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おはなし屋のエッセイ

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自由に書きます。暮らしの話、プライベートの話、ちょっと軽い話。
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2022年7月の記事一覧

僕が起業をした理由

自分語りをします。 僕は2017年から個人事業主として生きています。 自分でお客さんを見つけてきて、自分で作ったサービスを提案して、契約を結んだり結ばなかったりして受け取った報酬で生計を立てています。 僕が起業をした理由は半ばヤケクソみたいなものでした。 前職を辞めるときに揉めに揉めたせいで人間関係が強制的にリセットされる形になり、「どうせなら今までとまるで違う人生を歩いてみたい」と決意し、起業という道を選びました。 起業するアイディアなんてありませんでしたし、周り

個人が社会の中心になる時代が来る、というかもうどうしようもなく来ている

「会社に勤めなくても生きていく方法があるよ」とずっと発信していたけれど、なんかズレてるんじゃないかって感じるようになってきた。 この言い方だと「会社に入ることが当たり前で、個人で生きていくことはイレギュラーであるけれど、やり方次第ではできないこともないよ」というニュアンスになっている。 実際に今まではそういう時代だったわけだし、会社に勤めることは当たり前で、それ以外の人のことを「レールから外れた生き方」なんて揶揄するし、言われている本人でさえ「自分の生き方は特殊だから…」

情報発信者が「自分語り」をするべき理由

よく何万人もフォロワーを抱えたインフルエンサーやブロガーが「自分語りはするな」「価値ある情報を発信しろ」と発言していますが、僕は「だからこそ自分語りはガンガンするべき」だと思っています。 その理由は「練られた自分語りはおもしろいから」です。自分語りばかりする人に客がつかないのは「おもしろくない」ことが原因であって、「自分語りをしているから」ではありません。 だって「すべらない話」はおもしろいじゃないですか。あれは究極の自分語りですよね。人気番組になるってことは、それだけ自

自由には責任が伴うか?

「自由には責任が伴うから覚悟した方がいい」と脅迫じみたアドバイスを飛ばしてくる人がいるけれど、僕はどうも昔からこの言葉が納得いかない。 まず、「自由には責任が伴う」と言うけれど、責任は大人だったら自由だろうが不自由だろうが負わなければいけないもので、自由だからと言って特別何か重たい責任があるわけでもなかろうに。 自由に生きたら誰かに嫌われるかもしれないし、力のある人の反感を買うかもしれない。だけどそれは仕方がないことじゃない? 誰かの命令に従っていたら責任を取らなくても

フリーランスとして生きていくための金銭感覚

フリーランスがフリーランスでいられなくなる1番の理由は「お金」がらみだ。お金の不安で働きすぎて身体を壊すとか、心を壊すとか。この働き方においてお金のストレスはダイレクトにメンタルを削っていく。この国は会社員をすることを前提に教育をするから、独立したら必ずお金に困るようになっている。今日は誰も教えてくれない「フリーランスとして生きていくための金銭感覚」について話す。僕は23歳の冬から6年間個人事業主をやっている。明日の保証が全くない世界をしぶとく生き残っている起業型コーチだ。バ

書けば書くほどわからなくなった

気づいたら今月に入って71記事も書いていた。未公開の下書きも入れたら92記事だった。 書いて書いて書いて書いて、ひたすら書いたら自分はどうなるんだろうと思って書き倒した。 今は自分が空っぽになった気分だ。今週の初めくらいから急に何を書いていいのかわからなくなった。 言いたいことが何もない。主張もない。伝えたいことはもう全部伝えた。伝えた上で伝わってないこともわかっている。 書けば書くほどわからなくなった。今までやってきたことも、これからやっていくことも、決して悪い意味

「失敗が怖い」は嘘なんじゃないか?

