見出し画像

#23 大きな仕事がうまくいった!のに喜ぶのが下手すぎる話

みなさんこんにちは、お豆腐です。

普段は音声配信アプリ「Stand.fm」にて「豆腐メンタル会社員が毎日を生き抜くチャンネル」を運営しています。

以下は12月11日配信「#23 大きな仕事がうまくいった〜!のに喜ぶのが下手すぎる話」のテキストバージョンです。音声でお聞きになりたい方は、ぜひチャンネルに遊びに来てくださいね。

久しぶりに自分を自分で褒めれるだけの手柄を上げた

私事ですが、数ヶ月前から関わっていた大きなプロジェクトが今週で終わりました。

簡単に言うと、クライアント企業に対して新しい製品・サービスのアイデアを提供するというプロジェクトでした。
そのために私たちのチームは、調査し、戦略を立て、最終的にデザインをしてクライアントに納品したんですが、それを今週の報告会ですごく褒めていただくことができたんですね。
その様子を見ていた社内の上司もすごくご満悦で、早速社内の他のチームにも成功事例として展開しようと言ってくれて、今ちょっと社内でもちやほやされている状況です。

こんなに嬉しいことなのに、喜ぶのが下手です・・・

個人的にもかなり頑張った案件だったので、報告が終わった直後はチームメンバーと喜びあったりしてたんですけど、なんかこういうとき、人より早く余韻から抜けてしまうんですね。

手放しで何かを喜ぶということが苦手というか、自分の中の喜びメーターが振り上がると「本当にそんなに喜ばしいことか?」「調子に乗ってるんじゃないか?」「何かを見落としてないか?」みたいなセルフチェック機能が働いてしまいます。

この「メーターが振り切らない」っていうのは感情以外についてもいえることで、白黒つける・一つに決めるということが苦手で、だから延々と「Aか、Bか…」と考え続け、永遠に煮え切らないという傾向が自分にはあります。

どうせ直らない性格なら、活かし方を考えよう

自分の性格のそういう部分が一人の人間としては残念ではありますが、直らないなら、活かすか殺すかは自分次第だなあと思っています。

今回のプロジェクトを例にあげると、世の中にまだないものや、正解か不正解か分からないものを作るとき、ひたすらアイデアを出して、それをこねくり回して形にしていく根気強さが必要です。
アイデアを出す人が「これでいい」と思った時点でそれが形になってしまうので、時間が許す限りこねくりまわし続ける執着という意味では、自分の性格を役立てることはできるかなと感じているんです。

煮え切らない性格を、もっといいやり方の追求に活かす

この執着は、プロジェクトが終わってからも続きます。
最終的にクライアントに提出したアイデアにはもちろん自信がありますが、一方で、終わった瞬間から「もっといいアイデアが出せるアプローチあったかも」とか「もっと違う結果が出る別の世界線があったかも」ということも考え始めるということです。
これがベストアイデアだ、と思えるものをクライアントにお渡しすることはもちろん大事ですが、アイデアを出す仕事をしている本人がそう思ってしまったらそこで試合終了、っていう感覚も常に持ち合わせていたいなと思っているのです。

この「別の世界線の可能性を考える」感覚は個人的にすごく重要だと思っています。
なぜなら、今回のようにプロジェクトの結果がよかったからといって、プロセスも正解だったとは限らないし、他のプロセスももちろんあったはずだからです。
私たちは一つの案件に没頭している以上、1つのやり方しか試せないわけで、結果だけを見て「このプロセスを横展開しよう」と言ったり、きっとあのときのあれがよかったみたいなのを仮説じゃなくて結論として話し始めるのは危険だなと個人的には思います。

実際、私の思考がどうかに関わらず、ビジネスの世界である以上、プロセスにも結果にもそもそも絶対的な正解とかないですもんね。
このアイデアが本当に成功するものかどうかって、現時点で正しく評価できる人ってクライアントの中にもいないはずで、それでも「素晴らしかった」って言ってくれたのは、今回のクライアント、今回のタイミングではこのアイデアがよかったんだと評価するのが妥当だろうと思うんですよね。

まあ、こういうことを振り返りの会とかで言葉を選ばずに話してしまって、みんなの喜びの火を鎮火してしまうこともよくあるので、言葉遣いには気をつけたいと思います。(笑)

それでは、本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。皆様、お疲れさまでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?