人の死に関わるという事

こんにちは!

埼玉県で介護福祉士をしている大西です。

今回のテーマは「人の死」について。

スピリチュアルな話じゃないですよ(笑)
志村けんさんのニュースを見て、今回のテーマにしました。
普段はメディアには興味ないんですが、思う所があったので、介護の話と絡めならが書いていきたいと思います。

第16弾、よろしくお願いします。


人の死に触れた事があるか

この仕事をしていると、人の死に触れる事が多いです。
最初に出会った時はピンピン歩いてたのに、段々と弱っていく姿。
ある時は急変し助けられなかったり、ある時は入院してそのまま、、、

なんて事も。

一緒に仕事をしている仲間では、緊急対応している時にショックを受けたり、亡くなった方を見て泣いたり、様々は反応があります。

僕が初めて人の死に触れたのは、中学生の時におばあちゃんのお葬式でした。

一緒に住んだ事もあり、感謝していたおばあちゃんが急に亡くなったと聞き少なからずとも悲しい気持ちになったのを覚えています。

実際にお葬式に行った時に、棺に入ったおばあちゃんの姿を見た時に実は、なんとも言えない気持ちだったんです。

その時の気持ちは言語化出来ませんが、ただ覚えているのが

「あぁ、これが人が死んだ姿なんだな」

って感じたんですね。

泣いている母親に「最後だから触っておきなさい」と言われた時も、ちゃんと触れなかったのを覚えています。


そんなこんなで、僕が人の死に触れたのは中学生でした。
そしてその感動(感情が動いたという意味で)は何となく薄かった思い出があります。


介護福祉士になって初めて触れた死は、独り立ちした夜勤の初っ端でした。
(3回目の夜勤で、3ヶ月目の最初にだったかな)

朝方の巡回で副主任の人が「大西!やばいから来て!」の声で駆けつけると、既に真っ白で目を見開いているおじいちゃんでした。

心の中で(もう、助からないなぁ)と思いつつ心臓マッサージをしたりして。
不気味なくらい冷静でいたと思います笑

人って必ず死ぬんですね。

だから、毎日後悔がないように生きていこうと、そんな風に思うようになりました。


生きる事の難しさ

日本で亡くなる方の数は、年間130万人以上だそうです。

死ぬというのは自然な事だと思いますが、その中で"生きたい"と思いながら亡くなった方は、どのくらいいるんでしょう?

正直わからないですよね、少なくとも僕は、僕の周りからそんな人を減らしたい。

その為に最後に向かって生きる人に関わっていきたい、そんな気持ちがあります。

「生きたい」

と思いながらも亡くなる

そんな人を見た時、僕らは何を思うのでしょう?

僕はなんでも良いから、その人の思い出の一部になりたい。

そんな風に感じています。

ただ"生きていく"のは簡単ですが、"生き抜く"のはとても難しい。

なんか、そんな風に感じています。


"死ぬ"という事を感じろ

嫌な見出しですね(笑)
死にたくないですよね(笑)

でも、人って死んじゃうんですよね。
目を背けては通れない道です。

死ぬ事を考えろ、ってわけじゃなくて、人間には終わりがあるって事を考えて欲しい。
それだけなんです(笑)
(※酔っ払い始めている)


その事を感じると、今の幸せや有り難さを感じると思うんです。

病気になるかもしれない、怪我をするかもしれない。

人はいつどうなるかわかりません。

その為に、"今"を感じて、どう「生きていくか」を考えてみませんか?

僕はその為にも「介護」という仕事が大好きです。

この前も一人のおじいさんを看取りました。

その人は、元気な時には人のご飯を食べてしまったり(笑)
女の人のお尻を触ろうとしたり(笑)

すっごく面白いおじいさんでした。

一時体調が悪くなり、病気も相まって、段々と体力も衰えていきました。

人の最後って、素敵で儚くて悲しくて、本当に考えさせられる最後でした。

僕は丁度お休みの日で、次の出勤日に亡くなった事を知りました。

でも、やりきったという感情があったので、悲しくはなかったんです。

他の職員から「眠ってたみたいだったよ、苦しまなかったみたい」と聞きました。

実際の所はわかりませんが、それだけ皆んなが深く関われたという事でしょう。

一生懸命やった看取りに、良いも悪いもありません。

沢山のことを勉強させてもらいました。

人の"死"は、色んな感情を成長させます。 

う〜〜〜ん、何が言いたいかと言うと。。、


人の人生に関わり、死ぬ事に関わる。

それが介護、って事でしょうか。

上手くまとめられませんでしたが、「死」を通して介護の魅力を伝えたかったんです(笑)


今を精一杯生きて、今を幸せに生きる。

そんな事を書きたかったnoteでした。



ちょっとグダグタになりましたが、読んでくれてありがとうございます。

今後も福祉の魅力発信、思いの言語化をしていきたいと思います。

今後とも、よろしくお願いいたします!!!!

    未来を創る介護福祉士 大西

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