dear16歳の自分

東京に憧れて止まない私。

つまんない現実に辟易してる私。

自分の可能性を信じながらも、どこかで絶望している私。

そんな私に26歳の私からメッセージを送ります。

26歳の私は、16歳の時と変わらず相変わらず自分に自信がないよ。

だけど、想像以上に精一杯頑張ってて、「大人」として生きている。

東京やファッションに憧れを抱きつつも所詮「別世界の話」で私はここで生きるしかないんだと嘆いていると思うけどね、別世界の話は日常になったの。

ファッションは諦めても「東京」は諦められなかった私はね、社会人になって自分の力だけで「東京」で生きていたんだよ。

仕事は大変だったし、そんなにお金もないけど、でも私は自分の力で福岡から出てきて仕事を頑張り、精一杯お洒落して色んな人とデートして、お部屋も自分の理想通りのインテリアにして高校生の時に行きたくて仕方なかった「渋谷も表参道も家から15分」なんて所に住んでたんだよ。

働いていた場所は丸の内らへん。

よく遊ぶ街は恵比寿に中目黒に吉祥寺、二子玉川。

仕事が早く終われば同期とお洒落なお店で女子会して、六本木を歩けばお金持ちの男の人からナンパの嵐。ホテルのラウンジでシャンパンも飲んじゃったりして。

週末にはちょっと遠出して横浜に行って。

彼氏が出来た時は箱根にも、那須にも行った。

仕事はねー想像を絶するほどの大変さよ。

アフター5なんて存在しないけど、でもその代わり信じられないくらい大きな会社と取引したりなんてしてるのよ。

それにね、まだ理想とは程遠いけど、結構いいスタイルしてるからお洒落な服も似合うんだよ?

男の人と外食する時は、基本的に全部奢りだしみんなとっても美味しい所に連れて行ってくれるからお金なんて要らないの。下手したら、何もしてないのにお金くれる人だっているわ。

大丈夫!安心して。変な事は何1つとしてしてないから。

それからね、東京出身のテレビ関係の人と初めての恋に落ちるの。

信じられる?

きっと信じられないよね。だって、16歳の私は福岡の片田舎で厳しい両親と暮らし、厳しい学校に通うなんていう恋もお金もお洒落も美貌も何もないような、本当に刑務所みたいな生活送ってるもんね。

その恋の結果は、残念ながらなんとも言えないけど、でも凄く素敵な時間を過ごした。

16歳のあなたは、はっきり言って周りと比べても沢山のハンデを背負っているわ。

自分がやりたい事なんて1つも出来なくって何で生きているのか、自分の人生に希望も持てないよね。

だけど、25歳の私は16歳の時に憧れたドラマのような生活が、

それが日常だったの。

26歳になった私はちょっと違う状況にいるんだけど。

信じられないって?でも本当だよ。16の時に思い描いていたものは、全て経験したの。

「別世界の誰かの憧れの生活」じゃなくって。

紛れもなく「25歳のキラキラした私の生活」だったんだよ。

そこに行くまでは正直に言って楽じゃなかったわ。やっぱり、何の後ろ盾もない私が東京でいっちょ前にキラキラして過ごそうとするとかなりの努力は必要よ。

だけど、辛いこともその分「負けるもんか」ってエネルギーに変えてきた。

びっくりしたでしょ?

まさか、自分に夢を叶える能力があるなんて思わないって?

でも、あなたにはそれだけの努力出来る根性が備わっているし、それらを掴んだ。

それは紛れもない事実よ。

だから、どれだけ辛い状況でいても「希望」や「夢」「願望」は忘れないで。自分を信じてあげて。

この世は、何があっても自分を信じることが出来る人が勝者なの。

そりゃ、26歳は16歳と比べると肌のハリも衰えちゃうし、体力もない。

だけど、確実に16歳の自分よりも私は自信を持っているし、素敵な人になっているわ。

だからお願い。自暴自棄になって自分を傷つけるようなコトはしないで。

自分の価値はね、自分で決めるの。

自暴自棄になって自分を大切に出来なければ、それがあなたの価値になる。

辛くても自分を大切にして目標に向かって努力すれば、どれだけ恵まれない環境であってもあなたの価値は落ちないわ。

今の私は、そんなキラキラした日々を通り過ぎて26歳になって、色々あって休憩中。

また福岡に戻ってきてるの。

だけどね、現状は辛くても「私は努力で改善できる」「自分が欲しいものは手に入れることが出来る」って経験上知ってるから絶望はしてない。

これからも私は自分を幸せにするためにイチから仕切り直して努力していくつもりよ。

だから、16の私、負けないで。絶望しないで。

自分の事を信じて努力して。

「夢」は絶対に叶うし、あなたはめちゃくちゃ強い。

あなたは、スターなんだから。

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