「失敗が怖いから行動しない」は嘘なんじゃないかな?と思います。 本当の意味で失敗を恐れている人は「自分は失敗する人間だ」と思うことも思われることも嫌ですから、失敗をそのままにしません。成功するまで再トライを続けるはずです。 ですから本来「失敗が怖い」という性質は「行動しない」に結びつきません。むしろ行動量は増えるはずです。 人は生きているだけで何かしらの失敗をし続けますから、リカバリーするための行動に追われているはずです。本当に「失敗を恐れている」のなら。 行動しない

売れる売れないよりも大事なことがある

「死に物狂いで売っているけど売れません」という悩みを抱えている人は案外少ないように思います。 多くの人は「売りたい」と「売りたくない」の狭間で揺れています。 売って、儲けて、今の生活を変えたい。 だけど売ってしまえば、儲けてしまえば、失うものがある。 どちらも本心だから、ブレーキとアクセルを同時に踏んでいるような感じになります。 ウォォォォォン!!!とエンジンがオーバーヒートを起こして発火しそうなほど熱い。現実は一歩も進んでいないのに。 こんなところでしょうか。

終わらない夏休みの中にいるよう

高校から大学に上がったとき、「空き時間」という概念に困った。高校と違って大学は授業は必要なぶんだけ出ればいいから、日によってスケジュールが全然違う。 大学を卒業後して会社員になったとき、「スケジュールが高校みたいだな」と思った。出社時間が決まっていて、退社時間も決まって(?)いる。 行けばとりあえず次どうすればいいか指示がもらえて、まあ大変なことばっかりなんだけど、時間がくればおわり。1ヶ月ごとにお金が振り込まれてくる。 会社員を辞めて起業したとき、最初は「会社員のスケ

本日の採点

朝起きた +5点 明莉かわいい +100点 朝散歩した +20点 左利きのエレン全部読んだ +30点 まりちゃんと言い争いした +15点 「明莉みとくから遊んでおいで」言えた +70点 怪人8号全部読んだ +10点 明莉のうんち(大量)かえた +35点 離乳食あげた +30点 カレーコロッケ蕎麦サラダ付き作った +10点 明莉かわいい +150点 SPY×FAMILY読んだ +10点 ブログ書いた +20点×2 賃貸の契約作業進めた +15点 ばあちゃんとビデオ通話した +1

お金の不安がなくなったら本当にやりたいことに集中できるって?

「本当にやりたいこと」ってそんな簡単に見つかるもんじゃないと思うけどなあ。 お金の不安が目の前に横たわっている。これを壊せば自分は理想の人生を送れるはずなんだ。そのためにお金を貯めよう。 どう生きるかは個人の自由だけど、僕はこの考え方は採用しないと決めている。 もし自分の人生がつまらないのだとしたら、それは「お金がないから」ではなくて「つまらない人間だから」だと思うからだ。 お金があろうとなかろうと、もちろん限度はあるだろうけれど、楽しい人はお金があろうとなかろうと楽

「仕事をしない力」について

起業をしてから「仕事をしない」ことがこんなに難しいことを知りました。 時間があったら仕事をしてしまうというか、「仕事らしきもの」をしてしまう。 ブログを書くことも仕事といえば仕事ですが、これが直接お金を生むわけではありません。分類的には「仕事っぽいもの」です。 「仕事」は「仕事っぽいもの」が無数に集まってできているから、「今!私は!仕事をしている!」と感じられる仕事は思ったより少ない。 活動全体の5%にも満たない「仕事感のある仕事」と、残り95%の「仕事っぽいもの」が

仕事を頑張って生きてきた人は「無職力」で化ける(気がする)

仕事を頑張ってきたタイプの人はすぐにわかる。人に揉まれているというか、多くの人と良好な関係を築くために試行錯誤して手に入れた身の振り方というか。 「人当たり」的なものは一朝一夕では身に付かない。直接話すにしてもLINEでのやりとりにしても、揉まれて生きてきた人は「あ、この人は違うな」と思わせてくれる。 性格や特性もあるだろうけど、揉まれている人の身の振り方は資質的なものではない。自分の特徴が客観的にどう見えるのかを理解して、うまく乗りこなしている感じ。 失敗を重ねて今の

人がコーチにお金を払うとき

ビジネスをする時には「どういう時にお金が動くのか」ということを頭に入れておくととてもいい。自分の向かうべき方向がわかるから。 お客さんは何にお金を払うのか。「こうだよ」と一言で言えるものではない。ただ、「自分がどんな受け取り方を得意とするのか」を分析することは長く続けていくには大事なことだ。 僕は「感情で繋がり論理を通す」ことでお客さんと繋がることを得意とする。「なんかいいな」で繋がって、深く話して「こういうことだったんだ」、その後にお金のやり取りをするととてもスムーズだ