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おはなし屋のエッセイ

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自由に書きます。暮らしの話、プライベートの話、ちょっと軽い話。
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2022年8月の記事一覧

おはなし屋なおとのいちにち

こういう時は、どっかいっちゃったなりに書くに限る。どっかいったものは仕方ないのだ。だからここからいっちょあがいてみることにする。 と言っても「どっか行った」からこれ以上広げようがないので、今日一日の行動を振り返ってみる。 今朝は少し早めに目が覚めた。といっても8時くらいだが。6畳の洋室に明莉(娘)とまりちゃん(妻)の三人で布団を敷いて寝ている。 眠い目を擦りながら娘に目をやると、布団とパズルマットの間のフローリングに顔を埋めるようにうつ伏せになっている。わざわざそんなと

「すごい」と言われたくてブログを書いているわけじゃない

起業したばかりの頃のクライアントさんと久しぶりに話をした。彼女と出会ったのはもう5年以上前のことだ。 当時学生だった彼女も今は立派に社会人をやっていて、夢を追って駆け回っていた僕は30手前の子持ち。「お互い大人になったねえ」なんて言葉を掛け合いながら2時間強、対話をした。 結論から言うと、僕と彼女はもう一度コーチング契約を結ぶことになった。 5年前とは違う関係をもう一度やろう。大人になった僕たちができる対話を。結果を追い求めるのではなく、この時代を生きていく自分のメンテ

57歳のコーチと29歳のクライアントのふしぎな関係について

今日はライフコーチてつさんとのセッションでした。僕たちのセッションはいろんなところに移動しながら対話をします。約束の時間に車で迎えに行って、その日の気分で行き先を決めて、北九州市内を気ままにぐるぐるします。 今日はコーチの自宅近くのコンビニでコーヒーを買って、海釣り公園までドライブ、いつものラーメン二郎を食べ、橋を渡り海辺のカフェへ。 2人とも他県から来客があるようなワークスタイルをしているので、一緒に新しい地元の魅力を開拓するくらいの気持ちで、いろんな場所に遊びに行きま

3回目の客が来るかどうかが勝負なのは、ブログも同じだよね

今日はずっと通っているヘアーサロンに髪を切りに行った。東京リベンジャーズの最新刊を読みながら「コイツって誰なんすかね?」「この子のお兄ちゃんがこの人?」と店長と盛り上がりながら、いつも通りの髪型に仕上げてもらった。 あまりに店長が東リベの複雑な人物相関図を完璧に解説してくれるもんだから、「店長、東リベ何回読んでんすか?」と聞いたら「うーん、8回くらいじゃないかなあ」と言っていた。 「俺は漫画を読むために生まれてきてるからね、欲しい漫画を買うために髪を切ってるのよ」と店長は

ブログ(note)が続かない妻とのはなし

昨夜23時。寝室に向かう廊下で妻(まりちゃん)とひそひそ話。 (以下 まりちゃんの発言は太字) 「なあ、そういえばnote毎日書くやつどうなってるん?」 「うーん、引っ越してからは一回も書いてないね」 「あらら、どうしたのん」 「だって書くことないんだもん」 「最初はそんなもんでしょ」 「考えるのめんどくさい、何を書いたらいいかわからない」 「『何を書いたらいいかわかりませぇ〜ん!』って記事を書くんだよ」 「全然わかんないよ」 「そっか、まあいいやおやすみ

「昭和の男は時代遅れ」という記事を読んだ「令和の男」が思っていること 『本質はそこじゃない』

今朝の記事で「妻に対して『子供が産まれてから変わったね』というような男はウンチ」と書いたら、フォロワーさんがコメントをくれた。そしてあるコラムをシェアしてくれた。 ↓シェアしてくれたコラム このコラムを読んだ素直な感想は「ああ、ウンチだなあ」が一番だったけれど、なんだかこのコラムそのものに違和感を感じた。コラムになるってことはこの記事を「わかる〜!うちもそうよ!」って言う奥さんがいっぱいいるってことでしょ?なんだかなあ、と思った。 ここは僕のnoteだから持論を炸裂させ

ビジネスも夫婦関係もメンテナンスと再構築が大事だよ【おはなし屋なおとのセッションについて②】

何日か前に「連載するゾ〜」という空気を出して放り投げていた「おはなし屋なおとのセッションについて」の続きを書きます。 対話する前の人に対話の価値を伝えるむずかしさ 自分の提供する対話の価値を伝えるのって、めちゃめちゃむずかしくないですか? 対話の世界ってすごく水物だと思うんですよね。その人にしかできない対話、そのクライアントさんとしかできない対話がある。だから面白いし、売れる人は高値で売れる世界なんでしょうけど。 「話せばわかる」だし「話さなければわからない」の世界だ

