見出し画像

人と違う体:手術できるかどうか・・・

血液検査で思った以上に悪い・・・そういう結果が出た・・・ほんまに泣きそうになった。とりあえず、5/1から入院して、もう一度検査をすることになった。これで手術が不可能になったら、死が近づくわけである・・・


5/1:検査内容

  • CT

  • 血液検査

  • 胸の部分のレントゲン

5/2:検査内容

  • 心臓のエコー

  • 血管造影
    ※この血管造影という検査がかなりきつい。麻酔をかけず、意識がある状態でやるので、なおさらだ。全身麻酔をかけずに局所麻酔で足の付け根と首から太いカテーテルを刺して、造影剤を注入して画像撮影する。「息を吸って、吐いて」の号令でやらなければいけないので、全身麻酔は不可能である。それを約2時間やるわけだ。地獄である(手術後はさらに地獄が待っている・・・)。終われば、終わりかというとそうではなくて、カテーテルを動脈に指しているので、検査終了後6時間ベッドの上で安静状態である。どこにもいけない状態である。オシッコは、全身麻酔の手術時の尿道カテーテルではなくて、コンビーンというコンドームを改良したものチンコに装着する。うんこの場合は、したくならなかったのでわからないが、差し込み便器というものでベッドの上でするようだ。この血管造影という検査はそれかなりきつい検査であった。絶対、もう2度としたくないと思った。


血管造影という検査の必要性

思ったより悪いということは、人と違うというところで、どういうことかというと、肝臓へ送られる血液が門脈に行かずに、直接、心臓に流れているということである。
本来なら、あり得ないが、私の体はそういう構造になっていて、それでいて生存していて異常がないということらしい。この人と違うという部分が、手術の時、何か、トラブルを起こさないかどうかを調べるため、緊急入院で血管造影というものを行った。
後から聞いた話であるが、先生は15年、肝臓の医者をやっていて、いろんな症例を見ている。ですが、まれに、私と同じような症例を見るらしい。私を執刀してくれた先生が、医者の人生で3件目らしい。それくらい、珍しい症例だそうです。

手術をすることを決定する!

その検査が終わり、かなりの情報がわかったと言ってくれた。検査というのは、手術を安全に成功させる要因を探すものである。だからこそ、私の場合、本来、必要のないこの検査が必要になり、かなり詳しい情報がわかったとおっしゃってくれた。
医学でも同じで、情報というものはとても大切なものだということを、職業柄、再認識することが出来た。

これで、手術をやるということを、検査のその場で決定して私に教えてくれた。
厳しい先生であったが、とても優しい先生で、私のことを想っていてくれているんだなと思った。

この時、ようやく、私の中では手術頑張ろうと腹を括ることが出来たのかもしれないと、今となっては思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?