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週刊AI神絵師

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進化の速いAI画像生成についての話題を記録すべく、優良な生成AIに関する記事をバインダーさせていただいております。2022年10月より前の基礎知識は拙書「AIとコラボして神絵師に…
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#AIイラスト

#AI神絵師本 神速リリースしました!

おっす!白井暁彦(作家)です。 AI画像生成技術で書籍を書きました。 10/28配信開始です。 https://ivtv.page.link/ap 本日、インプレスさんからプレスリリースが出ました。 美麗な画像を文字列から生成!仕事や趣味に使えるAI先端技術の解説書! 『AIとコラボして神絵師になる 論文から読み解くStable Diffusion』発行 技術の泉シリーズ、10月の新刊 「AIとコラボして神絵師になる 論文から読み解くStable Diffusion」

すがやみつる先生を観測しながら生成AIとプロ漫画家の明日を推論する #ゲームセンターあらしチャレンジ

2024年4月30日に生成AIとプロ漫画家のあいだに大きな出来事がおきました。それは、とあるツイートからはじまりました。 当初予想した「つらい思い」まず最初に「すがやみつる先生がこれやると絶対そのあと若輩が辛い思いする流れになるな…」って直感しました。 (自Discord内で記録を取っていました) 「つらい思い」の理由は以下のとおりです。 ・すがやみつる先生は誰よりも技術を使いこなす可能性がある。 ・どれぐらい使いこなすかと言うと、教科書漫画を描けるぐらい。 ・すがやみつ

お絵かき素人がAI生成画をトレス・模写して、さらにAI生成画にする50日

 この記事では、10月19日からXへの個人投稿として開始した「#画像を下絵にトレース100日訓練」という、過去に自分でStable Diffusionなどで生成した画像を、トレスや模写の対象として、もっと自分の思う通りに絵をコントロールできないかという試みを紹介します。また、最初のトレスから、段々と手法を変えていったプロセスも紹介します。  この記事は、生成AI Advent Calendar 2023の12月6日の記事です。 ■トンチキ絵でも描けば理想に近づけるのでは?

Google Colabでlcm-lora-sdxlを使いAIイラストを作成してみた

推論ステップを2から8までに減らすことができるlcm-lora-sdxlを使ってみました。つまり素早く画像生成が出来ますというのが売りとなります。 上記ページを参考にGoogle Colabで動かしてみました。サクッとできますので良いですね。 promptは、8k画像で、黄金色の髪を持つ美しいサイボーグを描いて下さいとなっています。 !pip install --upgrade pip!pip install --upgrade diffusers transforme

Stable Diffusion v1モデル_H2-2023(更新終了)

Last update 11-25-2023 ▼本記事について概要  独自の基準で選んだ、比較的安全とみられるStable Diffusion v1モデル(と、一部のTI embeddingsとVAE)を紹介します。  安全については情報の正確性が保証できず、妥当性も人それぞれですので、各自でご判断ください。本記事の終わりの方に続きを記載しているので、よろしければご一読ください。 下記の記事もお役に立てたら幸いです。 → Stable Diffusion v2モデル_

AIを利用したイラスト作成 ControlNet1.1のAI着色が使い物になった

 こんにちは。一般イラストレーターです。ControlNet1.1でLineartが実装され、AI着色の精度が1.0から大きく向上し、ある程度使い物になるレベルになっています。私もここのところAI着色を使用したイラストを7枚ほど作成してみたのですが、いずれも細部修正を施した上で3~4時間で1枚描けてしまいました。手描きと比べて作業時間は半分程度なので、これはかなり驚異的と言えます。  なので「AI着色が良い感じになったしnoteのネタにすっぺ」と思い、note用の何か良い感

人生初コミケ!AIイラスト合同誌を出展した人のド素人ノウハウ備忘録

コミケお疲れ様でした!! さすがに足が棒。脳みそが無回転です。ひたすら眠い。 ただ書かねばならないのです。 私は、今日、生まれて初めて、コミケの地に立ちました! しかもサークル側! 1年前の私が聞いても信じないでしょうね。 それぐらい大事件です。 私たちが出品したのはAIを活用したイラストの合同誌です。 でもAIだから一発出しとか、手を抜いてるとか、そんなことは全くなくて、それぞれ丁寧に作ってます。そのあたりの経緯はこちらを参照。 今回のお品書きは下記の2点です。 出

