マガジンのカバー画像

アイデア発想まとめ

44
アイデアを思いつくために効果的な考え方やそれに関する記事をまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

ブレスト時の全賛同の気持ち悪さと、アイデア出しにおける育成/検討モードの切り替えのススメ

こんにちは。久しぶりの更新です。ちょっと前にやった案件で発見した、アイデア出しのモード切り替えのコツについて書いてみます。 というのもですね、ワークショップなり集団でのアイデア出しのときによく聞くと思うんですけど「否定禁止!」とか「アイデアを褒めよう!」みたいなのってあるじゃないですか。あれに対する違和感というかアレルギーを感じる人っていると思うんですよ。現に、講師をやってるときにたまに聞かれます「だめなアイデアも褒めないといけないんですか?」と。 そういう問いをもつ人も正

社員・メンバーにおもしろいアイデアを考えてもらうためのワークショップにするための、3つの仕込み(3/3) #ファシリ編

こんにちは。アイデアを生むためのワークショップのコツ第三回です。もともとは、<当日設計>チームメンバーで相互にインスピレーションを与え合う機会を設ける というテーマでやろうとしてましたが、 第二回で割と書いてしまったなということもあり、第三回ではワークショップを良いものにも悪いものにもするファシリテーションに関するコツを書いてみようと思います。 また、ワークショップと銘打っていますが、普段のアイデア出しにも全然使える話ですので、もしよければ会議のアイデア不足に悩む方もぜひ

社員・メンバーにおもしろいアイデアを考えてもらうためのワークショップにするための、3つの仕込み(2/3)

こちらの続編です。だいぶ続編が遅くなってしまった、、第二回は<当日設計>今までにないアイデアを思いつく思考のステップを辿らせる、です。第二回もよろしくおねがいします。 👇 前回はこちらワークショップをやる意味=視点を交換する設計の話をもう少し細かく書いていきたいと思います。まず最初にそもそもワークショップとはという話からしてみます。 そもそもなぜワークショップなのか?それは集団のほうがアイデアづくりには向いているからです。 革新的なアイデアは一人のほうがいい、という

誰のアイデア?

最近こんな記事を読んで面白かった。英語なので要約すると、DuchampのReady Madeがもしかしたら他のアーティストのアイデアだったかもしれない、という内容のもの。彼ほどのクリエーターでも「誰か他の人のアイデア」だっただの、「アレオレ」だの言われるんだなと。面白いのは記事だけじゃなくて、コメント欄でその説を論破している人などがいて議論が続いていること。さらには誰も100%は証明できていなくて、それを含めて興味深い記事になっている。同じ構図が(もっと小さいケースで)今

チームでいいアイデアが出なくて困ってる人は、アイデアそのものじゃなくて、直前にある「視点」に注目しよう

寒くなってきましたね、こんにちは。最近はオフラインで集まって会議みたいなことも少しずつ増えてきました。ちょっと前に少人数でアイデア出しをするときがありまして、そのときに後輩がこんなことを言ってきたんですね、 アイデア出しでメンバーが出してきたアイデアが正直微妙だった時に、それをどう扱えばいいかわからない、アイデア出しがしぼんでしまう。 なるほどと思いました。たしかにファシリテーションだとかワークショップだとかを生業にしているとそういうシーンによくぶつかります。 というか

アイデアの魅力的な伝え方①|シュールレアリズムの『デペイズマン』

こんばんは。会社の新卒にnoteをつい教えてしまい軽くちょっと後悔しています。仕事がバタバタしすぎていて久しぶりの投稿になっちゃいました。実はしっかりめのオンラインワークショップを最近やりまして、それについても記事を今度書きたいとおもいます。 そのワークショップはこちら↓ そのうちレポートもあがるらしいのでお楽しみに。 今日のテーマは、最近会社の新卒ちゃんと話していて、その子が悩んでいた「ブレストのときに勇気が出ない」というテーマについてです。ブレスト、いわゆるみんなでア

私が参考にしている企画や企画書に関するnote。※適時アップデート

参考にしているnoteは沢山がある。私はマガジン機能を非公開にしてnoteをブックマークしている。今回はその中から企画や企画書に関するnoteを集めてみた。適時アップデートする予定だ。 はじめて企画する人、あるいは初心にかえって企画する自分のための企画法大全(1/5-アイデア編) 企画書の書き方 伝わる企画書には「見えないルール」がある。 企画書のタイトル案。 こちらは私の企画に関するnote 定期的に整理をしている。よかったら是非。

