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美味しい鎌倉をまもりたい

毎年、色々な雑誌が鎌倉観光特集をしています。自然の豊かなところなので、四季を通じて色々な風景が楽しめる歴史のある町ですから、見どころは沢山あります。何より東京から電車で1時間強ですから、都心に住んでいる方なら、当日思いついて行ける距離です。読者の需要があるのでしょうね。

鎌倉の古いガイドを見ていると、もう無くなっているお店も多いです。ご主人が亡くなって閉めてしまったお店もあるし、諸事情で閉めたお店もあるようです。借りていた建物の建て替えだったり、賃貸料の値上がりだったり、利益がでなくなったり、色々な事情はあるのでしょう。

「あれ、ここお饅頭屋さんだったよね?」とか「ここイタリアンになっているけど、懐石料理の店だったはず・・」とか、新しいお店があると元の店を考えてしまいます。小町通りは、いつも人通りが多いので、新しい店に氣がつかないことがおおいのですが、最近は少し(凄くではないです・・)人が少ないので、お店にも目が留まるようになりました。

無くなってしまったお店の中に、行きたかったお店があります。頼朝の頃の食事を再現させて提供したというお店、休業日に主婦対象の料理教室をしていた懐石料理の店等。店名を思いつくかたもいらっしゃると思います。昔のガイドブックに載っているようなお店でしたから。行きたいお店に行く機会も、一期一会。その時を逃したら、もう機会がなくなってしまうのかもしれません。

緊急事態宣言の出ている今、飲食店は生き延びるために頑張っています。大人数での外食は、自粛しなくてはならないでしょう。ですが、飲食店の存続のため、少人数での利用や持ち帰りは、利用したいものです。お店によっては、持ち帰り用の特別メニューを用意しているところもあります。

美味しいものを、楽しく食べられる場所がある、ということが私達の明日の活力につながると信じています。



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