絵のようなQRコードをAIで生成する

植物のQRコード QRコードの生成は、可能性としてはあったが、製法が謎のままだった。 香港のhayoでフォームで作成できるようになっていた。この時、元になるQRコードが添付されている。これが手掛かりになった。もし、元画像のQRコードがないと、再現性は薄くなってしまう。 androidスマートフォンで元のpng画像をダウンロードすると、プロンプトに表示されていない部分があった。そこを読んでみると、、、 best quality, masterpiece, flowers

結局コピー機学習ってなんなの?

コピー機という言葉がひとり歩きしている気がするので、ふわっとした理解の人間がふわっとした表現で書きます。 嘘を書くつもりはないですが、正確性を欠く可能性はあるので、大目に見てください。 通常のLoRAにおける"差分"胸のサイズを小さくするLoRAを作成すると仮定する。 この場合、「胸のサイズが小さい絵」を素材として用意して学習させることになる。 よくあるパターンとして、キャラクターのみを切り抜いて背景を白にした素材を用意したとする。 キャプショニング(タグ付け)は「1gir

3Dモデルを使ったキャラクターLoRA作成フロー

それは7月14日のことでした。 矢木に 電流走る――! 過去の記事でも散々『ハニセレ2』『コイカツ』を買えとダイレクトマーケティングを繰り返してきましたが、改めて言っておきます、買いましょう、今のうちだぞ!(本当に) 今回はILLUSIONに哀悼の意を表するために、ILLUSION製品を使ったキャラクターLoRAの作成方法を具体的に説明します。 作業面の説明のみに絞るので、考え方の部分は過去の記事を見てください。 はじめに現在の作成フローを図に表したものがこちら。

水墨画風のAIイラスト

今回は水墨画風のAIイラストを試してみた。 twitterの画像投稿の地形 久方ぶりにtwitterを投稿した。140字なので、生成文は入れられないかと思っていたが、このようにaltにコメントとして入れることができる。 1 woman,50years old, in the forest,ink sketch <lora:zyd232_InkStyle_v1_0:1>, dynamic torso closeup, wearing a kimono Negative p

AIイラストをアップスケールしながら画風を変える

✨ アップスケールってたくさんのやり方があると思うのですが、元の画像をふわふわに仕上る方法と、元画像そのままに仕上る方法を紹介したいと思います。やり方次第でかなり違うので面白いです。 線画が強く出てしまうときはloraでnolineとかboldlineをマイナス適用して線画を細くしたり無くしたりするとフワっとします。 こちらがポン出し元画像です。これをi2iで2倍の大きさにアップスケールしていきたいと思います。 i2i latent アップスケールでゆるふわ✨ Con

備忘録!StableDiffusion WebUI 「Latent Couple extension」の使い方

概要 「Latent Couple extension」の使い方を覚えたので、忘れないうちに備忘録を作成しておきます。これは複数のキャラクターを描き分けられる拡張機能です。  複数のキャラクターをイラストに登場させたくなり、一応いろいろ考えてプロンプトを作って生成しても、「あ~~ぁ ;つД`)」となる事が多発します。例えばこんな風に…  双子コーデを作れる「twin fashion」と言う強力なワードもありますが、双子コーデなのでどうしても二人の衣装が似てしまい、構図が限

Anything-v5.0でAIイラストを30枚作成してみた(Google Colab)

SafetensorsファイルをPythonで取り扱う方法がわかりましたので、今回はAnything-v5.0でAIイラストを30枚作成してみました。 今回のモデルは、ここを利用しています。 今回のコード配下です。下記を実行するときには、Google ColabのGPUのタイプは以下にしてください。 promptは、お好みで変えてください。 !pip install torch!pip install --upgrade diffusers transformers