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SurfaceGo(第1世代)-Manjaro KDE Plasma 古いWindowsタブレットをLinuxで復活

Manjaro KDE Plasmaの動作確認です。
お〜げさんです。
SurfaceGo(第1世代)にManjaro KDE Plasmaをインストール・動作確認をした記事です。



Manjaroの情報

ManjaroはArch Linuxをベースにしているディストリビューションです。
Arch Linuxを簡単にインストール出来るようにした人気のディストリビューションです。

デスクトップ環境の種類が豊富で自分に合ったものを選べる点も人気の理由の一つです。
デスクトップ(公式):Plasma・Xfce・GNOME
コミュニティ:多数

※今回はPlasma(KDE Plasma)版を使って動作確認をします。

Arch Linuxはローリングリリースを採用しています。
これは「最新技術をどんどん採用する」方法です。
安定性は「Debian」「Ubuntu」と比較すると劣ります。
これは安定性重視か?最新技術をとるか?なので利用者の判断ですね。

【Manjaroの情報】Linux Japan-Infoより
Manjaro Linuxの情報

最新バージョン: 「23.1.0」 2023/12/16 リリース
■公式サイト: https://manjaro.org/
■公式 News・Blog: https://mxlinux.org/mx-linux-blog/
■公式X(Twitter): https://twitter.com/ManjaroLinux

デスクトップ環境: KDE Plasma
 ー 公式サイト: https://kde.org/ja/plasma-desktop/  (日本語)


動作確認について

【動作確認 項目】

・ライブ起動の可否
・インストールの可否
・WiFiアダプタの認識 ・・・重要
・ディスプレイ(タッチパネル・ペン操作)
・ディスプレイの輝度変更
・画面回転に対応しているか
・サウンド ・・・Youtube動画で確認
・バッテリーの認識と充電 ・・・重要

※純正キーボードは未入手のため未確認

インストール時の環境

インストールの可否も大事なポイントですので同じ方法で統一しています。
1.ストレージはフォーマット済み(OS無しの状態)にする
2.インストール用メディア=USBメモリは同じアプリアプリケーションを使用してISOファイルを書き込み

【インストールメディアの作成】
 − WindowsのRufus(バージョン4.3)
 ー Rufusの設定: DDモード
  →(ハイブリッドモード〜〜 でDDモードが強制された)

動作確認の情報

1.USBメモリーからのライブ起動

起動画面
「Boot wiht opensource driver」を選択

−1 ライブ起動: OK
−2 デバイスの認識: OK
 ・WiFi: OK
 ・ディスプレイ: タッチ操作OK/ペン操作OK
 ・サウンド: OK
 ・ディスプレイ輝度変更: OK

2.インストール

インストーラー:Caramares

【注意】
デフォルト設定ではスワップ(Swap)は「スワップを使用しない」となっています。

インストール時のスワップ設定

インストール中に「Officeソフト」の選択を求められます。
私はLibreOfficeを選択してインストールを続行しました

問題無く完了

3.インストール後

インストール完了し再起動後の状態です。
−1 ディスプレイの解像度が「175%」の状態
 → 「設定」ー「ディスプレイの設定」ー「スケール」で『100%』に変更
−2 デバイスの認識: OK
 ・WiFi: OK
 ・ディスプレイ: タッチ操作OK/ペン操作OK
 ・サウンド: OK
 ・ディスプレイ輝度変更: OK
 ・バッテリー: 認識OK/充電OK
−2 アップデートを実行→再起動を実施

4.OSの起動

−1 ディスプレイの解像度は「100%」で問題なし
−2 デバイスの認識・状態: OK
 ・WiFi: OK
 ・ディスプレイ: タッチ操作OK/ペン操作OK
 ・サウンド: OK
 ・ディスプレイ輝度変更: OK
 ・バッテリー: 認識OK/充電OK
−3 画面の自動回転: NG ・・・自動回転に対応していないが縦画面可能
 →「ディスプレイを設定」で 縦(右回転・左回転)と反転にする事が可能
 →縦画面でもマウス・タッチのズレが無く操作可能 
−4 「neofetch」はデフォルトでインストールされていました

動作確認の結果・情報

インストール・動作確認は問題ありませんでした。
※インストール直後の再起動時にディスプレイの解像度が「175%」になる事象が発生しましたが設定変更で対処出来ました。
※スワップの設定(有無)は使い方や考え方で必要性が変わると思いますのでこの記事ではデフォルトのままとしました。

Manjaro (KDE Plasma版)のデスクトップ画面
Windowsライクです。
しかしすごくカスタマイズ性、機能性が高いです。(KDE Plasma)

KDE Plasmaはカスタマイズ出来る事が多くて自分好みにする楽しみがあります。オリジナルツール・ウィジェットも豊富です。

ディスプレイ 100%
メニューを表示

OSの情報

neofetchの表示:OSの情報
(OS起動直後の)メモリー消費量が「約1300MB」はGNOMEより少ないですがLinuxとして多めの方だと思います。

縦表示に対応:自動回転には非対応。設定変更が必要
設定変更が必要ですが縦画面に対応しているのはSurfaceGoの使い勝手が良くなると思います。
WEBブラウザやPDFファイルの閲覧時に向いていますね。



マガジン

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古いWindowsタブレットをLinuxで復活


古いWindowsタブレットをLinuxで復活-実機(SurfaceGo)

最後までご覧頂きありがとうございました。
デスクトップ環境のKDE Plasmaはすごくカスタマイズ性が高いので人気です。ただ、私は設定を覚えられないので後から変更する時にどの項目(設定)か?思い出せ無いことがあります 笑

SurfaceGoの動作確認は他のLinuxでも行っておりますのでそちらの記事も見て頂けるとうれしいです。


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