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不思議な話・・・夢。
どこにでも転がっているような話
嫁にある日の朝、不思議な夢を見たと聞かされる。
内容をザックリ言うとこんな感じだ。
気が付くと私は飛んでいた。
しばらくすると私はある場所へ降りて行った。そこは見たこともない
場所の階段の前だった。
引き寄せられるように階段を上がるとそこに赤い着物のような服装の女の人が立っており、
”ようこそ、お待ちしていました”と言った。
初めて見る人だったが、嫁は懐かしさを感じたらしい。
その場所は神社だった。山の上のような場所に立っており、目の前には大きな川が見え、視界は開けており周りは森に囲まれているらしい。
この話を聞かされた時、一般的な回答しかできなかったが、数日後事態は急変する。
”見つけた!”
それは、あの場所だった。
と、ここまではどこにでもあるような話だが、後からその後人生はこれが始まりだったと気が付くことになる。
私が住んでいるのは愛知県だがその場所は奈良県。しかも夢の場所は所謂メジャーな神社ではなく正直聞いたこともない神社だった。
当初、私も”たまたま”だと思った。しかし、正直興味があった。というのも私はどちらかと言うと信じる方側であり、と言うか、否定する根拠がないからである。”あるものはある”これは事実であるからだ。
行ってみよう・・・。
嫁は不安げだった。自分の見た夢の場所が存在するのはわかった。しかし、だからと言って、行って何かある保証もある訳でもないので、夢はたまたま見た夢かもしれないと。
”行けば、何もなかったことがわかる。しかし行かなければ何もない事がわからない。”これが私たちの合言葉のようになった。
某日、その目的地に向かう。
道中その神社に向かう川沿いで嫁が私に言う。
”この景色、この川に見覚えがある”
私たちはその神社の近くの川に降りてみた。デカい川だ。
川へ降りていく途中、嫁は始終”この先には○○がある、曲がると○○がある”
と言っていたが、不思議なことに全て正しかった。
しばらく辺りを散策してから、目的地の神社へと向かう。
そこには・・・・。
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