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普通って、健常者って…


発達障害や精神障害に関して診断を受けているので当事者だ。
当事者になって早10数年。我が子の子育て(発達障害診断済)と今までの経験を通して、

発達障害に関して思うことを残して置こうと思う。

私が働いている会社のフロアには約300人程度が勤務している。

本社なので上層部の方も多い。

そこで、5年程働き今までの考えがまんざら嘘で無いことを実感している。

と言うのもフロアで発達雇用の障がい者雇用として働いている(手帳を持っている)人の割合は、5%にも満たない。

しかし、接している人々の中に特性が無い人は3割程度と思っている。
中には、診断はされていないが特性が強く出ている役職のある人も多い。

私は素人なので断言は出来ないが、
生きてきた環境や元々の性格等にとても左右されると言うことを実感している。

うちの会社には、アスペルガー症候群(現自閉症スペクトラム)の特性が強い人が多いように感じている。

特性の強弱はもちろんあるが、ADHD(注意欠如多動症)の強い人がどうしても悪目立ちする傾向がある。

私も悪目立ちしやすい人の中に入る。

これは、両方の特性を否定しているのではなく、あくまでも私の中で対策をするために考えた時に思ったことである。

それらを考えたとき、
普通って?健常って?と思ってしまう。

私の周りに関しては、以下がラインだと思っている。
・手帳(診断)の有無
・気にするかしないか(近しい人を含む)
・二次障害の発症

自分は普通である、健常者であると思うことは自由だが、その考えや経験がすべて正しいと思うことにとても危険を感じる。
『そんなこと思ってない』と言われることもあるが、無意識に『自分が正しい』と大多数の意見や経験したことで思ってしまうところもあるのではないかと思う。

私自身も頑固さ(こだわりの強さ)から思い込みを変えることが難しいが、違う意見を否定することはしない。出来ない。

ただ、当事者にもそういう人は居るが
発達障害の特性を強く持っている人で
普通、健常と思っている人(潜在意識を含む)
は特に否定から入る人が多いように感じている。

個々を尊重し、生きやすい世の中になるには
まだまだかかりそうだと痛感している。

【余談】
ツィッターでこの記事を読んで発信してみようと思いました。

小島慶子「『当事者研究』の視点に学んで、誰もが生きやすい社会づくりを」〈AERA〉(AERA dot.)
#Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/9aac460c3d889b2f0d0033765e165ec67d3ba204

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