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C-C-B書籍「NAK-IDS(ネイキッズ)」

昨日記事をアップしたのですが、
読み返してみてあまりにもまとまりがなかったので、
下書きに戻しました。(スミマセン・・)

さて、私が過去に所有していたC-C-B関連の本は、
「コミック ザ カメラボーイ」「あんちょこBOOK」
「Yes 100 熱」「NAK-IDS(ネイキッズ)」と、
関口さんの「ホテル」の五冊。

「あんちょこBOOK」と「ホテル」は実家で発掘されましたが、
残りの三冊が見つからない・・。
処分してしまったのか、どこかにあるのか・・。

何だか腑に落ちない気持ちのままそれらを取り戻すべく、
暇さえあればメルカリをチェックしている今日この頃です。(苦笑)

メルカリではすでに「Touch and Go」のツアーパンフと「NAK-IDS」、
「Yes 100 熱」を買ってしまいました。
(パンフも中身眺めていたら過去に持っていたような気が・・)

あとはとりあえず「コミック ザ カメラボーイ」と、
「寝たふり」(←これは当時も持っていなかった)が
入手できればひとまず気が済むかな。

C-C-B本は日に日に高騰していてすごい事になってます・・。
しかもあっと言う間に「Sold」になっちゃって、
世の関心度が高まっているのがわかりますね。

さて今日はその中の「NAK-IDS」について。

このタイトルは「Naked(裸の)」と「Kids(子どもたち)」の
二つの言葉を掛け合わせた造語です。
昔、渡辺さんがラジオでその説明をしていて、
「Naked」という単語を覚えたな。

”素顔のボクラ”を打ち出した内容なので、
この様なタイトルになった様です。
中の笠くんの写真はメガネなしだったりするしね〜。
あ、服はみんな着てますよ。w

私は「コミック ザ カメラボーイ」、「あんちょこBOOK」、
「Yes 100 熱」は内容はうろ覚え程度には覚えていたのだけど、
「NAK-IDS」はどんな本だったのか全く覚えていませんでした。

買ってすらいなかったんじゃないかとも思ったけど、
日記に買った記録があったので買ったのだろう。

その日の日記です。↓

1987.1.26 月曜日

あーっ ユーウツな月曜日がおわりました。
今日は買いましたよ。 ネイキッズ。
なかなか良かったけどちょっちむずかしくて
意味がワカンないところがありました。
でも写真とかもいいのあったりしてぜんぶ読んでしまいました。
今、みんなが考えてるコトもわかってきたような気がする。


この日記を読んで、
「何が難しくてわからなかったんだ?」と疑問でしたが、
「NAK-IDS」を読んでみてなるほどと思いました。

「コミック ザ カメラボーイ」や「あんちょこBOOK」は
アイドルっぽさ全開で中高生向けの内容であったと思います。

でも「NAK-IDS」は等身大の20代半ば前後の彼らが
クローズアップされているせいか、
前の二冊に比べると中身が大人っぽくなってるんですよね。

仕事・バンドへの向き合い方などについて語られていて、
大人になった今読めば当時のメンバーの心情が
よくわかる本なのですが、
高校生だった当時は仕事もした事ないし、
10歳近くも年上の男性が語る内容は、
理解が難しかったのかもしれません。

内容が頭に入らなかったから
記憶にも残らなかったのかもね。

各メンバーのインタビューがあったので、
印象に残った部分をピックアップしてみました。

関口さん

オレは仕事をするために生きていると思うんだ。
それはお金をかせぐためじゃなくて、生きてゆくため……。
<中略>
それで、今のオレにとって働くっていうのは、
創造することだったり、声を出すことなわけ。

「NAK-IDS」より


笠くん

「ロマンティック…….」がダメだったら解散しようって話が出てたのね。
だけどボクはね、ここまで来ちゃったから、
もし他の人がC-C-Bをやめたとしても、やっていきたい…….。
絶対にこのバンドをやめよう、なんていうことは考えてなかったんだよね。
<中略>
バンドとしての音とか、ものすごく好きだったのね、ボク。

「NAK-IDS」より


米川くん

最初はモロ、仕事という感じでやってた、C-C-Bを…….。
<中略>
それに正確に音を弾きこなせればイイと思ってた。
だけど、バンドっていうのは、そうじゃなくてノリとか表情…….。
耳に入ってくる音と音の間…….。
譜面で言えば休符みたいな世界が、すごく大切。
そういうことがわかってきた。

「NAK-IDS」より


田口さん

本当に音楽を、C-C-Bをやめたい、というか、
オレって芸能人に合わないんだなって思って、
もう、なんか頭が狂いそうになったときもあった。
それが解消できるのかって個人的に考えてね。
やっぱりオレは、週に2回の休みが欲しいな(笑)って…….。

「NAK-IDS」より


渡辺さん

ビートルズって、オレにとってすげーアイドルなんだよね。
メチャクチャ、本当に…….。
今、こうやってC-C-Bをやってるのも
ビートルズがあったおかげだと思うしさ…….。
やっぱり、グループっていうのが好きなんだよね。

「NAK-IDS」より


C-C-Bメンバーが見つめるC-C-Bは、
本当にバラバラで。(苦笑)

関口さんのインタビューには、
C-C-Bという単語が出て来ないんだよね。

もう脱退が決まってた頃だから、
ソロとしての活動しか頭になかったのかな?
この頃はちょっとワーカーホリックぎみに見受けられましたね。

あと、田口さんがそこまでやめたいと
思っていた時があったのが驚きでした。
(その後3週間休みをもらって壁を振っ切ったようですが)

機嫌が悪くてもそれを人に見せるのが嫌で、
わざとバカな事言ったりしちゃうともありましたね。
やっぱり優しいのかな。


インタビューの他には、
メンバー同士の座談会もありましたね。

笠くんの発言がないなと思っていたら、
途中で遅れて来た様子が描写されていて
(遅刻をしたことに対しての反省と、遅れて参加した雑談に、
話の流れがよくつかめず、終始ニコニコ。
キョロキョロした例の表情でメンバーの顔を
かわるがわるながめていたそうな・・)、
でもその後も結局発言しないまま終わっていました。(^ ^;)

最後の方に「CANDY」を作曲した
萩原健太さんの手記も載っていました。
ココナッツボーイズ結成当時からネイキッズ出版までのC-C-Bが
第三者目線で綴られていて面白かったです。

全体的にモノクロ写真や顔がよく見えないくらいの
暗めの逆光写真が多く、
アイドルからバンドマンへの転換を感じさせる書籍です。



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