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要注意!パパの育休ウイルスは伝染るんです

山口慎太郎さんの「「家族の幸せ」の経済学」によると、育休は伝染するらしい

育休改革直後に育休をとったのは一部の勇気あるお父さんたちでした。こうした勇気あるお父さんが、同僚あるいは兄弟にいた場合、育休取得率が11~15パーセントポイントも上昇したようです。

「家族の幸せ」の経済学 第4章 P152

では、おおかみの場合はどうだったか

幸か不幸か…復職して1年ちょっとで所属していたS研は”解散”
事業所もなくなり、メンバーはあちこちに散った

そもそも、おおかみ自身が復職して1年と経たないうちに社内FAで異動。直後に解散
社内FAの理由に脱遠距離通勤もあったので「はやく言ってよ~」と思わないことも無く…

まあ、世の中こんなもん
特に会社なんてものは思った通りに動かない


異動までの間、「おおかみ、育休経験を吠える」的な集いで話をすることもあったし、BSにゅうすに取り上げられたりもした

だから、おおかみのような変わり者がいたことは部署内では周知の事実

けれども、おおかみに続いて男性育休を取る人は出てこなかった
孤独なおおかみは、ファーストペンギンになれなかった


そして数年後。男性育休が増えないことに業を煮やした人事部が、男性育休取得者座談会を企画
あちらこちらの部署から、育休をそれなりの期間取得した人が集められた

会議室に入り、メンバーが顔を会わせる。思わず全員ニヤリ😀

ほぼ全員”S研”出身者だった
自己紹介も必要なし。「おおかみ、育休経験を吠える」に集っていた面々だった

社内のあちらこちらへ散っていたけど、ペンギンどもは後ろに続いてた
育休ウイルスは伝染する。同じ部署内は危険だ


復職して1年足らずしか同じ部署にいなかった
だから、育休をとったおおかみが、会社でどんな扱いを受けるか、当時はまだ未知の世界

それでも後に続くペンギンが出てきたのは、おおかみが何事もなかったように復職し、育休前とまったく同じように仕事を楽しんでいたからかな…と手前味噌ながら、そう思う

復職してアップアップしてたら、つらそうに見えたら、後に続く気はしないよね

ちなみに後に続いたペンギンの中には、きちんと出世した人もいる
出世は本人の心意気次第。育児と出世の二兎を追っても大丈夫!


育休ウイルスは、爆発的な感染は起こさなかったけれど、じわじわと広がっていたのかな

潜伏期間が長いんだな。きっと
それに発症するための条件もいろいろあるからな

おおかみが働いていた会社では、人事のがんばりで男性の育休取得率は年々向上
そしてついに「プラチナくるみん認定」を受ける

おおかみが男性育休ウイルスの発生源になっていたのだったら、そして感染率は低かったかもしれないけど、誰かの心に少しでも刺さっていたのなら嬉しい♬






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