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オニダルマオコゼを喰らふ

鹿児島は枕崎から魚を仕入れた際、一緒に入荷しました。いつも珍しいお魚があれば送って頂いてます。感謝!


背鰭には強力な毒針があります。ぶよぶよの肉に埋もれていますが、背鰭を立てると出てきます。
毎年、磯遊びやダイビングの方が刺されて病院に搬送されています。死亡例もあるようです。

まずは業務用の特別な手袋をしてから、背鰭をハサミで切り落とします。これで一安心。
ものすごい苔(藻?)に覆われていますのでしっかり水洗いします。

頭を切り落とします。
どこまでが頭か迷います。半分以上なくなりました(笑)
次に背鰭の両脇に包丁をいれ、内部の骨ごと背鰭を取り去ります。これで一安心です。

皮は手で剥けるという情報を目にしましたので、手で引っ張って剥きました。
コツを掴めていないせいか、手こずりました。
包丁で皮をひいても良かったかな…


鍋にしました。
身はグロテスクな外見からは想像もつかないほど上品で淡白な味わい。フグほど食感は強くなく、ホロホロと口の中でほどける身は、タラかアンコウのような雰囲気です。

ヒレの部分は皮付きで鍋に入れました。
熱湯で湯引きしてキレイにぬめりを落としてあったのですが、少し臭みがあります。
しかし、ぷるぷるの食感は何とも魅力的でした。
皮付のヒレは唐揚げにしたほうが良かったです。

証拠写真…という訳ではないですが(笑)、
写真のほうも載せておきます