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GIGAスクールで教育をどうしたいか(市への提案と回答)前編

先日、流山市で開催されたタウンミーティングにICT担当の白澤が参加してきました。
GIGAスクールでどんなことをしたいのか、「具体例」や「ありたい姿」を伝えることで、行政は市民がどんなことを求めているのかを知ります。
タウンミーティングでは、それに対応する回答が市から出てきて、市の「姿勢やこれからの展望」などがみえてきましたので、今回ご報告をしたいとおもいます。(前編では、ありたい姿について説明をし、後半で当日の提案内容と、市からの回答について書きました。)

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GIGAスクールをつかってハイブリットスクールを

タウンミーティングでは私からは、「学校や教育委員会に地域のICT専任者を入れて、ハイブリットスクールに」という提案をしました。簡単にご説明すると、オンライン学校と、実際の学校両方で教育環境を作りませんか?というご提案です。

学習面は、ICTの活用によって単位取得などを進めることで個別最適化でき、学校では、集団での活動、心のケアなど生活面の教育に注力することができます。実現すれば同枠組みで不登校支援なども充実させることができます。(オンラインとオフライン、二つの環境が整うことで教育環境が充実するという意味で、ハイブリットスクールと提案に書いています。)

GIGAスクール構想が目指すもの

元々、GIGAスクール構想はその先に「主体的な学び」を掲げていています。すでに様々な教育現場でも、個別学習をすることで一定量習熟度があがるといった報告が出ています。個々の進捗度合いにあわせるという意味で非常に有効です。
コミュニケーションスキル(表現力、合意形成、共感力など)の習得については、実際の学校教育で得ることのできる経験でもあります。

主体的な学びには、総合的な力が必要で両輪で走ることでよりよい教育環境を作ることができます。

GIGAスクールで個別学習を推進し出席単位を取れれば、例えば学校に行かない選択をした子も習熟度を測ることができ、学校以外の居場所を見つけ別の集団活動で心のケアやコミュニケーションスキルを養うこともできます。

スライド3

以前、デジタル担当大臣へ政策の提案をする機会があったのですがそちらでもお話しした資料です。
文科省からもGIGAスクール構想について資料が出ていますので、参考にしていただければと思います。
後編は、当日の提案内容と、市からの回答です。

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