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【老後が心配…。資産形成に不動産投資が有効な理由】vol.3 私に合う資産形成って何?

2022年1月よりYouTubeにて配信が予定されている、不動産投資を軸に、人生や将来と向き合う大切さをテーマとしたドラマ『人生投資案内人 林田唯』。「人生」をより豊かにしたいと願う人々と「不動産投資」という手段で「人生の新たな一歩」に携わる営業マンとの関わりを描く全5話のヒューマンドラマです。
第3話では、稼ぎも貯金もあるが、体力の低下や老後の生活など今後の暮らしに不安がある総合病院看護師の相良香織(36歳)が登場。稼ぎが減っても生活のレベルは下げたくない、投資やローンへの抵抗感もある独身女性への林田 唯のアドバイスとは…?

終身雇用制度や退職金制度の崩壊や、年金支給額の減少や支給年齢の引き上げ、2019年に金融庁の試算で話題になった「老後2000万円問題」など、将来への不安は年々増しているようにも感じます。
特に既婚者に比べ独身者であると、年金も一人分しかもらえない上支出もそれなりにかかってくるため、老後の備えも多く必要であると言われています。

第3話の相良香織のような老後年金だけの生活に不安がある方にもおすすめしたい資産形成が、不動産投資。この連載では不動産投資がなぜ資産形成としておすすめであるのか、不動産投資をするためのコツなどを5回にわたって解説。
Vol.3では、どんな資産形成をどのような割合ですべきか、いわゆる資産形成のポートフォリオについてご紹介していきます。

連載の各テーマ
Vol.1:そもそも資産形成とは?
Vol.2:子育て世代こそ注目すべき”不労所得”の道
Vol.3:私に合う資産形成って何?
Vol.4:レバレッジの効いた不動産投資の始め方
Vol.5:不動産投資のコツと注意点


そもそもポートフォリオとは?


そもそもポートフォリオとは、分散投資という意味。どんなものに、どの程度の割合で投資するのかを指します。
投資先を分散することは、リスク回避の意味もあります。例えば株ばかりに投資していた時に、株価が暴落してしまえば資産が大きく減ってしまう危険性があるからです。

そんなポートフォリオですが、証券会社、保険会社、銀行ではそれぞれ提案してくるポートフォリオの内容も割合も異なります。例えば証券会社で提案されるポートフォリオは株の割合が高いなどの特徴があるのです。
また、投資の分散の仕方も、資産形成する人の目的や資産状況によっても異なるので、ある意味正解といったポートフォリオはありません。

例えば既にある程度の資産を持つ人であれば、今ある資産を守るようなポートフォリオがいいでしょう。
一方、現役世代で働き盛りの人たちであれば、老後までまだ時間がありますし、その時間を使って資産を守るよりも増やすポートフォリオを組むことがおすすめと言えます。
次の章では具体的に、資産を増やす資産形成のポートフォリオについてご紹介していきます。


おすすめの資産形成のポートフォリオ

資産形成のポートフォリオは、老後までまだ時間がある若いうちから始めることで、その効果を発揮します。
おすすめのポートフォリオは以下の4つ。①〜③はインフレ(インフレーションの略。物価上昇)やデノミ(デノミネーションの略。ハイパーインフレーションが起こった際に通貨単位を切り下げる事象を指す)対策という意味合いが強いですが、④はそれにプラスしてローリスクでお金を増やしていく資産形成になります。

①保険(積立型変額保険)
まずおすすめなのは一定期間、毎月一定額を積み立てていく積立型変額保険。変額保険とは、将来受け取る金額が保険会社の運用実績によって変動する保険のことです。
一見、元本割れするリスクがありそうにも思えますよね。しかし、変額保険は金利やインフレの変化に対応しているという特徴があります。超低金利の現代において、低金利のまま定額で固定されてしまう定額保険よりも変動保険の方がうまみがあるとも言えます。
また、日本政府は2%のインフレ目標を掲げていることもあるため、インフレに対応していない定額保険よりも変額保険の方がおすすめというわけです。

②外貨積立
外国の通貨を毎月一定額積み立てる、外貨積み立てもおすすめ。それは低金利の日本の銀行にお金を預けておくよりも、金利の高い海外の銀行にお金を預けておく方が将来性があるからです。

この場合もリスク分散する意味で、何ヵ国かに預金を分けて預ける方がいいでしょう。

③純金積立
日本円よりも価値の変動がないものといえば、純金でしょう。純金は埋蔵量が決まっている一方、年々需要も高まっているため、価値の上昇が見込まれるからです。
毎月一定額を積み立てることで、少しずつ金を購入する純金積立であれば、無理なく始められます。

