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プロット、起承転結、推敲なんて全部クソ

小説……是非とも初めてみてください。小説を書いてみませんか? 今回はそういうお話。

・きちんとした「小説」

日本人の感覚では、小説ってちゃんと書くもの、みたいな意識があると思うんですよね。ちゃんとした設定を練って、構成して、書き始める……みたいな、そういうそうしなければならないみたいな意識。

これは誤りです。

この記事のテーマは、小説の敷居を下げることです。小説ってもっと簡単で、気軽に初めてみていいんだよっていう話です。

何も考えず、ふわっとしたままの「書きたいこと」を思うがままに書いてみる。そういう書き方もあります。

ちょっと私の話をします。私は元底辺なろう作家で、現在二次創作をしています。ハーメルンというサイトで書いているのですが、お気に入りが600件近くついています。詳しくは私のマイページのリンクからどうぞ。

で、私はずっと勘違いしました。ちゃんとプロット練って、面白い構成にしないと面白くならないと。

そんなことはありません。

・行き当たりばったり、書くだけ書いて投稿の日々

初めて二次創作を始めてみようと思った私は、とても気軽に始めました。二次創作なんだしテキトーでいいや、みたいな。完全に舐めています。なろうで作品が受けなかったのもあって、ちょっと意気消沈していたのもあります。

三十分くらいで適当にストーリーの枠を組み立てて、すぐに書き出しました。二次創作は根本の設定などが決まっているからとても書きやすいんですよね。

大体3万文字くらいでキリをつけて、投稿しました。

驚いたのは、これがハーメルンで受けたこと。ランキング載りました。信じられませんでしたが──。

読み返してみると、なんというか──自分が気にしていたはずの細かい人物の描写とか、行動の理由づけや矛盾などがそれなりにあったにもかかわらず、別に気になりませんでした。というより、気がつかないというか。

読者って、結構適当です。特にこれはネット小説に限った話ではありますが、別に読者はそこまで細かい設定などを気にしているわけではないのだ、と気がつきました。それを気にしているのは作者である私だけだと。

つまりまあ、細かいことはどうでもいいから面白けりゃいい。

・無責任な作者と読者、なんでもいいから続きを書こう──

面白ければいい、なんて──結構無責任ですが、心配することはありません。

ちゃんと考えなければ面白くならない。そんなことはないんですよ。

案外──これは感覚なんですが、ちゃんとストーリーを動かせば面白くなるものです。もちろんグダグダとして全く話が進まないのは面白くはないでしょうが……。いえ、それでも面白い作品というのがあるので小説というのは度し難い……。

思いつくままキャラを動かして、自分でもどこへ向かうのか分からないようなストーリーを書きましょう。なんでもいいからたくさん書きましょう。

私の結論は、質より量です。特にネット小説のような世界で人気を取るには、クオリティじゃなくて更新頻度がものを言います。身も蓋もありませんけどね……。

あ、でも文学賞に出すようなものはそれなりにちゃんとした方がいいとは思いますが……人にはその人にあった書き方がありますから。

きっと何も考えずに書いた方が面白くなる。そんな人もいると思います。

お試しあれ。今回はそんなお話。ここまで読んでくださったあなたに感謝を。


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