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地球に近い惑星!?「ケプラー1649c」

NASAが2020年にとんでもない大発見をしたと話題になりました。
当時、この話題を聞いた際、宇宙好き&SF好きの私にとっては心躍る興味深いニュースで、感動したことを覚えています。

ケプラー1649cとは、地球とほぼ同じサイズで、岩石でできた太陽系外惑星。その惑星の温度は水が液体で存在できるレベルだそうです。
地球とほぼ同じ環境下で存在することから、地球外生命体をも予想させ、一気に話題となりました。

ケプラー1649cはどうやって発見されたのか

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image by:NASA/Ames Research Center/Daniel Rutter

「地球に最も状況が近い惑星」としてアツいケプラー1649cですが、
実はケプラ1649cを探そう!と思って発見されたわけではありません。

この星が見つかった経緯には、とんでもない奇跡がありました。

NASAが太陽系外惑星探索のために打ち上げた、宇宙望遠鏡「ケプラー」によるトランジット法での分析結果によって発見されました。

トランジット法を使うと、系外惑星の半径と正確な質量を求めることができるようになるみたいですね。

もともとこの星は、2018年に運用を停止した望遠鏡により、データ上では確認されていたようですが、その際には見過ごされていたようです。
なので、存在自体は2018年頃にわかっていたことになりますね。

ケプラー1649cは、はくちょう座の方向へ300光年離れた場所にあることがわかりました。

300光年って、、、!!!

どれくらいかというと、
仮に時速300キロの新幹線で向かった場合、一年に進む距離に直すと約263万km、
そうすると、1光年進むのに約361万年はかかる計算になります笑

その300倍となると、、とんでもない数字ですね。

地球との類似点

似ている点としてまず注目したいのが、大きさです。

ケプラー1649cは、地球と比べても約1.06倍ほどで、ほとんど大きさに違いはありません。

また恒星から受ける光は、太陽から受ける地球の75パーセントで、
平衡温度は摂氏マイナス37度前後とされ、この点でも地球に似ているとされています。

気候も温暖である可能性が高いと考えられています。

ここまで大きさや気温ともに地球に近いとされているという星は他にはありません。

本当に生命体がいるかもしれませんね、、!!!わくわく

また、実はケプラー1649cの内側には、地球と同じように、さらに同じくらいに岩石惑星があることがわかっており、それが公転の比率を安定されているそうです。


ケプラー1649cには水が存在する!?

この星が注目されている点に、「水の有無」があります。

やはり地球といえば、海であり水ですよね。

ですが、この星には「水があるのでは?」という話も出ているようです。

水をもつ星自体は今でもいくつか発見はされていて、
代表的なものにエウロパや火星があります。

ただ、あくまで星の表面が氷につつまれており、その下に水があるという状況なので、地球のように海があるというわけではありません。

かなり程遠い状況ですよね。

他の星と、ケプラー1649cの違いは何なんでしょうか。

実は今まで発見されてきた氷の下に水ではなく、星の表面に水があるのでは、と言われています。

いよいよ、生命体が出てきそうです!

最後に

この発見を受けて、地球側でも盛り上がりを見せた話題でしたが、
ケプラー側も盛り上がっているんではないか、と思うとワクワクします笑

暗い話題が多い中、このようなニュースの存在は想像力を掻き立て、ポジティブなエネルギーに変換できるものですね。

この先もケプラー1649cに要注目です。

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