できますブランディングとできませんブランディングの話をまとめてみた

今朝、娘と一緒にベビーケージの中で遊びながらブランディングについて考えたことをTwitterに連投したものをまとめました。 ⬇️一連のツイートはこちらから 「できますブランディング」と「できませんブランディング」について できますブランディングとできませんブランディング。仕事を取りやすいのは前者。仕事を続けやすいのは後者。「〇〇ができます!」と言って集まってくるのお客さんは〇〇ができない(というレッテルを自分で貼った)人、「〇〇ができません!」と言って集まってくる人は(

コンプレックス聞きマンのコンプレックス

人には誰しもコンプレックスがある。コンプレックスは軽々しく人に言う物ではないだろうし、「思い出したくもない」と感情の奥底に眠らせたままにしている人もいるだろう。 コーチという仕事をしていると、人のコンプレックスというものに触れる機会が多くなる。クライアントがつまづいている課題を一つ一つ解いていくと、根深く刺さったコンプレックスと対峙せざるを得ないことも珍しくない。 コーチとして人のコンプレックスに触らせてもらうたびに、「自分はどうなんだろうか」と考える。 コーチだって人

「視点」と「知見」を売ればいい 価格競争しなくてすむひとりビジネスの作り方

ふと思いついたことを言語化がてら殴り書きします。読みにくいかもしれませんがご了承ください。「視点」と「知見」が売れるという話です。僕は個人事業で自分のサービスを売って生計を立てています。今まで売ったことのある自社サービスは「筋トレの教材」「個人向けのコーチング」「ビジネスのコンサルティング」「コーチング販売の教材」「ライフコーチング」など様々です。パッケージで分類すると「色々な分野で売ってきた」と言えないこともないですが、僕は専門家ではありません。筋トレの教材を売るためにイン

イメージできたことは現実でもできる

引越し2日目です。今日は朝から前の家の清掃に行きました。蛇口を取り替えて、簡単な拭き掃除をして、いつものスーパーに寄って帰りました。 がらんとした旧居を見て、たった1日離れただけなのにまるでもう別の人の家みたいな感じがしました。2年前から昨日まで住んでいたというのに。 なんだか、会社をやめて個人でビジネスを始めた時のことを思い出しました。 会社を辞める前は自分が個人で仕事をするなんて想像もできなくて、「本当に辞めていいの?すぐ死んじゃうんじゃないの?」と思っていました。

ひっこし先のクセつよ物件、家賃の安さには理由があった…「ちがい」の活かし方について

わたくしごとではありますが。本日、人生9回目のひっこしをしました。同じ区内での移動です。今まで住んでいた家もそれなりにいい部屋で、立地の相場から考えるとそれなりにお得な「コスパの良い家」だったのですが、今回の家はさらにその上を行く「スーパーコストパフォーマンス」の家なのです。部屋がひとつ増え家賃が1万円も下がる。この物件を見つけた時は「さすがになんかあるんじゃないの?」と思いました。 内見の予約を取り付けて現地に向かうと、まあまあ不便な立地。駅からそれなりに距離があり、住宅

「人生にはお金がかかる」と思わされ過ぎてるから、独立が怖くなるんだと思うよ。

今日はクライアント獲得力の連載はお休みしたのですが、書いていないとどうも落ち着かないので、箸休めにちょっとしたコラムを書きます。 コーチングを使ってビジネスをすることが僕の発信のメインテーマなので、「独立したい」「会社を辞めてもやっていけるか不安」という悩みを相談されることが結構あります。 僕は「独立したいならしたらいいじゃん」と思う派ですが、相談をくれる人たちの真剣そうな表情を見ると(文章がほとんどだから顔は見えないんだけど)、独立をすることに対して異常なまでに恐れてい

ノウハウやメソッドではなく「生きた情報」こそが人生を変えると思う

【記事の最後にサービスのおしらせがあります】 僕は福岡県の北九州市という場所で生まれ、23歳になるまで一度も地元を離れたことがない人間でした。 大学を卒業する時に実家こそ出たものの同じ北九州市内。 大学時代は年に5回は飛行機に乗って遠征に行く生活をしていたので、全国各地に知り合いはいましたが、価値観が変わるような深い付き合いはありません。 そんな僕が起業をきっかけに上京して東京に住み始めて、大きな衝撃を受けました。 僕が当時関わっていた人たちは「東京に住んでいて(ま