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ICUC#014(篭って週間#008)2020.5.17【自由のための夜間飛行】

角田陽一郎さん主催【知的好奇心向上委員会 ICUC】
私の復習用参加メモ。

今日の推薦図書
『夜間飛行』サン=テグジュペリ
二木麻里[訳](光文社古典新訳文庫)

動画 (ICUC内で一定基準をクリアすると一般公開されます)
ICUC#08「自由のための夜間飛行」
「自由というのは、いったい何なのか?」今のコロナの時代に改めて考えてみました。
ぜひご覧ください!

知的好奇心向上委員会 ICUC
[CAMPFIRE]
ICUC note

角田さんからの紹介
サン=テグジュペリというと星の王子さまが有名だけど、飛行士だった。
当時の飛行士はほんとに孤独。人生って夜間飛行なんだと感じる。
雨や雲で山が見えずにぶつかるんじゃないかと思いながら郵便を届ける。
現在のコロナの状況と重ねて、コクピットの中でどう自由を獲得するか。
ときどき読み返す僕のバイブル。

動画の内容
・忘れる能力とエラー
・ルールと自由
・自由と言う名の自由の放棄
・革新的展開と知的好奇心
私のメモという名の感想
・オマケの天気

忘れる能力とエラー

待ちゆく人の顔もそろそろ緊急事態宣言が終わるぞという雰囲気を肌で感じる。でも何事も無かったようにはならない。ライブハウス、映画館、芝居、居酒屋、僕の仕事でいうとトークイベント…変わっていくように建付けを変えていくしかない。根拠なく、今週は自由について。
定期手に飲む薬があって、朝飲まなきゃと思うことと、朝飲んだっけな?という記憶は似てませんか?
 飲もうと思って飲んだんだっけ?
 飲もうと思って飲んだよね?
 飲もうと思って飲んでないんだっけ?
飲んだかどうかアプリに記録付けるとして、スマホが手元になかった場合に…
 記録しようとしたんだっけ?
 記録し忘れたんだっけ?
 記録するということは覚えてるけど、さて記録はしたのか?
過去形と未来形。飲んでたならいいけど、記憶の混濁による二倍飲む危険性と飲み忘れ。三倍飲むことはないと思うけど…
日常の行動ってこういうことの積み重ね。

人の集団、社会で「問題があったんだけど、解決したのか?まだだったのか?」人間なんだからししょうがないっちゃ、しょうがない。人間の忘れるという能力は必要だけど、忘れちゃダメだと言い続けると、そのうち普通の話になって忘れてしまう。
コロナの緊急事態宣言だって同じ。発症数は減ってきてるけど、根本的な解決にはなってないから、1か月前も1か月後も、同じ気持ちでないといけない。ここで冒頭の肌で感じる緊急事態宣言が終わるぞという雰囲気に戻り、ちょっと大丈夫かな?と思うことがある。ドアノブとか触るのが怖いと思ったはずなのに、ここ数日は触っても後で手を洗えばいいかという程度に。
恐怖が薄らいでる。
それって恐怖だったっけ?恐怖なんかあったけ?

生物が生きていく上でエラーは前提としてある。エラー込みで生きていく。
あらゆる組織でエラーを前提としないルール。そのルールに対応させられる方はもっといい加減で、ちゃんとしようという前提があればいいんだけど
無意識にルールに沿えなかった場合は?

ルールと自由

去年よく見かけた芸能人の脱税。ご本人曰く「知らなかった」は本当に知らなかったと思うけど、有名人であるからには必要最低限知っておかねばならないことがあると思う。
そのことを知っていて責任を果たすから有名人であり自由である。
それなくして有名になった場合は?後で知らなかった済ませると、あらゆる(有名でない)人が「知らなかった」で済ませられることにならないか?
だから僕は有名にはなりたくないと思う。レスポンシビリティを負いたくないから。責任を持たずにインフルエンサーになると悪い方向へ行くように思う。

