婚約指輪と結婚指輪が表す関係性
婚約指輪と結婚指輪ほど二人の関係性を表すアクセサリーは無いと思う。ある人は生活の保障として大きなダイヤをえらび、またある人は唯一無二の証を求めて手作りする。
私たち夫婦もまた例に漏れず、夫婦2人の関係性を如実に表現しているのが、ゴールドの婚約指輪と結婚指輪だ。
婚約指輪については不要だが、買ってもらえるなら断るものではないかと、その年のボーナスで買うものリストに載せていたFredの少しだけ石の入ったファッションリングを買ってもらった。太すぎて関節一個が覆われるようなゴツい代物なので、婚約指輪に選んだのはわたしくらいだろう。
結婚指輪は、カルティエのラブリングにした。派手だがまあある選択。ただしカラーはゴールド。ほぼ服装自由のわたしはいいが、お堅い日系企業営業マンの旦那にはなかなかヘビーな選択になった。よく派手な嫁に言いなりの気弱な旦那といじられるらしい。100パーセントその通りだがそれを含めてなんでか旦那は満足げだ。
この2つの指輪選びにまつわるエピソードは、私たちの関係性を見事に承知している。簡潔にまとめるとルールよりもこだわり優先の派手なわたしと、わたしには絶対にノーが言えないおとなしい旦那だ。
とはいえなんでもこだわって一度愛したものはずっと大切にするわたしと、決断力はないが時たま急にスリルを味わいたがる旦那は、正反対で相性がいいのかもしれない。
2019/8/14 NAKAO AYUMI
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