企画者の7つの習慣

アイデア出すためには習慣がある。アイデアを企画にまとめるのも習慣がある。その習慣についてが本日のnote。いずれも私が習慣にしているものだ。 メモをとるアイデアはすぐ忘れる。だからメモをとろう。そしていつでもメモを取れる状態にしておこう。メモは紙でもスマホでも何でもよい。とにかくメモをとる。すぐにメモをとる。どこでもメモをとる。メモは常に持ち歩く。枕元にもメモをおいておく。 情報を保存する場所をつくる情報をためておく。そういう場所をつくる。メモやブックマーク、写真、PDF

H×Hのゴンから学ぶ、4つの問題解決に役立つ思考法

すごく面白いマンガを見つけてしまったんですが、ハンターハンターって知っていますか?と言おうと思ったら、なんだかナイツの漫才みたいですね。ハンターハンターおもしろいですよね。 いちおう知らない人のために、wikiのリンクもはっておきますね。超ざっくり言うと、主人公のゴン=フリークスが自分の父親を探すために、ハンターという職業を目指す物語です。 で、このゴンは12歳でハンター試験を目指すのですが、すごい発想が柔軟なんですね。このnoteでは、ハンター試験のトリックタワー編で見

よく他人の企画の相談にのっている人が共通してやっている、たった1つのこと

なんか書店に並ぶビジネス書みたいなタイトルになっちゃいましたね。こんにちは。今日はタイトルの通り、ぼくのまわりに「あの人ってアイデアマンだよね」と言われる人、ないしは『企画に困ったときによく相談にのっている人』を見ていて気づく共通則について考えたいと思います。 前に『物知りさんからアイデアマンに成長するための2step』という記事を書きましたが、その続編のイメージです、 他人に企画の相談にのってくれと頼まれる人ってどういう人なんでしょうか。皆さんの周りにも1人はいますよね

アイデア出しに役立つツール集②|韻を踏みアナロジーを通じてアイデア生み出す『韻ノート』

はてさて第2弾です。アイデア出しに役立つツールをいくつか紹介していきたいと思います。最初に①なんてナンバリングをつけてしまったものだから、勢い⑤くらいまでやらないといけない空気感が出ていますね。こりゃ困った。 ちなみに①はこちら↓ はてさて、今回紹介したいのは韻ノートです。 例えば、オフィスビルで検索してみるとこんな感じ。おそらくこのサービスを開発した人はラップに関係する人たち向けに作ったんだと思いますが、これが意外とアイデア出しにも使えるんですよ。 実際にやってみた

アイデアを「検索」でひらめく方法と3つのコツ

誰でも半自動的にアイデアをたくさん思いつく発想ツールとそのコツを紹介します。 「テーマに沿ったアイデアを高速にたくさん出したい」 「ひたすら検索でアイデアを探せたらいいな」 「そもそも考えるのがめんどくさい、誰か他の人にネタのリストを用意して欲しい」 という悩みを抱えている人向けに、今回の記事を書きました。ひらめきのハードルが下がって、ちょっとでも楽にアイデアを出せるようになれば幸いです。 もくじ ・関連キーワード検索を使ってみよう ・アイデア出しの基本は「目的を表す単

アイデア出しに役立つツール集①|流れて来る単語でランダム刺激を得ながら、ひらめきを探索する『Word Cascade』

ゴールデンウィークですね。コロナの影響もあって、地元にも帰れずただただやることがありません。タイムラインを眺めていると「暇だからコンペでも出そう」という声がちらほら聞こえます。 たとえば、コンペ情報をまとめた登竜門なんかを眺めてみると、長い休みを潰すのに良さそうなコンペがいくつかあります。 または、コンペじゃなくてもGW明けの仕事のためにいろいろ考えなきゃ、という人もいると思います。ぼくも販促コンペ出しつつも、GW明けのクライアント提案のために企画を考えねばなりません。と

観察、考察、洞察の違いって何だろう?

ちゃんと見てるのか? ほんとにちゃんと見たの? 何か問題が起こったとき、当事者同士のあいだでよくそんなことばが飛び交う。 もっとちゃんと見てたらこんなことにならなかったんじゃないか、見てるつもりで見てなかったのでは? 見る場所、間違ってたんじゃない? などなど。 誰だってあると思うし、僕にだって覚えがある。 まあ、見るって何気ないことだけど実は難しい。どうしたら「ちゃんと」見れるのか。 * どうやら僕たちは「見る」をちょっと簡単に考えすぎてるようだ。あるいは考えす