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仕事を頑張って生きてきた人は「無職力」で化ける(気がする)


仕事を頑張ってきたタイプの人はすぐにわかる。人に揉まれているというか、多くの人と良好な関係を築くために試行錯誤して手に入れた身の振り方というか。

「人当たり」的なものは一朝一夕では身に付かない。直接話すにしてもLINEでのやりとりにしても、揉まれて生きてきた人は「あ、この人は違うな」と思わせてくれる。

性格や特性もあるだろうけど、揉まれている人の身の振り方は資質的なものではない。自分の特徴が客観的にどう見えるのかを理解して、うまく乗りこなしている感じ。

失敗を重ねて今のスタイルにたどり着いたんだろうな。そう思わせてくれる人とのコミュニケーションは楽しい。

そんな「仕事力」のある人にぜひ身につけて欲しい能力がある。「無職力」だ。

無職力とは無職でいられる力。なんの肩書きもなく、所属もなく、収入もなく、「ただそこにいる」だけの存在。

仕事力のある人ほど無職に耐えられない。仕事を「しなくてはいけないもの」「社会人として当然の義務」と思い込んでいるから。

走らずにはいられない。止まったら自分が終わった存在になった気がしてくる。どこのマグロや

無職に耐えられると見えてくるものがある。自分の「仕事力」が肩書きや所属に依存したものだけではないこと。

「自分はしがないサラリーマンだから」と謙遜してしまうのは、サラリーマンとして揉まれているから。そもそもサラリーマンとして生きていけることでさえ当たり前ではないことに気づいて欲しい。

他人と、しかも全く興味もない「たまたまそこにいただけ」の他人と、同じプロジェクトを進めることができる。自分ではない誰かが決めたルールに従い、肉体的にも精神的にも負担をかけながら、それでも任務を遂行することができる。

その「仕事力」を持って無職の世界に飛び込んでごらんなさい。無双できるって。フリーランスになってみなさい。どこに行っても「めちゃめちゃちゃんとしてますね」って言われること間違いなし。

仕事を頑張ってきたことは絶対に無駄にはならない。会社で頑張れる人はどこに行っても頑張れるよ。

ただ、会社で頑張ってきたことが「全てそのまま」別の世界で使えるわけではないから、ちょっと注意。

仕事をこなす体力はあるけれど、「何を持って仕事とするか」「この仕事にどんな意味を持たせるのか」などを考えることは、サラリーマンには求められない能力だから。

ただ、サラリーマンとして仕事を頑張ってきた人の揉まれ方や、仕事に対する基準値の高さは、そうでない人とは全く違うものがあることを覚えておいて欲しい。

だから無職になることを恐れずに、違う世界に飛び出してみたらいい。サラリーマンの異世界転生だ。そこで頑張れたならどこの世界も大体強くてニューゲームだよ。

走り続けてきた人はちょっと止まってみるのも、いいかもしれんね。

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