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好調ブルーズ2004年以来のクライストチャーチで勝利なるか?対クルセイダーズ、プレビュー

スーパーラグビー・パシフィック Round9

今週でニュージーランドダービーが終わり、いよいよ来週からオーストラリアのチームと戦うことになる。
両チームとも1敗同士で、これまでのパフォーマンスを見ると今季の決勝のカードになるかも知れない大一番の試合から今週は始まる。

ブルーズは、クルセイダーズのホームのクライストチャーチでの最後の勝利は2004年にさかのぼる。それだけクライストチャーチで勝利することは難しいと言う事だ。

ブルーズは、この試合に怪我から大物が復帰で勝利の後押しなるか⁉
白熱間違いなしの試合の展望とスコアー予想をしていきます。

(上記のリンクは、昨年クライストチャーチでぼろぼるにやられたブルーズの試合レビュー投稿)

クルセイダーズのメンバー

怪我から復帰のO・ヤーガーがいきなり先発で復帰で3番に入る。

先週貴重なトライをしたロックのQ・ストレンジの怪我により、ハイランダーズ戦でデビューしたばかりのZ・ギャラガーを5番で先発に抜擢!

ハーフバック(9番)は、今週はB・ホールを先発、M・ドラモンドがベンチで後半からテンポをあげる作戦か。

ここ数試合13番で迫力のある突進を見せていたL・ファインガアヌクを11番で起用。13番に入ったB・エノーが先週のパフォーマンスが良かったから、ファインガアヌクをウイングにしたのか。

ため息が出るくらい、とにかく凄いBK陣だ。

ブルーズのメンバー

2戦目のチーフス戦で肩の怪我をして離脱していた、今季の加入の元ラグビー・リーグの大スターのRTS(ロジャー・トゥイヴァサシェック)が大一番の試合に間に合いベンチ入り。後半からのインパクトに期待。

注目は、元クルセイダーズのロマノが4番で出場。古巣相手に燃えている事だろう。クルセイダーズを知り尽くしているだけに、頼もしい存在だ。

先週の試合の直前にメンバーから外れたF・クリスティーは、今週は回復して9番で先発は嬉しいニュース。

14番にAJ・ラムを抜擢。クルセイダーズのパワフルウイングのファインガアヌクに対抗するためかサイズのあるラムを対面に持ってきたのか?
ファインガアヌクの突破を止めれるか重要な役目になる。

※上記では、14番がテレアだが、ラムが14番でテレアが11番(?)

注目マッチアップ

両チームともオールブラックス(ABs)を多く抱えるメンバーで注目マッチアップばかりになる。

文句なしに10番: R・モウンガ v B・バレット
ABs10番争いの超注目対決!!
先週の復帰戦で存在感の見せつけたB・バレットが、この試合でモウンガ相手にも貫録を見せつけることができるか?
対するモウンガは、大一番でB・バレット相手に良いパフォーマンスが出来るか注目。モウンガにとってABsでの立ち位置が決まる大事な試合になる。

その他で挙げると

1番 J・ムーディ v 3番 O・トゥンガファシ
調子を上げてきたO・トゥンガファシ、先週の頭部の大出血は大丈夫だったのかが、マッチアップより気になる。
ムーディー相手に良いパフォーマンスを見せてABsの3番をゲットしたい。

2020Rugby  vs クルセIMG_7548 (2)

4番: S・バレット v L・ロマノ
昨年までクルセイダーズ所属のロマノ(写真上、クルセイダーズ在籍時)がブルーズのFWにいい影響を与えているのは間違いない。36歳で経験を活かして古巣相手に大暴れを期待。
ABsでロックのレギュラーを狙えるS・バレットとのガチンコ対決は要注目!

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6番: E・ブラッカダー(写真上) v T・ロビンソン(写真下)
激しいプレイが持ち味の両選手の対決。ロックのバトルと共に要注目!

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7番: T・クリスティー v D・パパリィイ
タックル数が毎試合半端ないクリスティーがパパリィイとブレイクダウンでのバトルは試合を左右することになるか。

12番: D・ハヴィリ v B・ヒーン
ここに取り上げて意外に思われるかも知れないが敢えて書かせていただく。
筆者が気になるのは、ブルーズのB・ヒーン。
本職はウイングだが、12番のレギュラークラスの二人が一気に怪我で12番を任されている。そつなくこなしているが、現ABsのD・ハヴィリ相手に特にディフェンス面で上手くいかなければ、クルセイダーズに一気に持っていかれることになりかねない。ベンチに入ったRTSのディフェンスも同様
何気にキーポイントになるポジションの対決。

13番 B・エノー v R・イオアネ
調子を上げてきたエノーが大一番で13番に抜擢された。
対するは、相変わらずの凄さでボールを持てば一気に行ってしまうR・イオアネ。エノーのディフェンスが鍵を握るか。

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15番: W・ジョーダン(写真上) v S・ペロフェタ(写真下)
キック、ランともに好調なペロフェタが、スピードスターのジョーダンに負けないパフォーマンスをすればブルーズの勝利も見えてくるか。
逆にジョーダンが目立つ展開になるとクルセイダーズの勝利は確実か。

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書いていたら一杯挙げてしまったが、本音はもっと挙げたいくらい。
おまけ・・・
S・リース v M・テレアの決定力のある対決も注目したい。

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試合展望とスコアー予想

先週のチーフス戦で25点差をつけて、見事な完封勝利をしたブルーズの強さが未だに頭に残り、相性の悪い相手、場所でも関係なくブルーズがやってくれるイメージが湧いてくる。

しかし、試合巧者のクルセイダーズが、ここ数試合苦戦していたのをしっかり立て直してくるだろう。

上記の注目マッチアップを軸にに白熱した対戦になることは間違いないか。
特に10番のパフォーマンスが良い方が有利になりそうで、二人のゲームコントロールにも注目したい。

あとは、注目マッチであえて取り上げたブルーズの12番の心配と、先週のような規律の悪さを改善できるかも大きなポイントとなるか。

予想は難しいが、ブルーズの仕上がりの良さ、そしてB・バレットの流石のプレイを見てしまったのでブルーズが5点差で勝利と予想!

FRIDAY 15 APRIL 2022
19:05(NZT) Crusaders v Blues Orangetheory Stadium

プレビューを書いているだけでワクワクしてきた。
この大一番の試合を現地で観戦してきます!
赤色に囲まれた中で、ブルーズの旗を振っている日本人がいたら私かも。

※写真は、2020、2021年スーパーラグビーで筆者撮影




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