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切り絵の作品を見て来ました

いとこが近くのギャラリーで作品展をすると言うので、出かけて来ました。

彼女は何年か前に作家デビューしたのです。それまで、サークル活動をしていて多くの作品を作って来ました。作れば作るほど、課題が見えて来ると言っていました。

今回はサークルの展示会ではなく、切り絵の作家としての展覧会です。大きな白黒の作品には、圧倒的な存在感が有ります。

景色や建物を題材にする事が多い切り絵ですが、彼女の作品には人物が描かれていて、物語が感じられます。美しい自然や由緒の有る建物だけでなく、そこに息づく人々の人生も切り取られています。私が特に好きなのは、木陰のベンチで語り合う老夫婦の居る作品です。人生の酸いも甘いも分かち合った、二人はまるで叔父叔母の語らいのようです。それを切り取った彼女の優しい心根も感じられるからです。

いとこながら、大したものだなと嬉しく鑑賞した昼下がりの一時でした。

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