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チーフス初黒星&クルセイダーズは激戦制す! スーパーラグビーR12レビュー(NZ全試合)生観戦記あり

スーパーラグビー第12節
試合後のレビューNZチーム全試合
※いつもは1試合ずつやっていましたが、
今週は体調崩したのと時間がないのとあり、
全試合まとめての簡単投稿になります。

チーフス 22-25 レッズ

試合前のプレビュー投稿は以下のリンク👇

オールブラックスの選手の休養や怪我人がいたためメンバーを少し落としていたチーフス。それでも勝てると思っていたので、プレビューでの勝敗予想は、15点差でチーフスとしていたが・・・

まさかの敗戦💦 レッズはメンバー悪くないのに、そんなに勝ててないのが不思議なくらいと(ワラターズも)思っていたが、この試合では気持ちの面でレッズが勝ってましたね。

チーフスは、10連勝していて、レッズの評価が低かったので、少し気持ちが緩んだか。
今までの集中力とは、違ったなと、試合の中身よりそちらの方が大きいかなと思ってます。

最後攻めていてチーフスにアドバンテージが出ていたけど、どこでオーバーになったか分からなかった。選手もアドバンテージがあると思って(?)強引にトライを狙いに行ったのかなと思ったりも。

負けは残念ですが、今負けてて良かったかなと。気を引き締め直すきっかけになれば良いかなと。次の試合が大事になってくる。
でも、ハリケーンズ戦だから💦

Chiefs 22
(Etene Nanai-Seturo 2, Samipeni Finau tries; Damian McKenzie 2 con, pen) Reds 25
(George Blake, Tate McDermott, Jock Campbell, Zane Nonggorr tries; Lawson Creighton con; Tom Lynagh pen).
HT: 12-12

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ハリケーンズ 71‐22 モアナ・パシフィカ

試合前のプレビューは以下のリンクから👇

モアナは、前半は、たいていの試合もそれなりに良い試合をするけど、後半で離されるパターンが多い印象。
パシフィック系は、スイッチ入ると凄い力を発揮するけど、切れると逆に・・・という性格なので(NZクラブチームでパシフィック系が沢山のチームで一緒にやっててそうだった)
それもあり、後半一方的になったのかなと思ってます。
ここまで差がつくと、ちょっとよろしくないですね。

Hurricanes 71
(Billy Proctor, Jordie Barrett, Aidan Morgan, Kini Naholo 2, Ardie Savea 3, Jacob Devery, Salesi Rayasi, Caleb Delany tries; Jordie Barrett 8 con) Moana Pasifika 22
(Henry Taefu, Anzelo Tuitavuki, Danny Toala tries; Lincoln McClutchie 2 con, pen). HT: 29-19

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★クルセイダーズ 15-3 ブルーズ(現地の写真たっぷり)

私も現地に行った凄いバトルの試合
試合前のプレビューは以下のリンク👇

完売となったこの試合は、試合前から盛り上がっていたスタジアムでした。
この熱いバトル戦の記事をラグビーリパブリックに掲載していただきました。
以下のリンクからどぞ👇

レビューは上記のリンクでだいたいの事が書いてあるので、ここでは、細かい事を少し。
前半は、ブルーズのディフェンスが良くターンオーバー連発だったので、あれだけ攻めたクルセイダーズが7点リード(よくこれで済んだと思うくらい)でハーフタイム。

ラグビーリパブリックの試合前の見所のプレビュー(上記のリンク)の注目マッチアップで触れたように、ブルーズ11番クラークのキックオフからの空中戦の強さがこの試合で何度か見れた。
前半のリスタートのキックオフでクラークが取った時もチャンスになり、その後ペナルティーを得てPGで3点取っている(この時、スクラムか、ラインアウトにしてトライを狙いに行くかと思ったが)。

後半のキックオフでクラークがダイレクトキャッチしてチャンスをを作った
(下のハイライトの動画には、トライに繋がってないので入ってない) 
しかし・・・
BKに展開すると思いきや中途半端なキックでチャンスを潰した。
そして、その数分後にクルセイダーズにトライを取られた(ファインガアヌクのトライ)
せっかくクラークがチャンスを作ったのにもったいなかった。
ここで得点しているのとそうでないとでは、だいぶん違うと思う。

試合で気になったのは、ブルーズがこれでもかと言うくらいキックを多用していた事。効果的なものがほとんどなく、精度が悪いと言う前に、戦術として普段蹴ってない人も(普段なら蹴らない場面でも)蹴っていたのが気になった。
クラークは、走らせた方が相手には嫌だろうに、キックさせてミスキックで逆にピンチになったり。
チャンスでも、継続せずキックをして相手にボールを与えているだけになったり、、、
ボーデン・バレットのゲームメイクと言うより、チームとしての戦術の問題じゃないかと思うくらい、キックが多かった気がする。
競った試合だからキックは多めになるかも知れない、キックの精度が良く効果的になれば良いのだが、、、そうでないのにやり続けているのが気になった。

ブルーズブルーズのLOダリ―が退場後にラインアウトで劣勢になったブルーズ

記事でも書いたけど、勝敗の要因は、ブルーズで言うと(敗因)は
①上記で書いたキッキングゲームが上手く行ってない事。
②セットピースが良くなかった。(LOダリ―が骨折で退場は痛かったかも)
③パパリイのレッドカードは、色んな意味で痛かった。

