オリジナル小説同人誌はどこで一番動くのか
オリジナル小説で同人誌を出して一年ほど経ちました。イベントにもいくつか出ていましたので、イベントごとに出た本の冊数とその内訳についてまとめてみました(なお本人はどのイベントでも一冊も出ないかもしれないけどそれはそれでいいか、くらいの気持ちで参加をしています。志とハードルは低めにしておくのがコツです)。
冊数については具体的に記していませんし、あくまで”私の”話ですので、傾向としてのお話にしたいと思います。
まずは各イベントでの冊数について
なお売上金額は、本の単価が異なるため比較はしません。2023年5月COMITIA144も福岡とは動員人数が異なるため一旦比較対象外として記述します。
グラフからわかること
文学フリマも九州コミティアもほぼ同様の売上冊数になっています。理由としては
①どちらも新刊を出していたから。
②九州コミティアではリピーターの方がついてくれたから
というところでしょうか。実際、九州コミティアではシリーズもののスピンオフを出したのですが、これを手に取ってくださる方が多かったです。
コミックシティにおいては元々が二次創作関係のイベントであるため、冊数が出ることは期待していませんでした。が、文学フリマには行けなかったor九州コミティアには行けないので、買いに来ましたという方がいらしたので販売チャンスとして近い日程で参加したことは悪い決断ではなかったという結果です。
余談ですが、文学フリマとコミックシティは福岡市内で開催されていて、九州コミティアは北九州市(小倉)で開催されていますので微妙にアクセスしやすさが人によって異なります。私は当時北九州の対岸である山口県下関市に住んでいましたので、九州コミティアの方がアクセスはよかったですね。とはいえ、博多⇔小倉間は新幹線で15分なので他県・他地方からいらっしゃる方への影響が大きいかというとどうだろう…???
本当にコミティアで小説は出ないのか
そもそもオリジナルの小説を手に取るハードルというのは非常に高いですので、一冊も出ていないイベントがない時点で小説が出ないイベントはないと言えるのかもしれません。そして、私の場合ですが、同じ地方の文学フリマとコミティアにおいてほぼ遜色ない冊数が動いています。ここから言えることとしては
でしょうか。正直そんなことある??感が強い結論で自分でも笑ってます。
あとはかなり主観的な感想ですが、単純に『文学』を愛する人と自作の相性が悪い説もあるかなと。これは自作を卑下しているのではなく(当然ですが自作品は可愛いですし、自信をもって皆様にお見せしているものです)、どこを強みとするかという話です。自作は『エンタメであり、文芸である』とは思っていますが、『文学』にカテゴライズされるか?と問われると自信がなくなります。
なお以前受けた湊きよひろ先生の創作占いでは下記のようなお言葉を頂戴しています(笑)
小説書いてるのにコミティアが一番合っていそうと言われる人間っているんですか? います!
じゃあ結局どのイベントに参加をすればいいのよ!
冊数を動かしたいのであれば、最初に中規模程度のイベント(個人的には500~800spくらいの募集があるイベント)がいいのではないかと思います。
理由①:募集spが少ないと一般参加する人も少ないため
理由②:募集spが多すぎると会場が広くなり、お目当てのサークルさんのみを回る方が多くなるため。
これを満たすイベントとしては関西圏のコミティアおよび文学フリマが近いのではないかと思います。もし、参加できる環境であればぜひ。どちらのイベントが自分に向いているのか、はたまたオンラインイベントの方が向いているのか。参加回数を重ねるとわかることもたくさんあると思いますので、どうぞたくさんトライしてもらえるといいなと思います。
追記(2023/10/8)
♡とTwitter(X)でのRTも増えたのでちょっと追記です。小説だから文フリで売れなきゃいけないこともなくて、場所を変えればいいことも多いのでそんなに落ち込まないでね、自分の活躍できるフィールドはありますから、という意味も込めてこのnoteを書いてます。皆様のこれからの創作活動が潤いますように✨
有言実行:関西コミティア68に出ます
10/22(日)関西コミティア68に出ます。関西のオリジナルイベントに出るのは初めてなのでドキドキですが、どうぞよろしくお願いいたします。
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