EP56 新しい家族の形
このnoteは2021年6月28日に収録した音声を文字起こししたものです。
こんにちは。ニューヨークライフバランス研究所の松村亜里です。幸せに生きることを科学的に研究するポジティブ心理学や、ウェルビーイングをお伝えしています。今日は新しい家族の形ということでお話したいと思います。
子ども達のお泊りキャンプ準備で
今日は、すごくびっくりすることがありました。明日から2週間のお泊りキャンプがあるので、今日はとにかく1日パッキングと思って、子ど達の2週間分のパッキング、それもキャンプ中に一切洗濯をしないというものでした。なぜか、コロナで洗濯をしませんということだったので、ちょっと問い合わせたんですけどね。
ニューヨークはコロナの制限は全部解除されているので「考え直してくださいませんか」と連絡したくらいなんですけど「もう決まったことなので」と。少し日本ぽいなって思ってしまいした。ちょっと「ん?」と思いましたね。
例えば子ども達の中学校は、最初の決定では卒業式はズームだけ、そのためにカーパレードとなったのに、途中では2人まで参加OKということになり、最終的には4人までOKにになり、刻々と急にコロナの状況が変わっていい方向にいったので柔軟に対応してくれています。
明日から行かせるキャンプは2年前にも行って、本当に子ども達が楽しんでいてすごく感謝しているキャンプなんですが、「一回決めたことなので」というのは、本当にやめてほしいと思いました(苦笑)。2週間、思春期の子が洗濯しないなんて絶対臭くなるし、凄い量の荷物を持って行かなきゃいけないですし、ちょっとそれはいただけないですよね。
夫との出会い
土曜日は予定を空けていたんです。そうしたら昨日、ラガーディアコミュニティカレッジという、誰でも行ける短大に私が入った時からの友達で、20年以上友達ですから、大親友ですけど、大親友から連絡が来て「ねぇねぇ、明日マユパックっていうところに、息子のパスポートのインタビューに行くんだけど、もしかして亜里ちゃん家って近い?」というメッセージが入ったのです。
で「えぇっ!」となりまして。彼女はクイーンズのフォレストヒルズのところに住んでいるので、とても遠いんですよね。だからなかなか会えない、会うとしてもマンハッタンに二人とも出てきて会うという感じで、そんなには会えないんですよ。
マユパックは家から「え、10分だよ」と言って。そうしたらすごいストーリーがあるんですよ。彼女は実は、私の夫と私を会わせてくれた人で、彼女がいなければ私は結婚して、可愛い子ども達を授かることはなかったんですよね。
その頃は「結婚もしないし、子どももいらない」と言っていたんですが、どういう話かって言ったら、21年前、2000年くらいですかね、音声だとこんなこと言っちゃうって感じですが、すごい変な人に騙されて大失恋をしました。
そして、その時ラガーディアの生徒だったので、友達にいつも愚痴をだらだら言っていたんですよ。ずっと「恨めしや、辛い辛い」って言っていました。で、多分私が思うに、彼女が聞き飽きたんだと思うんですよ。もう疲れたんだと思うんですよね、人の失恋話を聞いているのが。
で「亜里ちゃん、亜里ちゃんは誰かとデートとしたほうがいいよ」って言って「どんな人が好みなの?」って言われて、その時傷ついていたので「優しい人だったら誰でもいい」みたいな感じで言って。「あー、そうなんだ私の彼氏(2人はその時同棲してて)私の彼氏の高校の時の友達が時々家に遊びに来ると、その人がブッダのように優しい人なんだよ」と、「紹介したい」って言われたんですよね。
紹介してもらって、でもその時は何ともなかったんですけど、夫がその時ちょっと頑張ってくれて今があります。 4人でとても仲良くしていたんですよね。だから夫とその彼女のボーイフレンドは高校の時の友達で、私と彼女は友達で、彼女とその彼氏がリバーデールというところに住んでいて、私はコロンビアに行くことになって。それまではクイーンズに住んでいたんですが、クイーンズからコロンビアってすごく遠いのです。
まずクイーンズからアッパーイーストサイドを通り、アッパーウエストの町横切らなきゃいけない。それから上に上がるのはすごく遠いので、引っ越しを考えた時に、その二人が住んでるからっていうことで、ブロンクスの一番下にあるリバーデールっていう、ブロンクスなんだけど住所はリバーテールと書きます。
全然ブロンクスっぽくないユダヤ人のリタイアした人達が住んでいる、すごくのどかな住みやすい場所があって、そこに家賃もちょっと安いんだけども、結構治安も良いみたいな場所だということで、私達そこで二人でアパートを借りて同棲を始めたんですよね。
ニューヨークは家賃が高いので、結構コミットしたリレーションシップになると、一緒に住む人多いんですけど、うちはそんな時から夫が結婚したいと言っていて、私はまぁする気がなかったので、まぁ様子見るという感じもあって。後は家賃も安かったので二人で借りて、リバーデールに住んでいました。