③で言うと、その後のブレイクダウンが劣勢になった事。
これで、クルセイダーズ7番トム・クリスティーがやりたい放題でジャッカル沢山してた。

シンビンでなく、格上げのレッドになり、20分間は代わりの選手を入れれず、アキライオアネの投入が遅れた。 計画が崩れたと言うべきか?
でも、アキラが入った63分から、アキラを外側に立たせて、キックパスを何度かして突破させようとしていたが、ディフェンスがすぐ近くに居て、アキラが加速する前にディフェンスが捕まえれたので、効果はなかった。

アキラは、外側に立たせるのには向いてない気がする。
逆に勿体ないんじゃないかなと・・・途中から入ってるし、体力余ってるからもっとプレーに参加させた方が良いかなと思った。

パパリイの危険なタックルのすぐ後にモウンガのパスが取れずにタマティ・ウイリアムズのノックオン(はっきりわかる)は、TMOでは危険なタックルに焦点を当てていたので、ノックオンは触れられず。(一秒くらいしか時差がなくタックルに目が行ってたのだろう)
スタンドから見てて、クラークがタッチジャッジ、そしてパパリイがレフリーにアピールしても、聞いてもらえなくて、、、、

あのノックオンが見逃されなければ、10-3の7点差で、どうなっていたか分からないし、試合的にはもっと面白くなってたかなと思うと・・・

モウンガは、ブルーズ戦は相性がむちゃくちゃ良いですね。
いつもモウンガにやられている印象だから余計に。
チーフス戦では、全然目立てなかったけど、ブルーズ相手だどイケイケになるモウンガさん。

しっかり仕上げてきたクルセイダーズの今後が楽しみ。
強敵はハリケーンズのみ残っているかな。来週ワラターズは、大丈夫かと。

試合開始10分経たないうちに足首の負傷したムーディー(画像中央)

しかし、怪我人がまた出でPRジョー・ムーディーは、プレーオフは微妙かな。あの痛がり方は厳しいと思う。

ブラッカッダ―、ホワイトロックが復帰してくるので、そちらは楽しみ。
満員のスタジアムは、盛り上がって試合も白熱して良い雰囲気でした。

試合後はアキラの100試合のセレモニー、アキラは男泣きしてた。

まだ来年以降の契約をしてないアキラに
来年からオールブラックスのHCが何やら話をしているところ。

※クルセイダーズ×ブルーズの全ての写真は、筆者撮影

Crusaders 15
(Quinten Strange, Leicester Fainga'anuku tries; Richie Mo'unga con, pen) Blues 3
(Beauden Barret pen ).
HT: 10-3

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ブランビーズ 48‐32 ハイランダーズ

ハイランダーズは、前週のチーフス戦と同じく試合の入り方は良かった。(チーフス戦は、序盤だけだったが)しかも、それが継続されていた。
ハーフタイム1点差ながらもリードした(20-19)

後半途中までは踏ん張るが・・・終盤に失速して7点差以内のボーナスポイントは獲得できず💦 
取るときは、かなり苦労してトライを取っていたが、取られるとき(トライ)は、直ぐに取り返されるの繰り返しで、最後は連続トライをされてゲームオーバー。

ブランビーズの得点する能力の高さが凄いなと改めて感じる試合だった。
今季のハイランダーズにしては、良い試合をしたと褒めるべきか。

今季、開幕前に契約したイングリッシュの司令塔のバーンズは、キッキングゲームは、良いとしても、スーパーラグビーの速い展開、パスで展開するラグビーには、ちょっと厳しいかなと思った(個人の感想)。
もう少しテンポよく展開できる感じだったら、更にトライを重ねれたかなと思ったりも。 ファカタヴァが良かっただけに余計に感じた。

Brumbies 48
(Leni Ikitau, Jahrome Brown, Darcy Swain, Corey Toole 2, Pete Samu 2 tries; Noah Lolesio 5 con, pen)
Highlanders 32
(Jona Nareki, Daniel Lienert-Brown, Thomas Umaga-Jensen, Folau Fakatava tries; Freddie Burns 3 con, 2 pen). HT: 19-20

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第12節が終わった時点での順位表

https://twitter.com/SuperRugby/status/1657838195189358592/photo/1

チーフスが負けたので、独走体制とはならず、2位ブランビーズとの差が5P。特に3~5位もしくは、2位~5位かな?ここが混戦。
残り3試合:

  1. チーフス ×ハリケーンズ、ブランビーズ、フォース」2試合厳しい試合

  2. ブランビーズ × 「フォース、チーフス、レベルズ」

  3. ハリケーンズ × 「チーフス、ブルーズ、クルセイダーズ」厳しい相手

  4. クルセイダーズ × 「モアナ・パシフィカ、ワラターズ、ハリケーンズ

  5. ブルーズ × 「レッズ、ハリケーンズ、ハイランダーズ」それなりに厳しめ

6位以下も分からないし、特に8位はフォースから11位のハイランダーズまで分からないか。
ハイランダーズは、残り試合× 「レベルズ、レッズ、ブルーズ」
最低でも2勝して、昨年のようにぎりぎり8位に食い込めるか?

面白くなってきました!

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