④レバレッジ貯金
日本語で「てこの作用」を意味する「レバレッジ」。経済活動においては「他人の資本を使うことで自己資本に対する利益率を高めること。または、その高まる倍率」という意味で使用されています。
そんな「他人が自分のために、長期間にわたって継続的にお金を入れてくれる貯金箱を持つことによって、資産形成をすること」を本記事では「レバレッジ貯金」と定義します。

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レバレッジのわかりやすい例に、株の信用取引があります。例えば現物取引で100万円分の株を購入する場合、現金100万円が必要になりますが、信用取引の場合は30万円の保証金(この金額はケースによって変動)を入れるだけで100万円分の株を取引することができます。
もし100万円分の株の価値が110万円になって売却すると、前者の場合は100万円を使って10万円の利益になりますが、後者の場合は30万円を使っただけで10万円の利益を得られたということになります。
つまり、信用取引の方が、少ない資金で大きなリターンを得られるというわけです。ここで担保となっているのが、現金ではなく「信用」だからです。

この「信用」というのは、銀行員目線で判断されます。そしてこの信用力が高い職業には、公務員やサラリーマン、医師や医療関係者などがあります。これらの人々は毎月決まった額の収入が安定的に入り、一方的に解雇されるリスクも低く、定年まで安定して収入を得続けることができるため、信用力が高いと判断されるのです。
一方経営者や個人事業主などは、どんなに稼いでいても来月の稼ぎがどうなるかはわかりません。つまり年収3000万円の経営者よりも、年収500万円の公務員の方が信用力が高いというわけです。
この信用力を担保にしているのが、住宅ローンや投資用の不動産ローンです。つまりもしこれらの仕事に従事しているのであれば、この信用力は大きな特権。この信用力を使って財産に変えない手はないでしょう。

ちなみに銀行が貸してくれる金額の目安は、年収の10倍程度。年収400万円の人であれば、4000万円程度をローンとして借りることができると言われています。


レバレッジの効いた資産形成の中で不動産投資が有効な理由

「他人が自分のために、お金を入れてくれる貯金箱」には、前の記事でも紹介したコインロッカーやコインランドリーなどがあります。しかし、単なる貯金箱ではなく「レバレッジ貯金」となると不動産しかありません。
例えばコインロッカーはすでにビジネスとして飽和状態ですし、コインランドリーは将来的になくなる、もしくは減少するリスクもあるため、「長期間にわたって継続的にお金を入れてくれる貯金箱」というレバレッジ貯金の定義に当てはまりません。
一方、土地や建物を持っていれば、それを誰かに貸すことで地代や家賃を得ることができる不動産(借家)というのは、昔から続いてきたビジネスですし、今後も借家のニーズがなくなることはないでしょう。

次回の記事では、月額1万円の負担でスタートできる不動産投資の始め方や不動産投資会社の選び方などをご説明していきます。

<参考文献>
渡邉一樹/加藤皓太著, 「レバレッジ貯金」のススメ, ぱる出版, 2019年2月6日

イラスト: 新里 碧
テキスト: 中森りほ
編集: 國方麻紀

■インフォメーション
WEBドラマ「人生投資案内人 林田唯」
お客様に最適な物件をお勧めし、人生をサポートする営業ウーマン・林田唯。単なる営業ではない、ライフパートナーとしての彼女の姿に社員もお客様も心を突き動かされていく…。
投資をきっかけに新たな一歩を進みだすそれぞれのストーリーを描く、ノンフィクションヒューマンドラマ。

配信日:2022年1月よりYouTubeにて全話無料配信
WEBドラマ「人生投資案内人 林田唯」オフィシャルサイト
https://www.nworks.co.jp/jinseitoushi-annai/

<キャスト>
中越典子
曽田陵介 ぽぽちゃん 鈴木志遠 矢崎広
吹越ともみ しゅはまはるみ 森岡豊 浦彩恵子
眞嶋秀斗 越村公一
多岐川裕美

<スタッフ>
監督:大谷健太郎
脚本:横田理恵 プロデューサー:高石明彦
主題歌:絢香「希望のゆらぎ」(A stAtion)
撮影:佐藤康祐 照明:菰田大輔 録音:榎田大道
美術:小林大輔 衣裳:北谷奈々 ヘアメイク:箙あおい
編集:伊豆 光沙 選曲:泉清二 助監督:酒見顕守 制作担当:土田守洋
製作:The icon/エイベックス・エンタテインメント
製作著作:日本ワークス

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