読書レビュー:黄金の羽の拾い方

こんにちは。読書レビューってものをやってみようかと思います。

サラリーマンと税金、奪えるところから奪う国の制度。頭のいい人が得をして、気がつかない人々は奪われる。だからこそ、うまいことやりましょう。そんな本。

・税金、現実、財布の中身はどこへ消えた?

税金──まあ大まかには所得税ですよ。つまり。

おかしな話ですよね。例えば月給20万だっつったら「手取り」が17とか16とか。変な話ですよね。なんで月給と手取りという言葉があるのか? なんでその二つは違うのか? 

Q:なんでその二つを一緒にしてしまわないのか?

A:所得税と社会保険料があるからです……多分。正直そこまできちんと理解してるわけではありません。間違ってたらごめんね。

サラリーマン独特の表現ですよね、手取りって。自営業にそんな言葉はありませんから。きちんとした給与体系がある証で、社会からの一定の信頼があるということの裏返しでもあるでしょう。安定した給料を支払えているということ。

「黄金の羽の拾い方」のメイントピックは、日本の税制度の歪みを利用して節税しましょうって感じのことです。私の見てるユーチューバーが推薦してたので読んでみました。

・日本の財政は破綻している、もしくはこれから破綻することが確定している

言われるまでもないことです。散々言われてきたことです。これから増え続ける高齢者の年金を支える若者たちは、強い苦難を強いられるであろうと。若者一人で高齢者二人分の年金を支える……でしたっけね。

ではここで一つの疑問が生まれます。

若者が高齢者の年金を支払うと言っても、具体的には誰がその年金を負担するのか?

答えはシンプル。

会社員──サラリーマンが支払います。自営業者は支払いません。

ここに、一つのカラクリ……この本のタイトルにもある、"黄金の羽"と呼ばれる奪われ続ける人々が気づかない利益の守り方がある訳です。

税金って、素晴らしく重たいです。サラリーマンの一生で、どれほどの税金を支払うことになるのか分かりますか?  まあ詳しいことは実際に本を読んでもらうとして……一つの例をこの本から引用することにしましょうか。

年収600万のサラリーマンを例にとります。ここから所得税、社会保険料などを諸々合算して計算すると、115万円を支払うことになります。

社会保険料は事故への備えだから税金ではない──私もそう思っていました。ですが……。

まあ興味があれば読んでみてください。リンクを貼ってみます。キンドルはマジおすすめ。


この終わりゆく日本の中で、いかにして自分の収入を守るのか。そんな感じの本ですね。節税してうまいことやろうって感じの。

・惜しみなく奪われる人々

これはこの本の中でたびたび登場するフレーズです。国家に惜しみなく奪われる人々……。サラリーマンの暗喩ですね。

私は何も、サラリーマンの批判がしたいわけではありません。決してそんなことはない。ただ──そういう制度があることは確かでしょう。なかなか衝撃的な本であったと思います。

結論ですが、おすすめです。一度読んでみて損はしないはず。無機質で人間的な税に対して、どのように戦うか。どのように戦わないか。

今回はそんな感じです。ここまで読んでいただいたあなたに感謝を。

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