自由と言う名の自由の放棄

「この組織(集まり・社会)は自由だから」というその構成員たちや上層部の雰囲気で、実は自由じゃない組織(集まり・社会)ってとても窮屈。それ元々からいる人たちには自由なんだけど、外から(遅れて)やってきた人には、勝手がわからずルールも見えにくく、ものすごく不自由を強いるものだから。
https://note.com/kakuichi/n/nd2638b825137

自由と言う集団の自由は明文化されてないから分からない。先に集団にいた人たちは、集団が出来てここまで来る中で、集団の空気感として集団が動くロジックを獲得してるけど、後から来た人にはどういうロジックで動いているかなんて分からない。自分で探れと言われても、難しい。
それってすごく、不自由。
自由じゃないと言ってる集団ならともかく、自由を装ってる。

経験したのは大学。1割ほどそんな感じの演習がある。
学問は自由だと言いつつも、新しく参加した者には何をするかもわからず、
誰からも説明がない。それは自由と言う名の自由の放棄。自由というのは何もないということではなく、自由を守る、自由を形成するという姿勢を他人にも持ってて良いよと、組織が担保してあげる必要がある。
その自由はFREEなのかLIBERTYなのか。僕が言っているのは自由は獲得するものという気概、LIBERTY。僕は自由でいたい。

革命的展開と知的好奇心

可視化されない、雰囲気NG(※)が一番解消されない。
新参者が放つ自由は獲得するものという気概で、古参者が不自由になっていくことがある。両者が心地よく居られる適度な自由を敷くためには、”この集団は自由です”ではなく(明文化ほどではなくても)ルールを伝える必要はある。
語弊があるけど、社会は若い人(新参者)に任せた方がいい。古参者は老害ということではなく、新参者が入ってきても生きやすくなるように、明文化してあげることに徹した方が、新参古参の良いとこ取りができると思う。
革命的なことって30代までのものだと思う。40年くらい生きてると古参になってしまうから。新参者に耐えさせるか、反動という革命を起こさせるの二択では不幸だ。暴力的な革命ではなく、古参は社会を新しく構成する革命的展開の助太刀ができたらいいと思う。結果的にトータル的自由を獲得できたら。
※雰囲気NG:明確な理由なくNGを出されること。やってもいいけど、やるって言ったのはあなただからね?という雑い責任を負わされがち。

それでも生きるって
知的好奇心しかないと思う。

私のメモ書き

角田さんの投稿を見ていると、漠然とした不安を吐露したと感じるものが全体の3割?もう少し多いかも知れない。この不安も大事な知的好奇心の出発点なんだろうなと思う。人生のハンドリング上手。アクセルワークとブレーキングのバランスだけでも真似したい。

明文化されない自由をどう伝えるかと考えたけど、双方相手に先入観は持たないと意識して相手を知るってことしかない思ったけど、それは最後の「それでも生きるって知的好奇心」って部分に入ってるんだと今さら分かった。
I see,…………からの、遅めの You see.

日本は型の文化。茶道とか。嫌いだったけど、最近は型の理由を聞いても理解できないのは想像力の無さ、回答できないのは私の知識不足による質問力の無さ、全体的に先入観による知的好奇心不足だと反省。
型はとにかく型として覚えると、どこかで型が道具に変わる。型という不自由の中にこそ自由が生まれる。

オマケの天気

角田さんは雨男。雨のICUC。
せっかくだから天気もメモ☀️☁️☂️❄️
今までの開催日の天気のまとめ。
2019/9/29 曇☁️
2019/10/22 雨☂️
2019/11/23 雨☂️
2019/12/28 晴☀️
2020/1/26 雨☂️
2020/2/16 雨☂️
2020/3/29 雪❄️
2020/4/5晴☀️
2020/4/11晴☀
2020/4/19晴☂️☀️
2020/4/26晴☀️
2020/5/3晴☀️
2020/5/10☀️
2020/5/17☀️

ICUCは一人一人の知的好奇心がくすぐられるようなさまざまな「ヒト・モノ・コト」を、皆で持ち寄って話して聞いて調べて楽しんで、自分の知的好奇心をアップデートしちゃおうって集まりです。
(by 角田さん)

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