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SAKISIRUウェビナー#21(藤田文武さん)9/21木の事前まとめ

ネットメディアSAKISIRUのウェビナーの9月後半のゲストは藤田文武さん(維新幹事長)です。今回は無料で会員以外も参加できるので多くの方に見てみて欲しいです。

いつもウェビナーでゲストに聞きたいことをnoteで書いて自分自身の勉強にもなる点が多いです。しかしゲストに聞くからには自分でも勉強しておかないと失礼なので(それなりに)事前に情報も見ます。今回の藤田文武さんについては名前ぐらいしか知らなかった(これホント)ので、いろいろ見てみました。

見て行くうちにURLまとめだけでも参考にもなるし盛り上がるかなと言う点や、印象に残った点も付記しておくのも藤田さんや維新スタッフさんで何か考える契機になればと思って質問を書く前にまとめを作りました(質問はこれから書きます)。

なお、私は維新の関係者でも何でもないし、支持者でもないです。安全保障や外交で自民党支持ですが、規制緩和など改革進めてないイライラと増税の不満あります。


9月25日に著書が発売されます

メディアによるインタビュー記事

著書発売前のウェビナーなので、先行のインタビューをまとめてみました。

ゼロから会社を立ち上げ、資金繰りに苦労したり、倒産の危機に直面して立ち直らせたり。そんな経営実務を経験すると、合理的な判断や効率的な戦略を考えるようになる。それを〝政党経営〟に活かそう

有権者の皆さんの投票行動、1票を投じることも投資です。維新のやってきたことへの評価、訴えていることへの共感が1票を生むわけですが、それこそが自分たちの未来に対する投資なわけです。政党への可能性を通して日本の政治を変えていく、まさに〝投票は未来への投資〟なのです

週刊エコノミスト

他の政党にも経営者を経て議員になった人がいますが、その党の意思決定の遅さや「出る杭は打たれる」といった環境に苦しんでいると聞いています。維新はその正反対で、民間での経験こそ自分の強みになると感じました

選挙ドットコム2022年12月インタビュー

維新のチャンネルで幹事長記者会見もいくつか見ましたが、政治部記者の質問は全く面白くありません。愚問や偉そうな演説にキレずに対応するアンガーマネジメントには敬服しました(藤田さんだけでないにしても)。私は政治部の記者こそが国民を政治から遠ざけている元凶だと常々感じています。

日経XTRENDのインタビューは面白いです。

ただ、この目標にはデータやアクションに裏打ちされた実行計画があった。

データ分析の目的は「意思決定」です。

データの裏付けがあったから勝負ができた。

データや理論に加えて情熱や気持ちを掛け合わせることで、ようやく人の心が動いて物が売れる。

ただ、若年層へのアプローチに関しては課題のひとつですね。インフルエンサーの方とのコラボ動画など、等身大の我々を知ってもらう企画もやりましたが、トライアンドエラーでSNS政策を進化させていきたいと考えています。

ラグビーのインタビューがいちばん面白い

これらに比べ、ラグビージャーナリストの村上晃一さんのインタビューは段違いに面白いです。藤田さんの人となりが非常によくわかりました。

ラグビーと言えばワールドカップ2023フランス大会が開幕しました。

馬場代表もラガーマンとのことで、ラグビーとW杯について熱く語る企画を維新のチャンネルでやってほしいです。勝手な要望と陳情。

永田町は意外とラグビー率高いです。体力と頭使う球技だし、チームの協調性大事だからかな。

そういえばラグビー盛り上げには「これ」が欠かせません。今ではやばくて放送できませんが。

維新チャンネルでは暴露系

維新のチャンネルでのインタビューは「オウンメディア」なのでヨイショばかりかと思いきや。高校教師時代のスキャンダルに注目(10:00ごろ~)。

ノロケ話でなくロケ話。私は四条畷神社で鳥居の前で一礼し、お参りする所作が自然で好印象を持ちました。なぜかというと泉ケンタ氏の初詣にケチが付いた事件があって、立憲民主党に対して言いようのない不快感がありました。これとは非常に対称的です。

私の「リスト」には入れませんでしたが、四条畷神社もその由緒から「彼ら」は排撃してくると考えても不思議ではありません

経営されている会社(株)KTAJ

社名のKTAJは藤田さんのお父様が西郷さんが好きで「敬天愛人」の書を飾っていたそうで、そのアルファベット頭文字によるとのこと。(雑誌FACTAインタビュー参照)

