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不登校問題。あなたは何を思う?【2023年10月11日】

まずは、この記事をご覧ください。

最近、取り上げられたニュースで、不登校者数が過去最多となった件について。

いろんな意見や見方があると思います。

俺は「不登校」という言葉そのものが、そもそもおかしいのではないかと思っているタイプです。

勉強不足で、他の国の教育制度については知識不足なのですが、日本の義務教育制度はかなり整っている方だと思うのです。

学校に行けない国がある一方で、日本に生まれたという時点で、小学校・中学校は学校に通えてしまう。そもそもこれだけでもすごいことなんじゃないのかなと思います。

でもね、ちょっと勘違いしてる人もいるかもしれないんだけど、義務教育って「子供が学校に通う義務」ではなくて、「親が子供を学校に行かせる義務」だと、法律で定義されています。

そこで、これは正しい捉え方ではないかもしれないんだけど、新たな視点として、考えるきっかけとして。

日本に生まれたという時点で、子供は「小学校・中学校に通う」という”権利”を持っていることになりますね。”権利”を行使するかどうかって自由だと思うんです。だから、「学校に行かない」つまり、”権利”を行使しないということもできる、と考えられます。

そのように、子供が”権利”を行使しないということに対して、無理矢理学校に行かせるというのは、子供の権利を侵害してることになるっていう考え方もできると思うんです。

本来、子供が「学校に行く」という権利を行使したいと思った時に、親はその権利を行使させ、教育を受けさせる。そこに義務が生じる。それを義務教育って言うこともできると思うんです。

「親が子供に教育を受けさせる義務」がある前に、子供が「学校に行く/行かない」という権利を行使するかどうかが先にある気がするんです。

本来、学校に行くかどうかは子供が選ぶ権利だとすると、「不登校」=悪みたいな考え方はすごくおかしいと思います。だって、どっちを選ぼうが、その選択自体に優劣はないから。

何かしらの理由があって、学校に行かないという選択肢をしただけ。

もちろん、どうして学校に行かないのか、行きたくないのか、その理由を明らかにして、それを改善しようとする動き、それこそがすごく真っ当だと思うのです。

不登校=悪、行かない子供が悪いと考える前に、行きたいと思えるようなそういう環境を用意できてない俺たち大人側、社会側に責任があるような気がするんです。

だって、大人も子供も関係なく楽しいものには参加したいと思うでしょ?キャンプとか旅行とかライブとか、人によって何に楽しいと思うかはそれぞれだとして、とにかく楽しいものに参加したいという思いは全員一致すると思うんです。

不登校が増えてるということは、学校は楽しい場所じゃないってことの表れだと思うんです。

でも、学校以外に、その子がのめり込むような、全力で楽しめるような場や環境があればそれでいいのではないかとも思うのです。

さっきも言ったけど、学校に行く義務はなくて、本来行くか行かないかを選べるもの。

学校も含めて、子供がこの社会に、「楽しい」と思える場がたくさんたくさんあれば、いいんじゃないかなと思う。そして、そこにいる大人がキラキラしてたり、楽しんでたりすることが大事だと思う。

結局、キラキラした大人がいるか、楽しんでる大人がどれだけいるか。不登校問題の前に、これが今の社会には欠けている気がするんです。

「学校なんて行かなくてもいい」なんて軽々しく言えたものではありません。学校に行かないことによって、その後の人生にデメリットが生じる可能性は十分に考えなくてはいけません。学校に行けない子が、家庭以外の場で社会との繋がりを持てる場があるかどうかを十分に考えなければいけません。

今の時代、勉強したいと思えば、学校に行かなくてもできるのは事実です。
だから、学校に行かなくていいというわけではなく、子供が選べるかどうかの方が大事だと思う。

不登校問題が敏感に取り上げられる度に、大人側に矛先を向けられている気がするんです。
大人側の問題なんじゃないのかなって。

だからこそ、当事者意識を持ってほしい。

この社会を良くしたい
生きやすい社会にしたい
心地よい社会にしたい

政治家がやってくれる、誰かがやってくれる。
そんな思いを抱いている人がいる限り、社会は良くならない。どんなアプローチであれ、「自分たちが生きるこの社会は、自分たちの手でよくする」という目的は全員で一致しなければ行けない気がする。

そういう当事者を育てていくためには、やっぱり教育が欠かせないと思う。

子供は良くも悪くも素直なんです。
不登校問題というのは、この社会は生きにくい、つまらない。特に学校はそういう場所。っていうことの表れ。

だからこそ、この問題に直面しているからこそ、大人がこの社会に対して何ができるのかを一人ひとりが考えていく必要がある。


不登校問題に関して、いろんな意見があります。専門家の意見とは違うかもしれない。

ただ、一つの考え方として、みんなが当事者意識を持てるようになったらいいなと思います。

やっぱり、この社会は自分たちで作るもの。

そう信じています。

今日も読んで頂きありがとうございます。

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