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不器用なエッセイ #1「アイスピックを愛せるように」

こんにちは、Oです。
エッセイをこれから書いていきたいです、よろしくお願いします。

まずお前は誰だ

Oです。何者でもありません。
でもここに書き綴っていくことで何かが残ればと思っています。
早速ですが以下にエッセイを、書いていきます

1日目「アイスピックを愛せるように」

僕は自分がアイスピックのように思えてなりません。どういう意味かというと、

世界を台所に例え、多くの人間を包丁だと考えたとき
自分はみんなと同じようにお肉を切ったり、野菜を切ったりすることができませんでした
しかしながら、変なことに
僕は他の人より氷を砕くのが得意だと気が付きました。

それが、自分がアイスピックに思えるという事です、さらに言うと

僕は他の人のように食材をうまく切れないことをコンプレックスに感じていましたが、最近では、包丁で氷をうまく砕くのは難しいだろうし、人と人との違いは単にキッチン用品の違いのようなものだと、良い悪いを決めつけずに、フラットに考えられるようになってきました。

それもそのはずです。僕が現実でアイスピックを使って野菜を切ろうとしたことが無いように、自分がアイスピックであることが悪いのではなくて、アイスピックで野菜を切ろうとしていること、それ自体が悪いのだと気がつけました。

しかし、それでもアイスピックとして生きるというのは難しさがあります、

例えば、自分の先端が尖りすぎている分、意図せず大切な人を傷つけてしまうこともあります。人のためを思ってやったことが、逆に人を傷つけたり悪い方向に向かわせてしまうことがあります。そういうことが本当に本当に切ないです。
まるで、抱きしめるほど相手を傷つけてしまう、シザーハンズやヤマアラシの気分です

それが、エッセイタイトルの「不器用」というところに繋がります。

今日こうやってエッセイを書こうと思い立ったのも、僕が「不器用」だからです。
僕には親密な人がいるのだから、エッセイみたいな遠回りをせずに、そういった人に赤裸々に気持ちを伝えられてしまえば良いのに。でも、やっぱり、難しくて。

だから、僕は不器用だから、こそエッセイを書きます。アイスピックを愛すことが出来るように。

読んでいただきありがとうございました。

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