11/14今日の日記

今日は午前、午後と仕事だった。
終わったら疲れてしまった。
また昼寝をしてしまった。

明日までにチェックしなければならない仕事がある。

苦手だけどここは頑張らなくては。

自分について、反省している。
自分の性格についてとか、、色々、、反省している。

私は、どんな風に、人に貢献出来るか？
を考えてみた。

高い能力は無い。優れた所が無い。
しかもカッコ悪い。見た目も悪い。

その場合、ただ、丁寧に接する事、親切にすること、感謝すること、しか、出来ないと思った。

相手がホッとするような態度で、接したい。もっと相手を理解しようと話を聞ける人になりたいけど、なかなかなれないでいる。

今日はハマってるYouTube一月万冊の、

清水有高さんと安冨歩さんがオススメしている、

チャップリンのモダンタイムスという映画を見た。

バスターキートンのオタクであった私はチャップリンを毛嫌いしていた。

チャップリンの作品をちゃんとみたのは初めてだけど、確かに面白かったです。労働者の表現とか。スマイルって曲とか良い。

どこまでも悲しい、芸術家であったバスターキートンとは違って

心を感じて、それを戦略的に表現できる強い人間だったのではないかなぁと感じました。
したたかですよね。


なんか全然適当な知識ですが、チャップリンは生い立ちが、とても厳しかったはず。

うろ覚えですが、、。
救済院だかなんとかという、いわゆる孤児院、、実態は虐待の巣窟で育っていたはず。
貧困と暴力と孤独と。過酷です。鞭で打たれるのが普通のような場所。

それに対してキートンは虐待は酷かったけど、ずっと家族の中にいた。

そもそもが、劇団家族の中に生まれた。
小さな頃から空気を読む才能を発揮して、絶妙なピエロをやって、金を稼ぐことが出来、長男として、幼少期から子守りをして家族の面倒を見た。

いつも家族といて、お金は心配なかった。

一見恵まれているように見えるけど、、心の壊れ具合は、キートンの方が重症だったのかもしれない、と思う。家が劇場ということで。生まれてすぐデビューだったので。

私は、心がとても悲しく壊れている人に、磁石のように惹きつけられていたので、キートンが大好きです。

（そもそも全然違う二人を、なんで比較するの?という疑問があると思いますが

私が先に知ったのはキートンで、キートンといえばロイドとチャップリンと3人で、当時の有名なコメディアンとして名を連ねていたから、なんか二人はセットで思い出すのです。）

キートンの方が少し先輩でしたが、純粋なクリエイターで、不器用でお金にも欲が無く、何歳になっても子供みたいだった、とても内気で内気すぎる性格が、好きです。

政治や経済や思想には触れなかった、コメディアンならやるべきでは無いと感じていたと確か自伝に載ってましたが、

白痴と言われてしまう、そんなとても内気なキートンには、

政治に口出したりとか、財界で渡り歩くとか、そんなことはできなかったのでは無いかなと思いますね。

緘黙という症状では？と思うエピソードも多数も残っていますし、、


結局、権利を奪われて、気がつくと一文なしになってしまったキートンが好きなんですよね。

チャップリンは、

世間を、コメディを、時代を、自分が持っている才能、ツールを、

全てうまく利用し、タイミングよく世に放ち、評価を得、業界を上り詰める才能もあった、
とても強くて、器用な、大人に見えます。
私はこういう人が、怖いんですよね。

がむしゃらで不器用で馬鹿で苦しい私は、いつも弱くて夢を見ていた悲しいキートンの側になっちゃうんですよね。

結局キートンの話になってしまいました。

どこまでも悲しい、ピーターパンでいる私を

そろそろ卒業し、大人にならなくてはなと思いました。

処世術、ルールを身につけて、有利に利用して、強く、生きていかなくてはね。

守りたい弱者に、悲しい思いをさせないために。

ふとした疑問。
笑と悲しみは同じ所にあるのかな？

ところで日本やアメリカの映画のように起承転結が無くて

ただ、ただ、絶望的で終わってゆく映画って、私は凄く元気が出て、大好きなんですよね。

だって、世の中、そんなにうまく起承転結なんて起こるわけないじゃないですか。

めでたしめでたし、って言われても、なんのリアリティもなくて、また嘘かよって空虚に、思う。

映画には終わりがあるけど、人生には無いし、この歴史で、解決された問題のいかに少ないことか。殆どが未解決ではないでしょうか。

だから、どんどん状況が悪くなっていって、特に良くなる兆しも無く、でも生きていくしか無いよね、という感じで、終わってゆく映画は凄く良いと思っています。

パワーをもらえますね。ほとんどの人が絶望してて、でも終われなくて、だから生きてる。
私だけじゃ無い、それを知れて嬉しいということです。