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”いいもの”に触れて目を育て、”ひどいもの”から学びたい


最近、物事を批判的に見るためには「もっとこうすればいいのに」という最善が見えている必要があるのではないかと考えるようになった。

「え??そのデザインはないわー」
「自分だったらそれはしない」
「その見せ方よりこっちの方が伝わるのに」

といったツッコミ力が物事を批判的にみるためには必要だと思う。
そして、”もっとこうすればいいのに”を持っていないと、批判的に見ることは難しい。


私は日常で何かにツッコみたくなることは多々あるのに
それをできるだけ見ないようにしていたのだと思う。
見て見ぬ振りもしていたと思う。
見ることで気分が悪くなったり、疲れてしまうから。

でもそうやって逃げてばっかじゃいつまで経っても”いいもの”や”最善”が分からないままなんじゃないかと思うようになった。


そして、先日嫌でも見なければならないことがあった。

大好きなアパレルブランドのmamekurogouchiがユニクロとコラボするという情報だ

ありえない!!と思った。
世の中に対する怒りや疑問、違和感はほどほどにあったが、今回ほど強く思ったことはなく、なぜこんなに嫌だと思ったのかと考えてみた。

①生産工程をずっと大切に発信してきたmameの理念とユニクロは相反している企業だと思うから。
②その考え方が好きで共感して初期から応援していたコアファンやこれまでmameのお洋服を購入してきた顧客を裏切る行為だと思うから。

→これらの怒りは全て自分ごとだからだと気付いた。私は初任給でmameのお洋服を買うことを学生時代から決めていた。そのくらいmameは憧れで、でも学生が買うには恐れ多くて、mameのお洋服の似合う強くて凛としてかっこよくて、でも女性らしい上品な人になりたいと思っていた。

それなのに、どうして!?と。
怒りと悲しみが同時に湧き上がってきた。

でも物事にはいい面もあると思っているので、
mameの価格帯としてやりづらい消耗品(インナーウエア)をユニクロにアウトソーシングすることで黒河内さんの想いをより多くの人に届ける手段として最適なのかなとも思った。

それでも、、、と思う部分はあるけど、、


私のこの思いは今後も自分の業務にも生活にも活かせることだと思っていて、
本当にこの商品が好きなターゲットはどんな想いで購入しているのか。
どんな売り方をすればそこに刺さるのか。
これはファンを裏切ることにはならないか。
という視点は特に深掘りしていかなければならないと身をもって感じた。


そして、ただ批判するだけでなく、このやり方ではどうか?と新しい提案をできるかどうかが凄く大切だと思う。
文句言うだけなら誰にだってできる。(私は見て見ぬ振りしていたからそれ以前かもしれないけど)
文句を言った上で、でもあなたの想いを届けるお手伝いがしたくて、こうすればもっと良いと思う。と言えるかどうか。
そこに人間性も、思考力も、相手に対するリスペクトも、問題解決力も、
全て現れると思う。

より良いものを提案できるように、
「それはないわ・・・」と思うような、ひどいものの酷さに気付けるように、
普段から常に”いいもの”を見ていきたい。

私も全然できていないことだから、ここでオープンにすることで自分にもプレッシャーかけていきます。(笑)
代替え案もないのに腕を組んで批判ばかりする大人にはなりたくない!

前提として相対する人にリスペクトのある、かっこいい大人になりたいもんですね。

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今放送されている大豆田とわ子と三人の元夫というドラマでとわ子役の松たか子さんがよく着ている衣装がmameです。
主題歌もSTUTS、フレシノを筆頭に素敵なラッパーさん達が歌っているので皆さん是非ご視聴ください。
脚本は坂元裕二さん、プロデューサーは藤井健太郎さん、佐野亜裕美さんという最高のドラマです。

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最近上司とお話してて、すごく刺さった言葉があるので残しておきたいと思います。

”何も変わっていないなら作る意味がない。”

またこのことについてもnote書きたいな。
では、6月も楽しみながら頑張りましょう〜

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