だから 4人でやったことと言ったらいろんなことがありますよね。一緒にスキーに行ったり、しょっちゅう近くのお寿司屋さんでご飯食べていたし、しょっちゅうお互いの家に遊びに行っていたし、私の青春の後半ですかね^^
新しい家族の形
でもその2人が離婚したんですよ。うちの子がすごく小さい時に、彼女から秋田に電話がかかってきたのを覚えているんですけど、色々あって凄くて傷ついて離婚して。一時期はドロドロでした。でも本当に辛くて、そのパートナーは新しい奥さんができて、そこに子どもが生まれたんですよね。2人生まれたのかな。
そのプロセスずっと見てきているんですけど、今日パスポート取りに行くってことで、その元夫と私の友達と、後はその二人の私達も仲良くした子どもと、後初めて見るんですけど、そのパートナーの新しい奥さんの子どもも、まあ上のお兄ちゃんのパスポートの面接なんで、お兄ちゃんと二人の親だけでいいんですよね。
なのにちょっと遠くまで来る楽しい旅行だからだと思うんですけど、生まれたばかりの赤ちゃんと、ちょっと上のお兄ちゃんがいるんですけど、その上の子を連れてきて、だから家族四人で来たんですよ。元カップルの間の子どもと、男の人今の奥さんとの間の子どもと一緒に来たんですよ。マユパックまで一緒に車で。
またスピリチュアルですけど、何かありえないですよね。その私たちを出会わせてくれた友達がすごく遠くに住んでいるのに、1時間か2時間かけて来て。クイーンズとブルックリンに住んでいるので、私達はニューヨークのすごい上の方ですが、それがたまたまそのパスポートがどこも混んでいて、面接の取れた場所がマユパックっていう家から 10分のとこだったって言うね。
これはちょっと会わなきゃいけないねって事で「ちょっとランチでもしようよ」って言って、マユパックにすごく可愛いカフェを最近見つけて、そこにしようと言って、フレイトカフェという本当にいい感じのカフェなんですよ。
そこに送って行って、12時半に行って、彼女達はポストオフィスから4分ぐらいで着いたと言っていましたが、私もそんなカフェをたまたまちょっと前に、本当に先月ぐらいに見つけていて。だから私たち家族 4人とあちらの家族 4人、8人でテーブルを男の子のテーブルと女の子のテーブルにわけて、色々キャッチアップしたんですよね。
そしたらその私の友達が、元夫の奥さんとの間の子どもを「可愛い可愛い」と言っていて。ずっと私の友達は「息子に兄弟を作ってあげたい」と言ってたんですよね。それが叶って今二人子どもがいて、毎週金土日は、必ずその子はお父さんの方の家族に行く、お父さんの家族ともすごく仲良くしてるんですって。
もう大好きで大好きでパパのことも好きだし、子ども達のことも弟達のことも好きで、ものすごい愛情を受けて、遊びに行くとブルックリンのアパートの上も下も日本人の家族で、その人達とも皆んな仲良くしてて。それをちょっと娘と息子に今から会う人はどういう人かって話をした時に、「えぇ、前別れた人達でいいの?」とか「良いんだよ、もう全然仲良しなんだよ」と話して。
パスポートはお父さんとお母さん両方とも行かないといけないですよね。一人がパスポート作っちゃって逃げる、みたいなそういう事件が起こらないように、二人とも行くのですが、私はそのプロセスずっと見たんですけどね。
ほんと最初は嫌で嫌で、でも今本当に仲良くしていて、私の友達は友達で素敵なパートナーがいるし、うちの夫の高校の時の友達は違うパートナーと幸せに暮らしてて、その子が言っていたんですけど「新しい家族の形だね」と。でもそれも全部子ども達にもオープンで、なんかいいなーって思いました。
私は、母が2回離婚していますけどね、2回とも離婚したらほとんどお父さんに会っていなかったので、そういう親が離婚しようがしまいが、家族で育てていくっていうの、すごくいいなって思いました。
信頼できる人達とつなげる
最近ちょっと気をつけているのが、先週は、私がずっとこっちに来てから、2回目にニューヨークに来てから出来た友達で、とても尊敬している子がやっとご飯食べに来てくれたんですけど、彼女と娘をつないだり、後は、今日来た夫の高校の時の友達はすごくコンピュータに詳しいので、コンピューターに興味を持っている息子と彼をつなげたり。
後は、先日行った私が自分でなりたいって言った歯医者さん、専門的な事もちゃんとできるし、幸せも願っているという歯医者さんを紹介したと思うんですが、彼もコンピュータに詳しいので、彼と息子をつなげたりして。思春期の子ども達をちょっと私の信頼している人とつなげているんですよ。
もうね、子どもは親子のカプセルから出した方がいい思春期は、信頼できる人達をつないで、何か困った時に相談してもいいなと思います。そういうことを意識してやっています。あぁまた長くなっちゃいました。10分で喋ろうと思っているのに難しいですね。それでは明日から子ども達キャンプです。また報告します。今日はこれで失礼します。松村亜里でした 。
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