家から出んとなんも起きん。
なんも起きんことは僕たち発信者にとっては一大事である。
ネタ切れを起こすから。
なんも起きんとなんも書けん。
なんも書けんとますますなんも起きん。
こんなご時世だし、子供も生まれちゃったし、家から出ない流れはますます加速している。
「働き盛りの30目前の夫婦が2人で生活していてこんなに人に会わないことある?」と思うくらい、誰にも会わない日々が続いている。
いくら僕が発信を通じて仕事ができているとはいえ、発信の流れが鈍くなってくればそれに伴って収益も減ってくるし、ビジネスのスケールも小さくなってしまう。
先細り。
僕はプログラマーのような専門職ではないから、「家にこもっていてもやることやっていれば何の問題もありません」という働き方ではない。
そもそもやることって何?状態が常な仕事なのである。
仕入れがうまくできていない感覚といえば、わかってもらえるだろうか。
もちろんお客さんは僕と話すことで何かを得たいわけだから、僕自身が「話すことで何かを渡せる状態」になっておくことが望ましいのはいうまでもないとして。
別に契約書に「常にフレッシュな状態で『何か』を渡せるように努めます」とは書いていないけれど、何かを渡せるように努めるのはサービス提供者として当然のあり方だと思っている。
毎日新しい発見をして、目をキラキラ輝かせて、いろんなことに悩みながらも力強く、挑戦している人でありたい。
エネルギーを渡せる人でいたい。
そう考えるとここ最近の、特に娘が産まれてからの僕の生活スタイルはなんとも保守的だと思うのだ。
家にいて、家族3人の生活が成り立つくらいの仕事がネットを通じてできて、平日から家族で出かける生活ができていることはこれ以上ない幸せだ。
ただ、そこに満足して何もしなければ、僕の仕事はそれまでなのだ。
20代前半で刺さらなかった「現状維持は衰退だ」という言葉が今になって深く突き刺さっている。
これはあくまで直感だけれど、3年後に今の気持ちのままこの世界に立ち続けているビジョンが湧かない。
1〜2年は食っていけるだろうけど、このままの流れがのんびりと続くと、きっと路頭に迷うだろう。
「あ、まずいな」と思う瞬間が先日確かにあった。
見えてしまったのだ。
「生きていくのに十分なお金があればいい」と年600万円前後をうろうろしていた自分。
突き抜けていく同時期に起業したメンツを見て「何を生き急ぐ?そんなにお金いらないでしょ??」と斜に構えていた自分。
実際に生きていくのに十分なお金は得てきたつもりだし、この業界ではそれなりに稼いできたつもりだった。
ただ、その生き方にも限界が見えてしまった。
そういえばもう何年も想定の範囲内の仕事ばかりしてるなあ。
出会う人は違うし寄り添わせてもらうストーリーも毎回違うのだけれど、僕だけが「想定の外側」に出ていない。
気づいてしまった。このままでは何年かかけて緩やかに落ちていく。
落ちきってから「ヤバい」と思っても遅い。
個人の世界で磨いてきた直感がこう言っている。「お前、死ぬぞ」
波を起こすには時間がかかる。
何度やってもいつ売れるかは神のみぞ知る。
ということは、今しかない。
無理に挑戦しなくてもいい、「子供が小さいから今は現状維持でいいよね」といくらでも言える、今しか。
今変わらないと僕はダメな気がする。
ヤバい。
危機的状況だ。
だからどうしようか。
と考えて、こんなツイートをしました。
そのあと友人に二郎後の連チャンサウナを誘いました
飛行機のチケットをたくさんとったやつ(このあとさらに2枚追加しました)の1弾目の遠征が来週に控えています。神奈川に飛びます
新しい講座を開くために週15時間くらいミーティングしてます。
本気で考え事をするために、考える場所も本気で選ぶようになりました。
勉強会も主催するようになりました
ここでのもがきが3年後に生きてくる。ひたすら動くのみです。足を動かす。今のテーマ。近況報告おわりです。
いただいたサポートはミックスナッツになって僕のお腹の脂肪として蓄えられます。