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移住生活|消防団に入りたくない!入団が嫌がられる理由

こんにちは。峯久です。

前回、移住して消防団になった話やら、
移住して、仕事によっては消防団に入った方がいい。
なんていう話をさせて頂きました。

ということで、早速、昨日、消防団員の勧誘いたしましたw

対象者は20代後半、世界放浪し、Uターンして、
生まれ育った地元ではなく、同じ市内のおじいちゃんの地域に移住。
おじいちゃんの畑を継いで、新規就農を始めた青年でした。

ちなみに、この生まれ育った地元というのが、
私が所属する消防団のエリア。
ということで、早速、消防団員の勧誘いたしましたw

地方で新規就農するならば、消防団には絶対入った方がいいよ。
というのは、前回の記事でも書いた話。
たとえ、Uターンであったとしても、
いや、むしろUターンであるならばなおのこと、
消防団員になってしまった方が、色々と話が早くなります。
特に畑の貸し借り。

で、彼に話をしたのはこんな話。
・彼の地元(私の所属)の消防団は任期は大体15年
・彼が移住した(祖父畑)地域の消防団員の任期は大体30年

そうなんです。
同じ市内でも、これほどまでに任期が違います。
成り手がいる地域の任期は短いし、
成り手がいない地域の任期は長い。

ちなみに調べたところによると、
最長の任期は、定年で70歳、団長に認められると75歳という事ですが、
一般的には、退職金が5年区切りで支払われるのですが、
勤続30年以上は、金額に変更がないことから、
概ね、上限30年という暗黙のルールがあるように思います。

ということで、彼には、
・農家をやるなら消防団には入った方が断然いい
もし、消防団に入るならば選択肢は2つ
・地元で15年
・移住エリアで30年

この時点でも、彼は
「いや、無理っす…」といいます。

消防団に入りたくない理由トップ3があります。

  1. 飲み会や旅行がイヤ

  2. 火事以外の地域活動の出動がイヤ

  3. 先輩後輩などの人付き合いがイヤ

ちなみに、2位3位と1位の間には大きな開きがあります。

そうです。
それくらい、消防団の飲み会というのは嫌がられます。

それもそのはず、先輩後輩の上下関係があって、
飲みたくもないお酒を、飲みたくもない人と飲む。
これは、特に最近の若い子たちにとって、
「面倒くさい」以外の何物でもありません。

特に地元に帰ってきたり、そもそも地元を離れない子たちは、
そもそも、地域活動とか、なんだかなんだと言っても、やります。
そして、なんだかんだと言っても、地元の人が嫌いな訳ではありません。
だから、帰ってきているわけですしw

つまり、ともかく飲み会がイヤなんです。
そして、旅行もイヤなんです。

よくわかります。

私もぶっちゃけ面倒でした。

たしかに、火事場へ出動する際に、現場でのコミュニケーションを取るにも、相手の人となりを知っている必要はあります。だから、最小限の飲み会なのか、集まりなのかはわかりませんが必要だと思います。

しかし、それ以上の飲み会とか、
まして、いまどきコンパニオン飲み会などを上下関係の中で行く。
なんていうのは面倒くさい以外の何物でもありません。

ちなみに、「部」という上部組織に「分団」というのがあります。
「分団」は地域でいうところの旧村単位などであったりします。
「分団」の上に、市内全域をまとめる「本部」があります。

で、部長となりますと、
この「分団」での集まりに参加する必要があります。

私の場合この「分団」での単なる「飲み会」には参加しました。
しかし、コンパニオンなどが呼ばれる場合は、その前に帰ります。
その点は徹底していました。

私は正直な方なので
「消防団でコンパニオン遊びはしないし、したくない」
「もし、コンパニオンを呼ぶならば、いかなる状況でも帰る」
「あとは、勝手にしてくれ、私は関係ない」
というのを、堂々と言って参加しませんでした。

とはいえ、他の部の部長たちは、
元々の地元付き合いの先輩後輩関係があるから断れません。
その点、私は移住者です。

「イヤなものは嫌」と、きっぱり断ります。

ということで、もし、他の地域の団員の方が見られていたら、
イヤな風習はさっさとやめてしまえばいい。
これを無理強いするようならば、それは最近はやりのパワハラです。

ということで、先の青年に、その説明をします。

「ウチは飲み会年1~2回だよ」
「ウチは旅行はやめたから無いよ」
「ウチはコンパニオン遊びはしないよ」
「ウチは飲み会強制参加とかないよ」

で、その予算を
「1人一回参加につき500円~1000円支払っているよ」
「地域活動参加の場合、1,000円/回」
「夜警参加は500円/回」
「役員会議はZOOMだよ」
という有償ボランティア&無駄を省くという形式に変えたよ。と。

最初は散々嫌がっていたのに、
「え?マジ?」という表情をします。

私「だって、飲み会とか旅行とかイヤなもんは嫌じゃん?」
「イヤなことやる必要ないでしょ?」と。

私の勘からいうと、おそらく、
あともう一歩でこの青年は入団してくれることとなるでしょうw

ちなみに、この青年。
昨年、私が部長の時に唯一、一回だけ勧誘に行って、
お母さんにことごとく断られてシューンとなったお家の子。
いまになって初対面w
移住者部長は新規団員勧誘は弱いですねw

ま、これも、何かのご縁ですねw


全国の消防団員の皆さん。

もし、これをご覧になられていたら、
古い体制はどんどんやめましょうよ。
そして、消防団員の見方を変えませんか?

私たちのやっていることは、確実に地域のためになること。
そして、絶対に火事場の僕たちはカッコイイ。

せっかくいいことやっているんだから、
時代に合わせて、良い感じに変えましょうよ!!

ちなみに、私は消防魂・激アツ部類であることは否めません。
それくらい、消防団大好きです。
自分の所属する団も大好きです。

だから、変えられたんだと思います。

ということで、最後までお読みくださり、ありがとうございました!!

追記:
・私は操法はあったらいいのもわかるけど、参加は遠慮したいです派。
・操法出場したい人にはボーナスあげて、がんばりゃいいじゃん派。
・ラッパ隊は絶対にいらないと思う派。
・首長、議員の偉ぶりたいだけの為の儀式いらない派
・おなじく、本団等々役員偉ぶりたいための儀式いらない派。

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