介護の世界の勉強の仕方
こんにちは!
埼玉県で介護福祉士をしている大西です!
今回のテーマは「見分」です。
以前にも似たような記事を書いたのですが、先日Facebookライブで介護業界のある方々とトークをした際に「やっぱり知るかどうか」って大事だなぁと感じたので、そのことについて書いていこうと思います。
それでは第204弾です、よろしくお願いします
知ることで感覚を言語化する
介護業界には、日々様々な人材が参入してきます。
その中には良い人もいれば、良い介護士さんもいる
多くの人は施設に定められたマニュアル通りに仕事をし、「介護とは何か?」とまでは考えません。
いや、考えても「わからない」というのが正解ですね。
介護技術や病気や認知症の知識は学校で学んでも「介護で大切な物」ってあまりわからないんですね。
もちろん「関係性が大切」とか教えてくれる先生もいるとは思いますが、それだけでは現場では通用しないのが現実。
例えば排泄最優先の原則
これ、聞いたことありますか?
僕は去年まで知らなかったです(笑)
ちなみにこれ、読んで字のごとく「排泄の感覚を大切にしましょうね」というもの。
あたりまえですよね、生理現象って人間って我慢できませんから。
だけど、どこか違和感を感じませんか?
こんな原則があるってことは、排泄が生活の中で優先されていないってことなんですよね。
他にも細かい話はありますが、おおむねそんな認識で良いんじゃないかなぁと思います。
排泄が優先されない介護現場は、多々あります。
何度もトイレを訴えるお年寄りに「さっき行ったでしょ」「もう出ません」挙句には動けないように拘束してしまったり虐待事件が起きたり。
しかしこれにも原因があります。
それは「環境」と「知識不足」です。
環境は言わずもがな、人って追い詰められてしまうと天使が悪魔にだってなってしまう。
もともとは「トイレくらい行ってもいいじゃん」といった感覚の人やそんな周囲に嫌気がさす人も、次第に環境に飲み込まれていきます。
もともとあった良い感覚が殺されていくんですね。
そんな時に「排泄最優先の原則」って言葉を知っていたら、どうでしょうか?
おそらくですが、持ち合わせている感覚を殺さずに済むのではないでしょうか。
「自分のこの感覚は間違っていなかった」と
これが正しい事だった、と
本当にこの世は、人間は
「知る」か「知らない」か。
「学ぶ」か「学ばない」か
そんな風に思うんですね。
学ぶことで、教わることで持ち合わせている感覚を言語化する。
これが自身を救う事に繋がるんですね。
繋がって世界を知る
大人になると日本人は勉強をしなくなると言います。
一日の平均勉強時間はおよお5分ほど。
さて、驚きですよね。
何も勉強って教科書にかじりついてノートをとる事だけではありません。
新しい情報に触れ、知識を仕入れることもまた「学び」です。
特に介護の正解はまだまだ情報がオープンになりきれていません。
学ぼう!と思っても怪しいセミナーや、一部の著者の本くらいしかありません。
(ちなみに僕は三好春樹さんの「関係障害論」と「うんこしっこの介護学」で学びました)
もちろんそういう世界に飛び込んでみるのも良いんですが、最近僕が確信したのは「介護施設で働く熱い人たち喋ることが最も効率よく学べる」という事。
介護施設ってまだまだ閉じられていて、よその施設がどんな取り組みをしているかさえわかりません。
世の中にどんな職員がいるか、希望があるかさえわかりません。
だから、違う施設にどんな人が働いているかを知る、しかも「視点の高い人」の話を聞くのが一番勉強になるんですね。
(本には無い実践や経験が聞けるからです。)
そういった人を知ることで、世界が広がっていることを知り、学び、自信を持つことが出来る。
目標が出来て、介護が楽しくなる。
そんな未来、世界、働き方が良くないですか?
未来の自分を創るのは
今の自分の行動です。
いま、あなたは何をしますか?
今日はそんな話でした。
それでは今回も読んで頂きありがとうございます!
次回もまたよろしくお願いします!!
未来を創る介護福祉士 大西
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