筑波大学で大学発ベンチャー称号も授与されています。

経営としては(株)フォーバルの大久保秀夫社長の経営論に触発されたとのこと(雑誌『中央公論』2023年8月号インタビュー)。そういえば私も以前に取引でフォーバルさんの営業と話したことありますが、大久保社長の話を振ったらえらく驚かれて、こちらが驚いたことあります。

各党トップとNo2の「政治家以前」経営の経験

ちなみに各党トップとNo2の議員になる前を比較してみると、経営者は藤田さん以外はいません。並べてみると維新が突出してユニークで魅力と思います。

各党のトップとNo2の議員になる「前」

また自民党の総理や幹事長で経営経験者を見てみると数人いますが、家業継承でなくゼロからの出発だと角さんぐらいじゃないでしょうか。

田中角栄:田中土建・越後交通
金丸信:酒造業
綿貫民輔:トナミ運輸
梶山静六:石材業
麻生太郎:麻生セメント

現在の政治家でも地方の家業継承とサラリーマン経営経験者は意外にいてもゼロからのベンチャーいないです。弁護士ドットコムの元栄太一郎氏や、タリーズコーヒーの松田公太氏が思い浮かびます。辞められたのが残念です。

維新の中期経営計画

政党の「中期経営計画」を策定した、と言う経営感覚が「目玉」です。維新は政党助成金だけで33億円の規模ですが、考えてみれば30億円の売上規模で経営計画ない会社の方が少ないと思います。

2022年2月の中期経営計画

中期経営計画の発表時のプレゼン2022年2月

中期経営計画の経過報告2023年2月

「中期経営計画」についての一般的な理解

私も中小企業で仕事で「中期経営計画」をナンチャッテで作ってましたので、共感する部分もあります。同時にここから疑問も出てきましたが、既存のメディアのインタビューで主に経営計画の数字(議席数)について質問はあっても、それ以外の経営計画の内容そのものへのツッコミがほとんど無いのが不思議に思いました。この中期計画から質問を書きたいと思います。

中期経営計画は手放し礼賛でいいとも思わない

中期経営計画に対する見方は肯定的なものばかりでもありません。中期経営計画自体が無いのも問題ですが、それに振り回され自縄自縛になったり、使いこなせないのも良くないというところでしょう。なお、前出のフォーバルさんも中期経営計画はあっても社内資料で公表はやめられています。

野村総研の小池貴之「中期経営計画に潜む落とし穴と処方箋」で指摘されている中計策定の「落とし穴」が非常に面白く、仕事にも役立ちました。

野村総研小池貴之「中期経営計画に潜む落とし穴と処方箋」2015年9月

1 自己満足型中計
①トップの想いや成功体験が優先され、具体性や裏付けに欠ける中計
②部門間のすり合わせ工程が抜けおち、実行性の乏しい中計
2 ストレッチレス中計
本社・事業部門、事業部・子会社間で適切な牽制機能が働かず、
既存の延長線上から脱せない中計
3 後は任せた中計
①実務担当者に理解されない中計
②進捗管理不能で、期中に適切な方向修正ができない中計

野村総研小池貴之「中期経営計画に潜む落とし穴と処方箋」2015年9月抜粋

これまで維新の議員さんゲストで質問しました

さて、ゲストで来られた維新の先生方(当然ですが自民党の先生方も)に前から聞きたいこと質問したら、丁寧に回答もいただきました。SAKISIRUのウェビナーは基本クローズなので議員の先生でもドキッとするネタは多いです。腰抜かすようなネタもありました。(今回はオープンなのでドッキリ系はないと思いますが。)

時間の都合で割愛された質問もありましたが、後でニュースや維新のサイトなど見ると、自分の質問が反映されたかなと思うのもありました。

なお、音喜多駿さんは多忙で参加できなかったのと、記念すべき?初回で何聞いていいのかわからなかったのはありますが。

猪瀬直樹先生のときは、畏れ多くて聞きにくかったというのはありました。猪瀬節で怒られそうですがw石原慎太郎の評伝本を読んで強烈なエネルギーを浴びています。

というわけで、質問編につづきます。


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