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ジャイキリが起こる度に思うこと

毎年天皇杯でジャイアントキリングが起こる
カテゴリーが下のチームが上のチームに勝つこと
例えばJFLがプロに勝ったりJ3のチームがJ1のチームに勝ったりすること
天皇杯はリーグ戦とは異なり1回負ければ即終了のトーナメント戦
だからプレッシャーが違う
そしてリーグ戦では戦うことが出来ないような相手と戦うチャンスがある

今年の天皇杯もジャイキリが起こった
プロがアマチュアに負けた

私はプロに勝てるなんてすごいと単純に思う
なぜならかけているお金や時間が違う

アマチュアが勝った、すごい、どんなチームなんだ!?、応援しよう!
世間がポジティブな反応だけで溢れていればいいと願う
でもそうはいかない
負けたプロチームには批判の嵐だ
私はそれが悲しい
毎年ジャイキリが起こる度に批判のコメントで溢れるSNSが悲しい

今年はYouTubeで試合を観戦していたがコメント欄はネガティブな言葉で溢れていた

世界がもっと単純であればいいのにと思う

負けたチームは私たちが思っているよりもショックや不甲斐なさで落ち込んでいる
そんなのきっと誰だってわかる
だからわざわざ目に見える言葉に残して批判する必要なんてないと、私は思う

プロの人達は生活をかけてサッカーしている
試合に出ないと評価されない、そうすると契約が無くなる、給料がなくなる、生活が出来なくなる
そんな人達が試合に手を抜くと思うだろうか?
格下のチームだからといって気を抜くだろうか?

プロという肩書きがあるからこそ負けられない大きなプレッシャーを背負っている
相手はチャレンジャー
追う側と追われる側のメンタルは全く違う

自分たちを応援してくれるサポーターたちの信頼や支えてくれるスタッフたちの期待を背負いながら戦う選手達は私たちが思うよりも相当なプレッシャーを抱えてプレーしている
そんな選手たちを卑下するような言葉がどうして出てくるのだろうか

それを愛ゆえにと思っているのなら大間違いだ

負けたチームを擁護したいわけではない
ただ当事者たちだけにしか分からない気持ちがある事を
悲しい言葉を投げる人達が少しでも考えてくれたらいいな、と
毎年天皇杯でジャイキリが起こる度に思ってしまう

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